人と会社・企業

いい会社にしていくために・・・『人を大切に~』が第2位にランクイン

『静岡発 人を大切にするいい会社見つけました』が11月最終週の集計(今週のベストセラー)で第2位に

『静岡発 人を大切にするいい会社見つけました』(静岡新聞社)が江崎書店さんのランキングで第2位にランクインしておりました(2017年11月26日~12月2日の江崎書店店売部調べ)。

改めまして、みなさまには心よりお礼申し上げます。

本書は、坂本光司法政大学大学院教授に監修を受け、私が代表取締役を務める株式会社リッチフィールド・ビジネスソリューションが企画・編集したものであり、2017年8月10日(一般書店では8月11日)に発売されました。

世に出てから間もなく4ヶ月を迎えますが、未だ多くの方に手にとっていただいていることに大変感動しております。

本当にありがとうございます。

本書には「人を大切にする経営」を実践している静岡県内の5社のエピソードが掲載されています。

出版にあたり、本書をご覧になった石坂芳男トヨタ自動車顧問から、感想と推薦の言葉をいただくことができました。

以下、ご紹介いたします。

石坂芳男トヨタ自動車顧問(元トヨタ自動車副社長、元米国トヨタ社長)の推薦文
本書は5つの会社が日々問題点と向き合い、時には危機的状況に陥りながらも自らをより良く変えてきた経営者と社員の物語です。
会社が社員を大切にし、かけがえのない存在に育成するからこそ社員は真のやりがいを感じ自己の能力・魅力を最大限に発揮しようとしてくれます。
すべては人であり、会社が良くなっていくことに企業規模も業種も関係ないことを改めて痛感させる良書です。
会社をより良くしたいと考えている経営者、働くことに悩んでいる人、学生、行政機関で働く人、すべての人に自信を持っておすすめします。

掲載した5社の企業は、石坂顧問の言葉にとても喜び、励まされました。

石坂顧問、誠にありがとうございました。

本書の重要なポイントは、サブタイトルの『人も、会社も、より良く変われる』です。

これまでの企業支援の経験の中で、「人は変わらない」と思い込んでいるリーダーや社員さん達にも多く接してきましたが、それではいつまで経ってもいい会社は実現できませんし、自分も周りの人たちも幸せになれません。

いい人生をおくるためには、働いている時間を充実させようと、自分自身が変わろうとすることが大切なのです。

どんな物事に対しても明確な目的を持つことを徹底し、それまでの思考の癖・先入観を一度排除して、より良く変わろうとする行動を積み重ねれば、必ず変わっていきます。

本書は、誰でもより良く変わることができ、どんな状態の会社であってもいい会社に変えていくことができるストーリーが紹介されています。

これまで読まれた方の感想は『有給取得率が100%で増収増益の会社が静岡にある』という記事でご紹介しております。

5社が選定された要因を紹介

本書に紹介された会社には、8つの選定要因があります。

本ブログでも、(1)人を大切にする経営を実践しているとと、(2)スタッフが自ら進んで働く喜びを得ようと努力していることはご紹介いたしました。

本日は(3)~(5)までをご紹介いたします。

(3)業績がいいこと

人を大切にするいい会社を選定する上で、業績がいいことはとても重要な要素です。

今回選定される5社は経常利益率が10%近い企業ばかりで、高収益企業だと言えます。

過去最高益を毎年のように更新している企業もあります。

坂本光司先生の『日本でいちばん大切にしたい会社』で紹介されている未来工業さんや伊那食品工業さんも大変な高収益企業であり、経常利益率が15%前後です。

なお、わが国の企業は、業種ごとに若干の差はありますが、売上高に対する経常利益の割合(経常利益率)がおよそ5%あれば優良企業と言われています。

ご存じない方は驚かれると思います。

単純に、1億円の売上高の会社では、利益が500万円残ればどこに行っても恥ずかしくないほどの優良企業なのです。

「あれ、日本の会社は儲かっていないな」と感じられた方もきっと多いことでしょう。

それは正しい判断です。

我が国の会社は儲かっていないのです。

しかも、約3/4の企業が赤字です。

赤字の会社の社員さんが幸せであるとは言いがたいです。

それゆえ、業績がいいことはとても大切な指標となります。

ただし、業績を高めるために、社員の給料を削ったり、仕入先や販売先等の協力会社の費用を削ったりする会社は本末転倒です。

これらの「人」を大切にするためにも、会社は正しく利益を残すべきなのです。

正しく利益を出して税金を支払うことは、地域の税収を増加させ、地域の発展に貢献することにつながります。

税収を増やすためには、赤字企業を減らし、黒字企業を増やすことがいちばんだと思います。

さらに、人を大切にするいい会社を増やすことができれば、いい世の中になっていくのではないでしょうか。

(4)価格競争をしないこと

我が国は現在も深刻なデフレ経済です。

未だに大手企業を中心とした「いいものを安く」のビジネスモデルが盛んに展開されています。

本書において選定された会社は価格競争をしません。

同業他社よりも商品・サービスの値段が高くても、お客さまの満足度はそれ以上に高い点が特徴です。

無論、その違いを生み出すのは「人財」であり、人を大切にする経営の結晶と言ってもいいでしょう。

社員さんは自分のためというよりも、仕事を提供するお客様が喜ばれることを常に考え、実践しているのです。

なお、価格競争は会社の永続を妨げるだけでなく、その業界自体を縮小させる最たるものです

少し先の視点で見れば、誰のためにもならないことがわかります。

そもそも私たちの働く時間には、誰もが限りがあります。

誰もが覆すことができない原理・原則は、「誰でも働く時間に限りがある」ということです。

「いいものをより安く」を実践している企業が業績を高めるためには、今よりもっと多くの商品をもっと多くのお客様に買ってもらうことが求められます(売上高=客数×客単価ですから、客単価が下がれば客数を増やすしかありません)。

