人と会社・企業

働く前から給料や年間休日にこだわるよりも

自分がその会社でどうなるべきかを考えましょう

今日も就職活動をされる学生のみなさん向けてお話ししたいと思います。

その目的は、ひとりでも多くの方が「人を大切にするいい会社に入社して欲しい」という願いからです。

また、さらにもうひとつ加えたい目的は、「人を大切にするいい会社に入社したら思う存分活躍して欲しい」という願いのためです。

これから会社研究をされるみなさんは、給料や年間休日等の制度を見ると思います。

それらは、会社を比較する上でとても大切な指標です。

しかし、本当にいい会社か判断するためには、それらにあまり振り回されない方が賢明です。

ある程度にとどめておくべきだと思いますし、あまり神経質にならなくていいと思います。

それよりも、自分がこの会社でとうなっていくか、5年後、10年後に自分がこの会社を支えられるかということを考えるべきなのです。

なぜ、そのようなことを言うのかというと、新入社員さんの4割が転職を考える時代になってしまったからです。

自分の希望通りの会社に入社したとしても、4人のうち3人の割合で満足度が減少するという結果になっているのです。

以下をご覧いただければと思います。

その中には、年間休日も給料もトップクラスの会社も含まれているのです。

なお、「とても不満」「やや不満」を合計したトップは、「残業時間」、次に「給与・待遇」となります。

「とても不満」と答えたトップは「有休取得」でした。

もちろん企業側にも努力すべき点はあると思いますが、学生のみなさんにもぜひ理解して欲しい現実があります。

またあわせてこちらもご覧ください。

社員が選ぶ働きがいのある会社ランキングです。

今のみなさんにとって、これらの会社が魅力的に見えるかどうか判断して欲しいと思います。

もし、魅力的に感じられないとしたら、何が原因かを考えてみましょう。

そもそも、まだ何もわからない状態で給料や年間休日にこだわるのは不思議だと思いませんか?

どんな会社でも新入社員さんは、入社後しばらくの期間は右も左もわからない状態です。

そこから一人前の『人財』になるための努力をされます。

しかし、どんなに素晴らしい方でも、一人前になるには時間がかかります。

みなさんは、一人前になるまで何年かかるか想像して欲しいと思います。

「このくらいに一人前になりたい」という目標で結構です。

そして、どうすれば一人前になるかを考えて欲しいと思います。

実は、それは自然になれるものではなく、会社から一方的に与えられるものでもなく、本人の努力が不可欠です。

なお、みなさんが給料や年間休日を行使するのは当然の権利です。

しかし、それは当然の義務を果たした上でのことであることも踏まえて欲しいと思います。

その義務とは、仕事を通じて、褒められ、必要とされ、役に立つことが社内からも社外からも感じられる人財になれるように、自分の能力・魅力を最大限に発揮しようと日々がんばる(PDCAサイクルを回す)ことなのです。

その会社がいい会社ならば、なおさらこのことが求められます。
(しかし、真にいい会社は権利と義務が逆になっている)

例え半人前であったとしても、これらのことを実践できて権利を主張して欲しいのです。

ぜひ、このことを抑えて欲しいと思います。

それゆえ、入社される前に給料や年間休日にこだわりすぎるのも問題なのです。

制度だけで働く人が幸せになることはまずありません。

そのような会社を見たこともありません。

大切なのは、自分がどうなりたいか「あるべき姿」を明確にして、自分の能力・魅力を最大限に発揮しようとがんばったあなたをしっかりと評価してくれる社風の会社を見つけることです。

入社したら、自分がその社風に合う人財にいち早くなろうと努力することが大事なのです。

もちろん制度に恵まれた会社に行くことが理想です

もちろん、制度に恵まれた会社に入社し、制度を活用しながら働くことが理想ですが、多くの会社で制度が機能しない状態になっています。

制度が充実していても、生産性や社員満足度が高くない会社も少なくありません。

それは、制度が機能していない会社です。

制度というのは「当たり前」になればなるほどありがたさが感じられなくなり、当然の権利になってしまいます。

当然の権利になってしまうとどうなるでしょうか?

