当事者意識、気付きの力、危機感が極めて強い『人財』の育成を

人と会社・企業

当事者意識、気付きの力、危機感のレベルが極めて高い『人財』

「当事者意識」「気付きの力」「危機感」のレベルが極めて高い『人財』がいい会社をつくっていく

今日は人を大切にするいい会社をつくるために不可欠な『人財』についてお話ししたいと思います。

そもそも会社は、かけがえのない『人財』を育成し、大切にするべきです。

いわゆる経営資源は、人、モノ、金、情報と言われておりますが、「人」は何物にも代えられない会社の宝物なのです。

「人材」ではありません。人は材料ではなく財産なのです。

そして、働く全ての人は『人財』として会社で活躍するべきです。

人から褒められ、必要とされ、役に立ち、そして愛されることを通じて幸せを感じるべきなのです。

人を大切にするいい会社では、社員さんを『人財』にするための経営努力を積み重ねています。

『人財』をより具体的に言うならば、人生と仕事を前向きに捉え、「人に褒められ、人に必要とされ、人の役に立つ」仕事をするために常に自分の能力・魅力をより良く発揮しようと努力する人のことです。

難しく感じられるかもしれませんが、そもそもそうした能力はどんな人にも備わっていると断言します。

違いは、その能力・魅力の発揮の仕方です。

仕事において力を発揮するためには、個々の仕事のそもそもの目的を明確にすることがとても大切なのです。

そして、これまでの思考の癖・習慣や常識と思っていること(先入観)を一度捨て去ることも求められます

前向きな思考がないと多くの人が新しい取り組みを「できない」と勝手に判断してしまうからです。

さらに、人から言われる前に自主的に問題点に気付きカイゼンを進めること(PDCAサイクルを回すこと)が求められるのです。

これがとても高度なのですが、『人財』は「当事者意識」「気付きの力」「危機感」のレベルが極めて高いため、そのようなことができるようになります。

日々前向きな意識を持ち、絶え間なく努力している社員さんは、会社からもお客さまからも正しく評価されると共にやりがいを感じ、給料もお休みもより高いレベルにあるべきなのです。

真の当事者意識とは

当事者意識の反対にある言葉は、「やらされ感」「人ごと感」「指示待ち人間」等です。

実際の企業支援の現場において、そのような状況で働いている社員さんを見かけるケースが多いですが、とてももったいないことだと思います。

それではいつまで経ってもいい会社は実現できません。

ぜひとも働き方を見直し、「当事者意識」「気付きの力」「危機感」のレベルが極めて高い『人財』となる努力をしていきましょう。

会社は『人財』の育成を進めていきましょう。

当事者意識を持った社員さんの働きは、普通の人の3倍の生産性があります。

これは人を大切にするいい会社の経営者に共通しているキーワードです。

そして当事者意識とは「人ごと」にせず「我が事」として考えることです。

仕事において我が事として考えるということは、「仕事(商品・サービス)を提供する相手(社内・社外)の立場になって喜ばれることを考える」ということです。

これがとても大切なことなのです。

そもそも仕事は社内、社外を問わず必ず「誰か」の役に立っています。

その誰かの立場を自分事として考えることが仕事を人ごとにしない秘訣です。

ところが、どうしても人は仕事(商品・サービス)を提供する側の自分を中心に考えてしまいます。

それゆえ、お客様が求めるものよりも自分の感情を優先してしまうことも多く、結局いい商品・サービスが提供できなくなってしまうのです。

相手の立場になって考え、喜ばれる(褒められ、必要とされ、役立つ)仕事を提供しましょう。

それができるからこそ、相手からもらう「ありがとう」という言葉もより一層心に響いてくるのです。

当事者意識が強くなると人のせいにしなくなる

また、当事者意識が強くなってくると、人のせい(他責)にしたり、言い訳をしたりすることがなくなってきます。

人のせいにしたり言い訳をしたりするそもそもの原因は何でしょうか。

それは、独りよがりな考えを持って仕事をしたり、中途半端な気持ちで仕事をしてしまうことで出てくるものなのです。

言うまでもなく、人や物事に無関心な状態では当事者意識は芽生えません。

仕事を提供する相手に関心を持ち、その人の役に立つような仕事をいかにするか考える事で、当事者意識は強くなっていきます。

すなわち、そもそも何のためにその仕事をするのか目的を明確にすることは極めて大切なのです。

それは自分の利益のみを追求するのではありません。

当事者意識が強くなっていくとやがて「利他」になっていきます。

仕事の喜びとは、相手に喜ばれる「他己満足」から得られる自分自身の喜びの積み重ねなのです。

気付きとは

「気付き」はいい仕事をする上でも、いい会社を実現する上でも不可欠です。

「気付き」はそれまで見落としていたことや見つけられなかったことに気がつくことであり、「人(社内の仲間、社外のお客さま)に褒められ、必要とされ、役に立つ」仕事をするための源となるものです。

