人と会社・企業

いい会社に不可欠な人間力に優れたリーダーとは

人間力に優れた人とは、人のために自分の能力・魅力を最大限に発揮しようと努力する人のこと

人を大切にするいい会社に求められる人財像を極めてシンプルにいうと、人間力に優れた人となります。

特に、リーダーは必須です。

「人間力」という言葉も良く聞かれるようになりましたが、非常に難しいですね。

これまで、何万という方々と接し、一緒になって会社をより良くさせていただいた経験から申し上げます。

人間力に優れた人とは、人としての正しい能力・魅力を人のために最大限に発揮できる人ではないかと思います。

そして、実力がありながらも謙虚です。

我が国を代表するホワイト企業のリーダー、世界のトップ企業のリーダーも含めて、いい会社のリーダーと接していて実感しています。

だからこそ部下・後輩から尊敬されています。

それは人間力の面で優れているからに他なりません。

そうするためには、常に相手の立場を考え、その人のために正しい行動をすることが求められるのです。

同時に、自分の能力・魅力の発揮の仕方をより良く変えようとする力も必要です。

つまり、以下が人間力のあるリーダーです。

〇人のために自分の能力・魅力を最大限に発揮しようと努力すること=人から褒められ、必要とされ、役に立つような行動を常にできる人
〇人(部下・後輩)を褒め、必要とし、役に立っている事を伝えられる人
〇部下・後輩を正しく評価し、本質的なモチベーションを高め、育成できる人
〇偉ぶることがなく謙虚な人
〇物事を「人として正しいか、正しくないか。自然か、不自然か」で判断する人

物事を判断する最も重要な基準は、「人として正しいか、正しくないか。自然か、不自然か。」

物事を判断する際に最も重要な基準となるのは、「人として正しいか、正しくないか。自然か、不自然か」というものです。

またその判断とそれに伴う行動は常に実践していなければなりません。

それは考えてみれば当たり前に見えるのですが、ふとしたときに過ちが発生してしまうからです。

この基準を踏み外してしまったときに考えられないような大きな落とし穴が待っているのです。

我が国でも、品質偽装問題をはじめとする企業の不祥事、セクハラの問題、パワハラの問題、これらは「正しくなく、不自然な」個人の判断と行動の積み重ねなのです。

「人として正しいか、正しくないか。自然か、不自然か」がチェックの時の大前提となっていれば、防げるのです。

だから私たちは、この判断基準を最も優先するべきなのです。

その上で、より良く変わることが求められるのです。

「より良く変わる」とは、自分自身に備わる魅力・能力の発揮の仕方を、自ら進んでより良く変えるということです。

より良く変えていくことができる人=かけがえのない人財

どんな会社であっても、社員さんは自身が持っている優秀な能力・魅力を最大限に発揮することが求められます。

「やらされ感」ではなく、自主的に実践することです。

それが充実したいい人生を送ることに繋がります。

反対に、能力・魅力が発揮されない最大の要因は、無意識に沸き上がる個人の負の感情・思考の癖です。

それらを一度取り除くことが重要です。

相手の立場になって相手が喜ぶことを考え、自身の魅力・能力を最大限に発揮できるよう自主的に知恵を出し、カイゼンを繰り返すのが「人財」であり、人間力に優れた人なのです。

リーダーはそのように部下・後輩を育成する必要があります。

そのためにも、自分に備わる魅力・能力を最大限に発揮するよう自らが示し、かつ、これまでのやり方を自ら率先して「より良く変えていく」ことも示すことが重要です。

つまり、計画、実行、チェック、カイゼンのPDCAサイクルを自主的に回すことです。

それらを部下・後輩たちが見ています。

能力・魅力を発揮する行動>強がりや恥ずかしい気持ち(無意識に沸き上がる感情)

