スポーツ

強いチームといい会社、弱いチームと悪い会社の共通点

強い会社とは

「人を大切にするいい会社」は、景気の良し悪しを超越している「強いチーム」です。

社員さんの満足度が高く、お客さまから指示され、喜ばれるチームです。

実は、そういった会社をつくることはどんな状態の会社でも可能です。

もちろんそれは簡単なことではありませんし、1日にしてできることではありませんが、できるのです。

今日は、強いチームとそうでないチームの違いを述べたいと思います。

無意識に沸き上がる感情を有意識に変えてコントロールすること

その前に、いい会社づくりの最大の障壁になるものを抑えておきましょう。

それは「ひとり一人に無意識に沸き上がるそれまでの思考の癖・習慣・常識と思っていること」です。

それらが「いい会社をつくろう」「強いチームにしよう」とする共通の目的よりも大きくなってしまうと前に進まなくなります。

個の感情が大きくなると会社で決められたルールは守られず組織が機能しません。

様々な制度も機能しなくなります。

一方で、「人を大切にするいい会社」=「強いチーム」では公式組織成立の3要素である共通目的、貢献意欲、コミュニケーションが極めて高い次元で機能しています。

つまり、いい会社はそれを実現するための共通の目的を持ち、社員同士はもちろん、お客さまにも地域にも貢献したいという意欲にあふれ、双方向の意思の疎通ややりがいが感じられるコミュニケーションを実現しているのです。

強い会社を野球チームであらわすと

このことを野球で説明します。
(野球をあまりご存じない方は申し訳ございません。)

野球もライバルチームに負けないためには、勝つための確率を可能な限り高める作戦を実行することが重要です。

みなさんのチームは勝ち抜き戦でついに決勝戦を迎えました。

あと1試合勝てば優勝です。

試合は1対1の同点で最終回を迎えました。

みなさんのチームは3番バッターからです。

見事にヒットを打ち、出塁しました。

そして、次のバッターは4番バッターです。

さあ、あなたが監督ならばどうしますか?

また、あなたが4番バッターだったら、どうしようとしますか?

チームが勝つためにはこのランナーを次の塁に進めなければなりません。

1塁ランナーが2塁に進めば、ワンヒットで1点が入ります。

そのためには、2塁に進塁させることが重要な作戦となります。

いちばん確率が高くランナーを2塁に進められる作戦は「送りバント」です。

監督からのサインは、なんと「お前に任せる」でした。

さあ、4番バッターのあなたはどうしますか?

4番バッターのあなたは、打率が3割5分という高打率です。

その確率でヒットが打てるかもしれません。

しかし、6割5分の確率でヒットが打てないのです。

もしかするとダブルプレーになってしまうかもしれません。

さあ、どうしますか?

作戦は条件によって変わるが、その都度目的と役割は明確にしている

もちろん、条件によって選択肢は変わることでしょう。

この試合が勝ち抜き戦の決勝戦だからこそ、やるべき事が絞られてくるのです。

これがもしリーグ戦(総当たり戦)の1回戦だったら、作戦は違ってくるかもしれません。

しかしながら、勝ち抜き戦の決勝戦で、「自分は自由に打ちたいから送りバンドなんかしない。」という感情を優先したらどうなるでしょうか。

そういった選手はもちろんいないでしょうし、そうしたチームは決して強くないでしょう。

チームワークもよくないでしょう。

強いチームは、チームが勝つための目的と自分の役割を明確にして、しっかりと果たそうとするのです。

もっと言えば、監督のサインと選手全員の気持ちが一致するのです。

チームを勝たせるために自分の役割を明確にして、当たり前のことを当たり前のように実践しているのです。

だから、強いのです。

きっとファンもたくさんいることでしょう。

自分の感情よりもチームの勝利を優先する

強いチームで揉まれていると、自分のマイナスの感情がわき上がることはなくなってきます。

企業で言えば、その会社の社風に適した人財になっているのです。

そして、失敗に対して言い訳をしません。

その失敗を将来に確実に生かすのです。

強いチームは「送りバント」を成功させた選手に対して拍手やハイタッチで迎えられます。

チームが最高に盛り上がった状態で次のバッターが打席に入るのです。

気持ちよく働けるよう、最高のお膳立てができているのです。

一方、弱いチームでは送りバントを成功させた選手に対して「そんなの当たり前だ」と捉えられ、役に立ったことに対する賞賛のアクションはありません。

次のバッターは「失敗したらどうしよう」とおどおど、びくびくしながら打席に入るのです。

そして、失敗してしまったら、弱いチームはまず監督が選手を厳しく叱責することでしょう。

そして選手の方は、自分の失敗を人のせいにしてしまうのです。

「監督の作戦が悪い」と文句を言うかもしれませんし、バントを失敗したのなら「なぜ自由に打たせてくれないのだ。自由に打つことはバッターの権利だ。」と文句を言っているかもしれません。

さて、選手の能力が最大に発揮できるチームはどちらでしょうか。

考えるまでもないことです。

みなさんの会社を強いチームにしていきましょう

今、みなさんが所属している組織(会社)は強いチームですか、それとも弱いチームですか。

これまでいろいろな会社を訪問し、支援してきましたが、もったいないほど力を発揮できていないチームが本当に多いことに驚きます。

真に強いチームづくり=人を大切にするいい会社をつくることを実践していくために、無意識に沸き上がる感情をコントロールしましょう。

それがコントロールできれば、組織は強くなります。

制度も機能するようになるのです。

組織にとってマイナスの自分の感情は、無意識のうちに出てきてしまうことがポイントなのです。

「自分だけが良ければいい」という感情を持つ人はがいたらチームは勝てないことは誰でも知っていますが、その感情が無意識に出てきてしまうところがポイントなのです。

そのコントロールの源は、共通目的と貢献意欲とコミュニケーションを意識することなのです。

そして、それらが機能しなくなるのは、個人の感情が沸き上がり大きくなってしまった時だと決まっているのです。

個人の感情とは、「自分の都合だけを考えて行動すること」でありますが、それは組織にとって大きなマイナスなのです。

いかに自分の無意識に沸き上がる思考の癖等をコントロールすることができるかがカギなのです。

つい、自分の感情を優先してしまうのが人間でもありますが、それではいい会社はつくれません。

人を大切にするいい会社は例外なくチームワークが抜群にいいです。

そして、ピンチにも非常に強い組織であり、抜群に「強い」チームなのです。

それは自分の感情をコントロールできている『人財』に支えられているからです。

みなさんの会社も可能です。

ぜひ取り組んでみてください。

大丈夫でいきましょう!

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