人と会社・企業

腹を立てないようにコントロールすること・・・まずは「我慢」

腹を立てないようにコントロールしてみましょう

私たち人間は、感情の生き物です。

つい、腹を立てる、怒る、といったマイナスの感情が無意識のうちに沸き上がってきます。

私たちは今日一日だけで、何回それらの感情が出てきたでしょうか?

腹を立てた後の行動によって事態は好転したでしょうか?

それらの感情の赴くまま行動したとき、多くの場合うまくいきません。

それを相手にぶつけてしまった時はなおさらです。

だから、それらをコントロールすることがいい人間関係を構築する上でも、いい仕事をする上でも、とても重要なことです。

人を大切にするいい会社のリーダーは、共通しているキーワードがあります。

それは「我慢」という言葉です。

特に部下を育成する上で必須のスキルです。

リーダーが自分の思い通りに行動し続けて、立派な部下が育成された例を私は知りません。

部下のためを思い、部下のために育成することは、「自分自身への我慢をすること」が求められるからです。

感情のコントロール(まずは我慢から)はいいリーダーに必須のスキルであると断言いたします。

ところが、リーダーは自分の思い通りに部下を動かすことが仕事だと思いがちであり、自分の感情を無意識のうちにぶつけてしまうものです。

それでは部下は育ちませんし、いい仕事もできないのです。

いつも怒ってばかりいるリーダーでは、振り返ったら誰もついてきていなかったり、笛吹けど踊らずの組織になっていたりするのです。

そもそも「部下に自主性を持ってもらうこと」と「自分の思い通りに部下を動かそうと感情をぶつけること」では前者の方が優先するべきことです。

常に意識していないと、私たちはつい無意識のうちに後者の状態になってしまうのです。

いい部下・後輩することはすなわち自分との闘いであります。

人として行動が正しく、自分に厳しいリーダーは人から尊敬されます。

それはどれだけ自分を我慢したか(コントロールしたか)に比例すると言ってもいいでしょう。

ある会社のリーダーがこんなことを言っていました

かつて、ある会社のリーダーが『我慢した回数が多ければ多いほど部下が慕ってくれると思うようにして、いつも強く意識しています。』と言っていました。
(本人に私のブログで紹介することに了承を得ております)