反対に「気付かない」社員さんが多い会社が高い付加価値生産性を発揮することは極めて困難です。

それだけ「気付き」は大切なのです。

気付くためには、その仕事のそもそもの目的とそれを実現するための目標(数値目標)を明確にし、意識することも重要です。

「気付き」はいい点と問題点(悪かった点)のふたつに分けられます。

仕事の目的とそれを実現するための目標を明確にしたら、実行します。

実行したら、常にチェックすることが重要です。

チェックの際には、いい点と問題点のふたつについて意識すると、気付きが出てきます。

特に問題点は「より良く(カイゼン)」なるための源となるため、とても重要です。

問題点をカイゼンした瞬間、その人ならびに会社は確実により良くなっているからです。

なお、トヨタでは問題点を素早く見つける「BAD NEWS FIRST!」が推奨されています。

未来工業さんでは、問題点をみつけて「より良く」するための提案制度が機能しています。

どちらも問題点に焦点をあてています。

誰もが「見て見ぬふり」をしたくなる問題点だからこそ、真剣に向き合いカイゼンを繰り返すことで差別化が実現されるのです。

もちろん、良い点に気付くことも大切です。

特に、社員さんに対して気付いた「良い点」は、その社員さんにとって「あるべき姿」の重要なひとつの指標となります。

また、その人への評価を公正・公平に行うために不可欠な「先入観や色眼鏡を取る源」となります。

そもそも、人は誰しも良いところと悪いところが混在します。

それを前提としないと公正・公平な評価ができなくなります。

なぜなら、多くの会社で、評価する側が社員さんの悪いところのみでイメージ・先入観が形作られ、公正な評価ができなくなっている状態となっているからです。

そうした先入観を取るために「良い点」の気付きはとても有効です。

気付きも自分中心で仕事をしていると思わず見過ごしてしまうケースがあるので注意するべきです。

常に一歩踏み込んで考えることが重要です。

仕事を提供する「誰か」の役に立っているかどうか振り返り、「もっとこうするべきだった」という気付きを大切にしましょう。

そして、自分の仕事が誰かの役に立てるよう「より良くする」姿勢を大切にしましょう。

より褒められ、必要とされ、役に立つ仕事をするためには、「人から言われる前に気がつくこと」がとても大切なポイントとなってきます。

また「気付き」は感性です。

気付きは感性であるため、日々訓練していないと衰えていきます。

これも人を大切にするいい会社の経営者に共通する言葉です。

例えば接客業の場合、気がつかない人や気がつけない人がいいサービスを提供できるとは思わないでしょう。

素早い気付きができる状態にしておかないと、お客様を満足させることはできないのです。

いざという時でさえ行動に繋がらないことも少なくないのです。

お客さまが喜ぶ仕事は、常に気づける人財によって提供されているのです。

危機感とは

危機感とは「このままではいけない」「やらなければならない」と強く意識することでそれまでの行動を「より良く変える」源となるものです。

より良く変わろうとしても大抵の場合すぐに元に戻ってしまいます。

これを形骸化といいます。

それを防ぐためには、「このままではいけない」「より良く変わらなければならない」という危機感を自分自身で強く持つことが大切です。

会社の成長とは、社員さんが具体的により良く変わった行動の総和です。

人は、「現状維持」、「人並みでいい」、「そこそこでいい」という言葉を使いたがります。

しかし、それでは1年後はおろか、いつまで経っても会社は良くなっていかないのです。

本人の働き方も良くなりません。

そうした言葉を使いたがる社員さんが多い会社では、いい会社を実現することは困難です。

人を大切にするいい会社では、それこそがより良く変わることを妨げる要因であると認識し、社員さんが常に危機感を持っています。

そうした社員さんの成長の総和が会社の成長なのです。

そもそも私たちの働ける時間に限りがある

なお、危機感を持つために大切なのは、「そもそも私たちの働ける時間に限りがある」ということを意識することです。

これは誰もがわかっていることなのですが、案外意識されている方は少ないのです。

ほとんどの方が「時間は無限にある」と思わせるような働き方をしてしまうのです。

だから、メリハリがなく、朝もだらだら、夕方もだらだらして仕事をしているのです。

それでは時間がいくらあっても足りないのです。

明るい将来を邪魔するものは、それまでの思考の癖・習慣・常識と思っていたこと

危機感は「このままではいけない」という強い意思であり、自主的に計画、実行、チェック、カイゼンのサイクル(PDCAサイクル)を回す動機付けになります。

働く人は恵まれた環境の中で仕事をすることがとても大切ですが、それが当たり前になってしまうと組織は機能しなくなり生産性は下がっていきます。

そして、より良く変わろうとする際の障壁となるのは、それまでの思考の癖・習慣・先入観です。

人は無意識のうちにそれらに支配され、より良く変わることができなくなってきます。

つい「現状維持」「人並み、平凡でいい」「そこそこ感」「まあいいや」といった無意識に沸き上がる思考の癖・習慣に支配されてしまうのです。

そうなると、「より良く変わる」ことができなくなります。

明るい将来を実現するためには、現状維持の考え方が邪魔をしていることを認識し、それらを1度取り除く習慣を身につけることが求められます。

そして、「これでいいや」という考えをした瞬間、PDCAサイクルは回らなくなります。

より良くしようとする強い意識がなければカイゼンができないのです。

危機感が弱いと、つい自分本位の考えで仕事をしてしまうようになり、仕事を提供する相手のことが考えられなくなってしまうのです。

価格競争から脱するためにも

人を大切にするいい会社の社員さんはいい状態であっても「いつかこの体勢が崩れてしまうと困る」「自分たちのイズムを下に伝えていかなければいけない」といった危機感を常に持っています。

そして「行動が変わる」ということは、計画、実行、チェック、カイゼンのPDCAサイクルが常に回すことなのです。

人から言われてではなく自主的にPDCAサイクルを回すことができる「人財」により、1人あたりの生産性と組織の付加価値生産性が高まり、企業全体の業績の向上を実現することが可能となります。

こうした人財を育成することが企業が価格競争から脱することに繋がるのです。

ぜひ素晴らしい人財の育成に挑戦していきましょう。

働く人は、人財となるよう前向きに仕事をしましょう。

人も、会社も、より良く変われます。

大丈夫でいきましょう!

人財を育成しましょう

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