人と会社・企業

組織の生産性を高めるために、わからないことをそのままにしない

誰もが休めるようにするためにも「わからないことをそのままにしない」ことが大切

人を大切にするいい会社は、社員さんのモチベーションも高く、組織の生産性もまた高いです。

だから、有給休暇取得率も高く、社員さんの待遇・給料もいいのです。

それらの会社に共通する社風として、「わからないことをそのままにしないこと」があげられます。

その上で、社員さん同士の仲の良さと自分への厳しさが両立しているのです。

いつも事例でお話ししている未来工業さんや伊那食品工業さんは、「自分に厳しく人にやさしく」を実践する『人財』が多くいます。

また、世界一企業であるトヨタでも「わからないことをそのままにする」こと、つまり「見て見ぬふりをする」ことが禁止されています。

「見て見ぬふり」をしても自分が結局困るし、仲間にも余計な迷惑をかけることになるからです。

いい会社をつくるためには、勇気を持ち、まずは自分自身が「知らないことをそのままにしない」ことに挑戦する姿勢が大切です。

下記では「わからないことをそのままにしない」社風を構築し、社員さんの仲も良く、有給休暇取得率も100%以上を達成しているエスバイエスさんを紹介しています。

多くの企業では「わからないことを見て見ぬふりをする」社風になっている

「わからないことをそのままにする」ことが横行している会社は、生産性が極めて低いです。

ところが、それがなかなか治りません。

なぜなら、「見て見ぬふりをする」ことの方が「楽」だからです。

つい自分自身に甘くなり「なあなあの風土」になってしまったり「見て見ぬふり」をしてしまったりするのですが、それが「心地よい」と勘違いしてしまう方もいます。

「見て見ぬふりをすること」が横行している社風は、決していい会社とは言えません。

そうならないための取り組みとして、以下の記事も参考としていただければと思います。

何でも気軽に聞ける組織風土を構築することが大切ですが

組織の生産性が下がる要因は「わからないことをそのままにする」ことです。

わからないことがあるとストレスの源になりますが、次第に平気になってしまうこともあります。

それらを克服するためには、「わからないことに気付く」ことと「何でも気軽に聞ける組織風土」を構築することが重要です。

しかし、現実的にはとても難しいです。

例えば、何度も同じことを聞く方がいると、聞かれた方は「覚える気がないの?」と思ってしまうからです。

真剣ならば、何度目かで覚えられるはずだと教える側が思うからです。

教える側と聞く側のそれぞれで、相手を尊重することが求められる

しかし、教える側は、最低でも2回目までは丁寧に教える事が大切です。

余程のことがなければ、教えられる側は「覚えなければいけない」と気がつきます。

反対に教えられる側(と言っても、すべての社員さんに求められる取り組みでもあります)は以下4点の努力が必要となります。

①「わからないことをそのままにしないこと」が大切であると理解する
②なぜわからないのか、何がわからないか、どこがわからないのかを明確にする
③わからないことを聞く
④忘れない努力をする

そもそも、いい会社では、社員さん自らが仕事をより良くし、差別化を図ることが求められています。

誰でもできる仕事は、すぐに価格競争に巻き込まれてしまいます。

本当の技術を習得したいのならば、自分で調べ、考え、身につけることが理想です。

わからないことがあったら2回目まではすぐに聞いていいでしょう。

しかし、3回目からは聞く側にも一言付け加える必要となります。

「すみません。前回教えてもらったのですが、どうしてもこの部分が理解できないので、もう一度教えてください。」

そのような心配りが大切になります。

それが「相手の気持ちを考える」ことに繋がります。

相手の気持ちを考えると、自分が真剣に覚えようと思うのです。

この部分も「見て見ぬふりをしないこと」なのです。

わからないことをそのままにしないことは、みんなのためになる

わからないことをそのままにしないことを社員さん同士が実践すると、give&takeの信頼関係が構築されるようになります。

人を大切にするいい会社においては、社員さん同士が自分よりも相手のことを考えるような社風になっています。

なぜなら、自分中心のスタッフが多い会社では生産性が下がっていくこと(給料も低くお休みも取れない)を社員さんが理解されているからです。

それは「利他の心」に繋がります。

育休も介護休暇もいつ、何時、誰でも必要になるかわかりません。

それは自分自身でコントロールできるものではありません。

自分が休めるのは、「当然の権利」ではありません。

仲間ががんばってくれているから休めるのです。

それゆえ、いい会社では、社員さん同士が「ありがとう」の感謝の気持ちを伝え合うことも取り組まれています。

また、自分が復帰したときは仲間の分までがんばろうとする貢献意欲も極めて大きいです。

お互いさまの風土をつくることで、会社はより良くなっていくのです。

リスクに果敢に挑戦すること

「わからないことをわかるようにすること」は、リスクに挑戦することでもあります。

新しい取り組みをすることになるからです。

だから、リスクに立ち向かう気持ちが大切です。

しかし、そもそも人は、慣れないことをするのが苦痛です。

それは精神的に(時には肉体的にも)大きな負荷がかかります。

新しい取り組みもすぐに元に戻り、いわゆる三日坊主になってしまうのです。

それでは何も変わりませんし、将来が良くなるわけがありません。

コツは、慣れるまで続けることです。

成果がでるまでやり続けることが重要です。

会社全体で注意することです。

わからないことをそのままにすること=何も変わらないことがいちばんのリスク

「わからないことをそのままにすること」は、「何も変わらないこと」です。

それは、リスクを追わないことにも等しいのですが、実はそれこそが最も大きなリスクです。

なぜなら、上記の通り、会社を取り巻く環境・市場は常に変化しているからです。

働く私たちも、常に変革して行くことが求められるのです。

変革に取り残されるということは、企業同士で言えば競争に負けてしまうことに他なりません。

競争に負けると言うことは、自分たちの会社の利益が出なくなり給料が安くなってしまったり、お休みが取りにくくなってしまったりするということなのです。

明るい将来の邪魔をするのは、それまでの思考の癖・習慣です。

だから、常に新しいことに挑戦すること=わからないことをそのままにしない姿勢を大切にしてください。

新しいことに挑戦することは私たちの人生をより良くするためには不可欠です。

これは、会社経営においても極めて重要であり、常に実践しなければならないテーマです。

リスクに果敢に挑戦している人・企業が新しい時代をつくっています。

「わからないことをそのままにしないこと」を社風にしていきましょう。

大丈夫でいきましょう!

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