いい会社にとって大事なのは、社員さんが自分自身の能力・魅力を最大限に発揮しようと努力することです。

ところが、自分がより良く変わっていくことを人に悟られるのは恥ずかしい気持ちが発生します。

特に、ベテラン社員さんにその傾向が強く認められます。

確かに、恥ずかしい気持ちはあるでしょう。

しかし、リーダーやベテラン社員さんは、常に変わろうとする姿勢を部下や後輩に見せ続けることがとても重要なのです。

部下・後輩の模範となるべき人であることが「あるべき姿」なのです。

そして評価する立場のリーダーも、そこを正しく見てあげないといけません。

ここもとても大切なポイントです。

自分がより良く変わる姿を部下や後輩に示すこと

誰でも自分が成長していく姿を示すことには抵抗があります。

ベテラン社員さんになればなるほどそうなる傾向が強いです。

だからこそ、行動で示していくことが大切なのです。

なぜなら、人はイメージで判断するからです。

評価者も人間である以上、イメージに左右されてしまいます。

心理的誤差傾向もあり、完璧な評価は難しいのです。

ましてや、評価者が見ていないところの努力は評価にカウントされないケースがほとんどです。

そのためにも行動でわかりやすく示すべきなのです。

そして、評価する側は常に先入観を取り除かなければなりません。

私は社員さんの研修をさせていただくときに、常に「色眼鏡を取りましょう」と言うことをいいます。

これは、イメージ付けられてしまった人や物事に対して、先入観を捨てないと本質が見えてこないからです。

特に、人に対する評価は、一度定まってしまうとなかなか覆すことができません。

無意識のうちに、正しくない評価をしてしまうのです。

これも誰でもその状態に陥ってしまいます。

ここもとても大切なポイントとなります。

優れたリーダーならびに優れた評価者は傾聴力に優れています。現地・現物・現認で部下・後輩を見て「常に上書き保存」を実践

優れたリーダーならびに優れた評価者は、人に対して現地・現物・現認を実施し「常に上書き保存」を実践しています。

そして、傾聴力に優れています。

部下や後輩の話を遮らずに最後まで聴こうとする姿勢が徹底されています。

人間力とは傾聴力であると言っても過言ではありません。

一方で、優れていない人や評価者は、いつまで経っても以前のイメージでその人を評価してしまいます。

その人がいくらがんばっていても、「昔こうだったから」と言って取り合ってくれないケースが実に多いのです。

また、その人が話をしていても途中で遮ってしまったり、自分の言いたいことだけを言ってしまったりするケースがよくあるのです。

なんとも勿体ない行為ではないでしょうか。

色メガネを取った評価や傾聴力がその人のモチベーションを高めるかもしれないのです。

これらの積み重ねがいい会社とそうでない会社の差として現れます。

部下・後輩のいいところに気付いて、褒めて、必要として、役に立っていることを伝えましょう

優れたリーダーはいい評価者であるべきです。

また、いい教育者であるべきです。

部下・後輩のいいところに気付いて、褒めて、必要として、役に立っていることを伝えましょう。

優れたリーダーにとって大切なのは、いい評価者となることです。

そのためには、昔のマイナスイメージにとらわれるよりも、より良く変わった今の行為を素直に認め、褒めるということが大切です。

また、それが人として正しいことです。

部下や後輩は、褒められ、必要とされ、役に立っていることが感じられることで「より良く変わることに意義を感じる」のです。

より良く変わった人に対してそれを認めてあげることが優れた評価者であり、リーダーなのです。

評価される側は常により良く変わろうとする行動を示すべき

評価されるスタッフさんは、より良く変わろう(カイゼン)とする行為を「継続すること」がとても重要であり求められる行動です。

より良くするためには問題点をみつけることが大切です。

かつ、人から指摘される前に自分で気がつくことがあるべき姿です。

それができる方は間違いなく会社にとってかけがえのない宝であり人財なのです。

人間力はリスクに果敢に挑戦することで培われる。変わらないことがいちばんのリスク

リスクを回避したい気持ちは誰でも持っています。

しかし、その気持ちが強いあまりに自分の行動を変えようとしないことは、実は最も大きなリスクなのです。

そういった人が人間力に優れているとは言いがたいです。

より良く変わろうとしなければ、「人財」はおろか、「人罪」となってしまうケースもあるのです。

会社では、行動をより良く変えることができた人が正しい評価を得るべきです。

変えようとしない人が評価が上がる訳がないのです。

会社もリーダーも正当な評価を与えるためには、より良く変わろうとする人を見るべきです。

より良く変わることは、リスクに挑戦することに等しいのです。

そして、リスクに果敢に挑戦することは、人間力が培われることになるのです。

なお、いい会社は「これでよし」と完結する状態がありません。

いい会社づくりの障壁は、無意識のうちに沸き上がるそれまでの習慣や思考の癖であり、イメージです。

それらに支配されてしまうと目先のことしか考えられなくなりますので、常に目的を問いかけて行動しましょう。

常にカイゼン(より良く変わる行動)を実施することが大切なのです。

そして問題点も常に出てきます。

それはいい会社ほど出てきます。

なぜなら、問題点に自主的に気がつく「人財」が数多くいるからです。

人は誰しも「これでよし」「自分は完璧だ」と思いたいものです。

しかし、そこに落とし穴が待っています。

それでは問題点を「見て見ぬふり」することになってしまうからであり、仕事や会社がより良くなっていくはずがないのです。

だからこそ、常に危機感を持ち「より良く変わろう」とすることが求められるのです。

これも人間力が求められます。

反対に、危機感が弱い会社がいい会社になることはとても難しいです。

以上のことを踏まえて、ぜひとも人間力を意識して、いい会社づくりを実践していきましょう。

「変わらないこと」が最も大きなリスクなのです。

いい会社を実現するために、誰もが自分から変わらないといけないのです。

それが人間力を伸ばしていくことにも繋がります。

人間力に優れた人が増えていく会社を目指すべきです。

大丈夫でいきましょう!

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