人と会社・企業

あなたが市長だとしたら(イメージのみで判断する怖さについて)

市長になったあなたは市民のために何をしますか

みなさん、おはようございます。

あっという間に1月が終わりましたね。

このブログを読んでいただいているみなさんも本当に忙しい日々を送られているかと存じます。

目の前のことのみに流されず、イメージだけで判断せず、目的を見失わずに2017年を乗り越えていきましょう。

さて、今回は少し面白いことをみなさんに考えてもらおうと思います。

あなたは、あなたの住む街の市長だとします。

市民のために、市民の利益(お金だけの利益ではなく総合的な幸せ)のために日頃から粉骨砕身されている素晴らしい市長です。

そこでもし、あなたの市に立地している大きな会社が他の地域へ出て行ってしまう計画を聞いたら、あなたは市長としてどのような対策を取りますか?

失われる税収と流出する人をどうするか

それにより懸念されることは何でしょうか。

まず、何と言っても雇用が失われます。数千~数万人という人が職を失ってしまうとしたら、市長のあなたはどうしますか?

そして、大きな税収が減ります。企業が払うべき税金(法人税、消費税、社会保険等)はもちろん、雇用されていた数千人が本来払うべき税金(消費税、社会保険、所得税、市民税等)も失われます。

経済損失も計り知れません。その企業と働く人たちと取引をしている地元の企業も多いでしょうから、地域の産業の発展にマイナスの影響があることでしょう。

飲食店やタクシー会社、美容院、クリーニング店等々、影響を受ける個店も計り知れません。

もしかするとその企業を追いかけて移転をしてしまう企業もあるかもしれません。そうなればさらに影響は大きくなるでしょう。

市長のあなたはそうならないようにあらゆる手を尽くすことでしょう。

手をこまねいてみていることだけはしないはずです。

実際に我が国では行政が企業誘致を積極的におこなっています。

大勢の雇用が見込め、税収の増加や地域にいい経済効果をもたらすいい企業にはぜひとも我が町にきて欲しいし、いて欲しいのです。

近頃、アメリカ合衆国で同じようなことが起きて話題となっています。

トヨタは北米にある工場をメキシコに移転するという計画があります。

アメリカやカナダにとって失われる雇用、税収、経済損失は計り知れません。

トランプ次期大統領は、自分の国を守るために、自国民の利益を守るために、自国民の雇用を守るために、自国民の税収を守るために、あらゆる手段を使って「交渉」しようとしているのです。

ツイッターは交渉の手段のひとつです。

トランプ大統領はさすがにビジネスの成功者だと思います。

対するトヨタはアメリカに1兆数千億円の投資をすると発表しました。

「損して得取れ」という社風がトヨタにはありますが、トヨタにとってこれは十分に想定内のことでしょう。

トヨタもやはりさすがです。

もちろん、トヨタはこれまで北米で稼がせてもらっていますし、多くの税収をもたらしてきました。

そのトヨタが次のステップに移行する計画に対してトランプ大統領は「交渉」をしているのです。

今後も両者は物事の本質を見つめ直し、お互いに最適な着地点を模索しながらきっと到達することでしょう。

そして、これぞビジネスの本質です。

ビジネスは質の高い双方向のやりとりこそがお互いに有益な関係をもたらします。

そのためにはイメージだけで判断せず、本質を見失わないようにすることが大切です。

そもそも、交渉・コミュニケーションの本質は双方の関係づくりであり、お互い有益な関係をもたらすために行われるはずです。

トランプ大統領はそれを愚直に実行しているように見えます。

メディアからの情報では一様に「トランプ大統領はけしからん」というような風潮ですね。

そのため、トランプ大統領は自分の感情をまくしたてているように見えてしまう人がほとんどだと思いますが、それこそがイメージなのです。

そのイメージにとらわれてしまうことこそが大変危険だと思います。

大切なのは「トランプ大統領はけしからん」というイメージにとらわれることよりも、その先にある本質を考えることです。

トランプ大統領の発言を「なぜ、なぜ、なぜ」と考えると、自国の利益(お金だけの利益ではなく総合的な幸せ)を守るために極めて当然のことを言っていることに気付かされます。

もちろん過激に見える手法です。

しかし、見方を変えれば、曖昧にしてはいけないことに対して「見て見ぬふり」をしないことは歓迎すべきではないでしょうか(何が起きているかツイッターにより誰でもわかる訳ですから)。

そうしたリーダーが今こそ求められていると思います。

我が国にはトランプ大統領としっかり交渉できる人、物事の本質をしっかりと見極めることができる交渉人が必要だと思いますが、それができればお互い有益な関係がつくられることでしょう。

私たちはついイメージで人や物事を判断してしまいますが、イメージに支配されてしまうといつまでたっても事態は良くならない(カイゼンには至らない)のです。

これは、企業とお客さま、企業と社員さん、人と人との関係も全く同じではないでしょうか。

イメージに流されず、無意識のうちに沸き上がる自分の感情のみで判断することがないようにするべきです(色眼鏡を取ることが大切です。)。

そのためにも常に目的を明確にして「なぜ、なぜ、なぜ」と本質に迫っていきましょう。

大丈夫でいきましょう!

ルビンの壺

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