このリーダーは、逆転の発想で腹が立つ感情をコントロールしようと努力しているのです。

日頃からとても柔和そうに見えるリーダーであり、人望も抜群にある方です。

そういった方でも自分の感情を常にコントロールしていることがポイントです。

また、このリーダーは、「我慢」がはじめからできていた訳ではなかったそうです。

自分の感情の赴くままに部下を叱ってしまったこともあったそうです。

耐えきれずに会社を辞めてしまう部下・後輩も少なくなかったそうです。

結果、自分の仕事も大変になってしまったそうです。

このリーダーは、同じことの繰り返しに気がつき、危機感を覚えて、自分の行動を変えたのです。

理想のリーダーの「あるべき姿」を演じきろうとされたのです。

自分の感情のコントロールの第一歩は「我慢」

多くのリーダーに、自分の感情をコントロールすることを意識して欲しいと思います。

日頃、部下や後輩と接していると、つい「カチン」と来ることがあります。

その時に、つい自分の感情の赴くままに部下や後輩に怒りの感情をぶつけてしまうことも多々あります。

しかし、そんなことをしても部下や後輩は萎縮するばかりで「本来の目的に対する効果」は弱いのです。

なぜ「カチン」と来たのかを冷静に振り返り、原因を究明することが先決です。

そもそも、リーダーの仕事において、最も優先順位が高いもの(本来の目的)は、部下や後輩の本質的なモチベーションを高めることです。

感情をコントロールすることは、人間関係をより良くすることにも繋がります。

その第一歩として「我慢」を意識してください。

また、パワハラも未然に防ぐことができます。

ぜひともリーダーのみなさんは「我慢」することをプラスに捉えて、いい部下を育てていきましょう。

我慢をしたら、次は自分から行動を変えて「あるべき姿」を演じていきましょう

いい会社では人間関係がとてもいいです。

いい人間関係づくりを社員さん全員が意識し、行動しているからです。

特にリーダーがこのように行動してくれれば、部下や後輩のみなさんは幸せに働くことができます。

そもそも論になりますが、人間関係づくりは誰でも大変です。

また、人間関係づくりをはじめから完璧にできる人を私はこれまで見たことがありません。

それほど大変なのです。

まずは「みんな同じように悩んでいるんだ」と、いい意味で開き直りましょう。

人を大切にするいい会社のリーダーも然りであり、それだけ自分をコントロールすることは大変なのです。

自分のマイナスの感情よりも優先しなければならないものは、「人として正しいこと」であり「会社として正しいこと(経営理念や社是)」です。

つまり、「あるべき姿」です。

これは絶対的な価値であると言ってもいいでしょう。

だから、いい会社には経営理念や社是、行動指針があり、形骸化しないようにやっていこうとする社風がつくられているのです。

それらを意識するかしないかで、自分たちの会社の将来は大きく変わってくるのです。

真のリーダーは、そのことを深く理解しています。

そして、「あるべき姿」を演じきろうと努力されるのです。

いい人間関係づくりの基本は「人(相手)を尊重すること」です。そして「利他」であること

自分の感情(腹が立つ感情)が出てしまえば、相手を尊重することができなくなります。

だから、まずは「我慢」なのです。

その上で、人としての正しさ、誠実さ等の「あるべき姿」を考えて行動する事です。

その反対に、相手を否定をしてしまうことをしてしまったら、速やかにかつ確実にフォローをしなければなりません。

相手のために考え、行動する事が、いい人間関係づくりなのです。

伊那食品工業の塚越会長は、人間関係を良くする秘訣は「利他」であると言っています。

利他とは、デジタル大辞泉によりますと以下のように記されています。

1 他人に利益となるように図ること。自分のことよりも他人の幸福を願うこと。
2 仏語。人々に功徳・利益(りやく)を施して救済すること。特に、阿弥陀仏の救いの働きをいう。

利他の反対の状態が「自分のことしか考えていない」、「自己中心的な考え方」というものです。

そうした人が周りに増えてくると人間関係は良くなりません。

いい会社もつくれないのです。

give&takeも自分から行う

人間関係の源は「利他」であり、give&take(公平にやり取りをする、互いに譲り合う)の関係ですが、まずは自らがgive(与える)を進んで行うことが大切です。

それがお互いの関係づくりになっていくのです。

ポイントは、人を変えるのではなくまず自分を変えることです。

take(受け取る)を多く受けたのならば、絶対にお返しをしようと行動する事が正しいのです。

まずは相手を尊重することからはじめましょう。

それがお互いにできるようになれば、人間関係はおかしな方向には行きません。

慣れるまで大変ですが、慣れてしまえば「自然体」で振る舞えます。

多くの方が慣れる前にやめてしまい、人に気を使うことを否定してしまうものなのです。

そうではないのです。

人に気を使うことが当たり前にできてこそ、いい人間関係が構築でき、いい会社もつくれるのです。

自分の感情の赴くままに振る舞っていたら、人間関係は良くなっていきません。

いい会社も然りです。

特に、リーダーは気をつけましょう。

自分の感情ばかりを一方的に押しつけるリーダーは決して尊敬されません。

以上、リーダー中心で述べてきましたが、「感情のコントロール」は社員のみなさんにも応用できます。

無意識の感情が沸き上がったら、いい人間関係づくりのために、まずは「我慢」をしてみましょう。

「あるべき姿」を明確にしてその役割を演じきりましょう。

これは、スマフォやインターネットが発達した現在において、より大切なことだと思います。

大丈夫でいきましょう!

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