より多くのお客様に買ってもらうためには、商品をより一層たくさん生産しなければなりませんし、生産した商品をよりたくさん売らなければなりません。

しかし、働く時間に限りがある以上、生産する人も時間も、販売する人も時間もいくらあっても足りないのが現状なのです。

無論、「いいものを安く」を実現するために、社員さんの給料を下げてしまったり、非正規社員さんの契約を打ち切ってしまったり、協力会社を巻き込んで外注費を減らしたりすることで実現しているとしたら本末転倒なのです。

誰かの犠牲の上に成り立つ経済・経営は間違っているのです。

いくらたくさん生産したくさん売っても社員さんや関わる人たちの幸せに決してならないという薄利多売の商法に対して、私たちはもういい加減サヨナラを言うべきです。

これは人を大切にする経営とは正反対であり、間違っているのですから。

安さを売りにしている企業は、人を大切にする会社にはなり得ません。

本来、企業はお客様に提供する商品やサービスの質の高さで競い合うべきであり、それを可能とするのが『人財』です。

販売における真の経営努力は、1円でも高く売り、お客さまにはそれ以上の価値を与えることなのです。

価格を安くしなくてもお客様にそれ以上の満足を与えることができれば、商品・サービスはお客様に支持され、売れていくのです。

それゆえ、企業はそれができるかけがえのない『人財』を大切に育成するべきなのです。

価格競争をしないことは、働き方改革を実現する上でも最も大切な要素であると考えます。

(5)ローテクであること

選定された5社はいわゆるローテクの企業です。

ハイテクの会社はありません。

これは『人財』が最大の差別化要因になっているためです。

また、誤解ないよう申し上げておきますが、一概にハイテクが優れていて、ローテクが劣っているという訳ではありません。

ハイテクとは、高度な科学技術で、時代の先端にあって関連分野に影響を及ぼすような技術の総称です。

ローテクとはそれらと比べて地味な印象を持たれる分野の技術体系全般を指しますが、ローテクであっても『人財』が差別化を実現しているという意味では極めて高度だと言えます。

『人財』を育成することはどの会社も大変だからです。

選定された5社の『人財』は、今後どんなにハイテク化が進もうと、AI化が進もうと、影響を受けないでしょう。

むしろ、業界全体のハイテク化が進むことによってますます差別化を実現すると思います。

それだけ「人財」は、会社にとってかけがえのない存在なのです。

あらためて企業が生き残るために重要なのは、「人財」を大切に育成することなのです。

人を大切にするいい会社は今日もより良く変わろうとがんばっている

(3)~(5)の選定要因をご覧になってどのような感想を持たれましたか?

人を大切にする会社の特性について理解が深まったのであるならば幸いに存じます。

そのような会社をつくるのは難しく感じるかもしれませんが、その先入観こそ一度取り除いて欲しいと思います。

そもそも、この世の中に完璧な会社はひとつたりともありません。

また、メンテナンスフリーの会社も、完成している会社もありません。

どの会社も問題点だらけです。

そもそも、人は完璧ではありません。

1日人が一生懸命に仕事をすれば、必ず問題点が出てくるのです(良かった点も出てきます)。

しかも、いい会社ほど日々問題点がたくさん出てきます。

それはなぜでしょうか?

これは本書に掲載された5社に限った話ではなく、人を大切にするいい会社に共通する特徴です。

いい会社ほど問題点が出てくる理由は、問題点に対して見て見ぬふりをしない社員さん達が会社を支えているからです。

問題点を自主的に見つけ、カイゼンしていくからいい会社になっていくのです。

問題点を積極的に見つけることができる『人財』が日々より良く変わっていくからこそ、会社も伸びていくのです。

反対に、問題点を放置したり、見て見ぬふりをしたりする会社は、いつまで経ってもいい会社とはなっていかないのです。

今日も人を大切にするいい会社では、問題点と向き合いながらカイゼンを実施していることでしょう。

人を大切にするいい会社を増やしていきましょう

誰もが幸せになりたいと思っています。

できることならばいい世の中にしたいと思っています。

そして、働くということは誰もが避けることはできません。

ならば、働くということを前向きに捉えるにはどうしたらいいか考えることはとても大切なことだと思うのです。

そもそも、仕事というものは、必ず誰かの役に立っています。

必ず人に喜ばれます。社内の仲間でも社外のお客様でも構いません。

そうした人に褒められ、必要とされ、役に立っていることが仕事を通じて実感できれば、働くことへのイメージも働き方も変わってくるのではないでしょうか。

当事者意識を持った社員さんが増えていくことによって、会社も変わってくるのです。

人を大切にするいい会社が増えれば、いい世の中になっていくはずです。

無理だと感じてしまう理由は、無意識に沸き上がるそれまでの思考の癖・習慣に邪魔されているからです。

一度それらを取り除くことができれば、明るい将来はだれでもどんな会社でも実現できます。

人も、会社も、より良く変われるのです。

ぜひ、人を大切にするいい会社を増やしていきましょう。

『静岡発 人を大切にするいい会社見つけました』にはそうしたエッセンスがたくさん詰まっています。

大丈夫でいきましょう!

『静岡発人を大切にするいい会社見つけました』坂本光司法政大学大学院教授監修、株式会社リッチフィールド・ビジネスソリューション企画・編集が江崎書店さんのランキングで第2位
静岡発 人を大切にするいい会社見つけました

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