人と会社・企業

提案制度を機能させるためにリーダーに必要な2つのこと

いい会社を実現する上での注意点・・・いい会社にはいいリーダーが数多く存在します。

いい会社のリーダーは、常に前向きです。

明るい将来を、未来を、しっかり見据えています。

だから、いい会社は世の中に、お客さまに、必要とされ続けるのです。

いいとは言えない会社のリーダーは、その反対の状態です。

つまり、後ろ向きであり、思わず部下の言うことを否定してしまいます。

リーダーが否定してしまうのですから、世の中から必要とされるアイデアが部下から出る訳がないのです。

世の中に必要とされない会社では、リーダーが社員の提案を尊重せず、受け入れようと努力をしません。

無意識のうちに自分の感情を出してしまい、気がつかないうちに部下のモチベーションを下げてしまうリーダーが非常に多いのです。

当然、いい組織風土もつくれないのです。

いいリーダーとは、常にいい評価者であるということです

これまでも繰り返してお話ししてきましたが、いい会社のリーダーは、常にいい評価者でもあります。

その評価とは、部下・後輩の本質的なモチベーションを高めるために行います。

そもそもリーダーは、部下・後輩の本質的なモチベーションを高めることが最も大切な仕事なのです。

間違っても、自分の感情や思い通りに評価することがあってはなりません。

部下・後輩が前向きになってもらうことが評価の目的なのです。

当たり前のことですが、リーダーが否定をせず前向きならば部下も前向きになります。

後ろ向きで否定癖があるリーダーに対して、部下が前向きになることは決してありません。

これは、提案制度にそのまま当てはめることができます。

提案制度が機能するためには質より量を徹底させることです。しかし、質を求めてしまうのがリーダーの無意識の思考の癖でもあります

提案制度は、多くの会社で実施されていると思います。

しかし、ほとんどの会社で形骸化しているのが現実です。

「提案を出してくれ」とリーダーが言っても、「笛吹けど踊らず」の状態になっている会社も多いです。

それは、一体なぜなのでしょうか?

そもそも、提案制度の目的は、「社員さんが自分たちでいい会社を実現していくため」です。

提案を書くためには、まずは日頃の仕事の問題点に自主的に「気付く」ことが求められます。

気付きは感性ですから、常に鍛えていないと衰えてしまいます。

日々の提案制度によって「気付き」は訓練されますし、自分でカイゼン案まで書きますから、仕事に対する責任感も違ってくるのです。

生産性の低い働き方である「人ごと感」「やらされ感」の排除にも繋がります。

いいことずくめの提案制度ですが、機能しない会社も多いのです。

前向きな意見を自由に言える社風がつくられないのはなぜでしょう。

提案制度が機能するためには、前向きな意見を自由に言える社風が不可欠です。

しかし、その反対の社風になってしまうケースが多いです。

つまり、前向きな意見が言えない社風です。

そうした社風をつくり出しているのは、リーダーの無意識の思考の癖です。

つまり、「完璧な状態を要求すること」と「否定が癖になってしまっていること」です。

完璧を求めるリーダーはいつしか部下・後輩に対して「自分の言ったとおりにやればいい」と思ってしまいます。

部下の提案や意見を認めることができず、つい、否定をしてしまいます。

それでは部下・後輩の自主性を育てることはできません。

部下・後輩は、せっかく考えたことに対して怒られたくありませんし、否定されたくもないのです。

もし、リーダーが否定をしてしまったら、部下・後輩は考えることを放棄します。

「どうせ考えても否定されるだけだから」と思ってしまうのです。

しかし、リーダーは「なんで考えないんだ?」と言ってさらに怒ります。

リーダーはこの矛盾に気付くべきなのです。

このような社風では、質の高い仕事ができる訳がないのです。

提案制度を機能させるために重要なのは、リーダーの前向きさであり、完璧を求めず、否定をしないことなのです。

特に、人を否定することは癖になってしまうので、注意してください。

以下も参考としていただければ幸いです。

どんなに些細なことでも会社のために前向きに考えてくれたことは尊いのです。

日本でいちばん社員さんが幸せな会社と言われている未来工業さんでは提案制度が機能しています。

提案制度を書いて提出すると内容が吟味される前に500円がもらえます。

これは、忙しい中時間をやりくりして会社が良くなるための提案を出してくれたことに対して会社が「ありがとう」と褒めているのです。

絶対に否定されることはありません。

批判厳禁が徹底されているのです。

では、次のケースを考えてみてください。

ある社員さんが出社したらお財布を忘れたことに気がつきました。
その人は提案制度を書いて500円をもらいました。
これは正しいことでしょうか、それとも正しくないことでしょうか?

正解は、「正しいこと」です。

悩まれた方は、注意してください。

それこそが無意識に沸き上がる思考の癖・習慣・常識と思っていることなのです。

それが出てくると、「けしからん」「動機が不純だ」とつい言ってしまうのです。

これも提案が出てこなくなる原因になるのですが、気がつくことができないリーダーも少なくありません。

未来工業さんについては、以下の記事もご覧ください。




提案制度が機能しないのは、リーダーのそれまでの思考の癖・習慣・常識と思っていることが原因

提案制度が機能しない会社では、リーダーがそのような状態になっていることがほとんどです。

部下が常に考えて提案が出てくる状態のと、自分が常識と思っていることを押し通す状態と、どちらを優先するべきですか?

考えるまでもなく、前者です。

なお、未来工業さんの社是は「常に考える」です。

提案制度は社是を具体的に進めるための取り組みなのです。

自分たちで考えていい会社を実現していくことが社風として定着しているのです。

「完璧を求めてしまうこと」「否定が癖になってしまっていること」を見直しましょう

いいとは言えない会社では、否定癖がついています。

せっかくの提案に対しても、屁理屈をこねて否定をしてしまうリーダーもいます。

しかも、提案制度を書いたことのない人がそのようなことを言うケースもあるのです。

リーダーがそうやって足を引っ張ることはあってはなりません。

繰り返しますが、提案制度を書くためのきっかけは何でもいいのです。

お弁当を忘れたことが動機であろうと、500円がただ欲しいからという動機であろうと、提案制度を書くために大切な動機なのです。

提案は質より量を徹底させることが大切であり、量のなかからいい会社づくりに直結する提案が出てくるからです。

創業者である山田昭男相談役は「○でも△でも□でもいいから書いて出してくれ」と言います。

社員が幸せないい会社をつくるために「常に考える」を自分たちで実践することがいちばん重要なのです。

そうさせないのは、リーダーのそれまでの思考の癖・習慣・常識と思っていることなのです。

特に、「完璧を求めてしまうこと」、「否定が癖になってしまっていること」です。

リーダーは、このふたつの思考の癖を一度取り外しましょう。

これを徹底するだけでも、部下のモチベーションは高まっていきます。

組織の生産性向上にも、いい社風づくりにも繋がっていきます。

はじめは大変かもしれませんが、繰り返し訓練していくことで身についていきます。

そして、これらは私が知る限りの「本物のリーダー」に共通する特性だことだということを付け加えます。

少しでも参考になればと願っております。

また続きを述べたいと思います。

人を大切にするいい会社を増やしていきましょう。

大丈夫でいきましょう!

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