「ありがたい」という気持ちが薄れるのです。

「ありがたい」という気持ちがないと、人は自分が成長しようとする気持ちが弱くなってしまうものなのです。

自分の能力・魅力を最大限に発揮しようと日々努力するといった積み重ねがあるからこそ、お給料やお休みへのありがたさがわかります。

仲間への感謝の気持ちが芽生えます。

それがいい会社です。

その会社の人財が極めて優秀で差別化が図れ、価格競争から脱しているようならば、なおさらこのことが求められます。

人を大切にしない会社が増える理由

学生のみなさんには、人を大切にするいい会社に入社して欲しいと願っております。

しかし、その数は決して多くないのが実情です。

むしろ、人を大切にしない会社が近年増えてしまったかもしれません。

人を大切にしない会社が増えてしまうのは、「いいものを安く」を求めてしまう私たち消費者にも大きな問題があると思います。

それはなぜか考えてみましょう。

そもそも私たちの働ける時間に限りがあることを忘れてはならない

みなさんがこれから会社訪問をする際、価格競争をしている会社には気をつけて欲しいと思います。

そもそも、私たちの働ける時間には限りがあります。

それゆえ、「いいものを安く」をやってしまうと、労働時間はいくらあっても足りなくなってしまいます。

売上高は、客数×客単価からなります。

客単価が安くなったら、客数を増やさなければなりません。

つまり、たくさんつくって、より多くの人に売らなければならないのです。

そのために、労働時間を延長して残業するケースが発生するのです。

「いいものを安く」売っている企業では、必ずどこかにしわ寄せが出てきています。

さらに安く売ろうと目の前のことだけにとらわれ、給料や協力会社さんの費用を削ろうとしているのならば、それは「間違った経営」なのです。

そのしわ寄せの先が働くスタッフさんの給料であったり、懸命に協力してくれる外注企業さんの費用であったりしたならば、本末転倒です。

それは間違っていることなのです。

中には、安心・安全面を犠牲にしてまで安い原材料を仕入れている企業もありますが、それは問題外です。

私たちは「いいものを安く」の価値観から脱却し、「いいものは高くて当然」という本質に立ち返ることが求められるのです。

なお、人を大切にするいい会社は価格競争をしません。

企業にとってかけがえのない「人財」が付加価値を高めているからです。

しかし、その働き方こそ楽ではありません。

「社畜」と「尽くし尽くされる関係」の違いは

学生のみなさんは「社畜」という言葉をご存じだと思います。

社畜とはデジタル大辞泉によりますと以下のように記されています。

社畜とは
会社の言いなりになって、つらい仕事でも文句も言わず働いている会社員を、皮肉を込めてからう語

つらいとは、「精神的にも肉体的にも、がまんできないくらい苦しい。苦しさで耐えがたい。(大辞林より)」ことです。

人を大切にするいい会社において、そのような働き方をしている方はひとりもおりません。

大変な仕事はあっても、つらい仕事はないからです。

万が一つらい仕事ならば、問題点を明確にしてカイゼンされているからです。

ここで注意すべきは、会社のために尽くして働く社員さんのことを「社畜」と揶揄する方々がいることです。

イメージばかりが先行してみなさんの働く幸せの障壁となってしまっているように感じてなりません。

おそらく、この言葉を好んで使っている方は、ご自身の仕事に対するイメージが負のままだからだと思われます。

仕事を自ら進んで楽しもうとすることにあきらめ感があるかもしれません。

いい会社で働くスタッフさんは、「自ら進んで」仕事に取り組まれています。

一緒に働く仲間のため、お客さまのために自分の能力を最大限に発揮しようと努めています。

それはあたかもお客さまや会社に尽くしているように見えるかもしれません。

「尽くす」という表現に抵抗があるかもしれませんが、人を大切にするいい会社には「尽くし、尽くされる関係づくり」が会社と社員さんの間にあることを明記したいと思います。

それは、質の高いコミュニケーションです。

「尽くし」「尽くされる」関係は、人として正しい本質部分ではないでしょうか。

その源にあるのは、「気付き」です。

仕事を提供する相手に対してどうすれば喜んでくれるか考え、どうすればいいか気付くことです。

ぜひとも一歩進んで仕事の本質部分を見て行きましょう。

仕事と作業は違うことを理解しましょう

これからみなさんが就職して行うことは、仕事ですか?

それとも作業ですか?

そのようにたずねると、100%の方が「仕事」と答えられます。

また「どんな仕事をしたいか」とは考えますが、「どんな作業をしたいか」とは考えないことでしょう。

ところが、企業支援の現場では、何も考えないで手足を動かす「作業」を望んでいる方も実に多いことがわかるのです。

「何も考えないで仕事をしたい」という方も少なくないのです。

目先の楽を求めてしまっているからなのですが、それは「作業」です。

そう言った方は、いい会社で働くことは困難です。

なぜなら、いい会社ではすべてが「仕事」であり「作業」は求められないからです。

仕事のやりがいは、誰かに褒められ、必要とされ、役に立ったことが実感できた時に得られます。

その時、「あなたは仕事をがんばってくれたね」とは言われますが、「あなたは作業をがんばってくれたね」とはならないのです。

仕事とは、必ず提供する相手がいます。

その相手が喜ぶために自ら進んで知恵を出し、動くことが働くこと=仕事なのです。

そのために、本来仕事というものは、自分の能力・魅力を最大限に発揮することなのです。

決して楽ではありませんが、その先にはやりがいという喜びが待っています。

作業には「軽作業」「単純作業」がありますが、仕事には「軽仕事」「単純仕事」はないのです。

みなさんが入社されたら、そうした働き方をある程度した上で、会社の制度について考えてみることが大切だと思います。

また続きについては述べたいと思います。

少しでもみなさんがいい会社から内定がもらえますように。

また、その会社で活躍できることを願っております。

これらを理解されれば、きっと活躍できることでしょう。

大丈夫でいきましょう!

追伸:こちらもぜひ参考にしてください。

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