人と会社・企業

私たちの景気、暮らし、そして企業倒産件数

2009年5月景気の総括判断を上方修正。2006年7月以来2年10カ月ぶり

日銀は5月の金融経済月報を25日に発表しました(日本経済新聞 2009年5月25日)。

その中で景気の総括判断を「悪化が続いているが、輸出や生産は下げ止まりつつある」とし、4月の「大幅に悪化している」から上方修正しています。

総括判断の上方修正は2006年7月以来、2年10カ月ぶりのこととなります。

先行きも「当面、悪化を続ける可能性が高い」から「当面、悪化のテンポが徐々に和らぎ、次第に下げ止まっていく可能性が高い」と上方修正しました。

輸出と生産については「大幅に落ち込んだあと、下げ止まりつつある」と指摘しています。

3月の輸出や生産に関する指標がやや改善したことを反映した格好となります。

先行きについても「内外の在庫調整の進ちょくを主因に、下げ止まりから持ち直しに転じていく」と予想しました。

内需は企業収益の悪化を背景に「設備投資は大幅に減少している」

対して、内需については、企業収益の悪化を背景に「設備投資は大幅に減少している」と指摘しています。

雇用・所得環境が厳しいため「個人消費は弱まっており、住宅投資も減少している」との認識を示しました。

個人消費が弱まっていることに関しては、「おや?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

先日、内閣府が18日発表した4月の消費動向調査を紹介しました。

それによると、消費者心理を示す消費者態度指数(一般世帯)は32.4となり、前月より3.5ポイント上昇しているのです。

上昇は4カ月連続となります。

「暮らし向き」など調査項目の4指標はいずれも「悪くなる」との回答が減って、「変わらない」が増えました。

また、1年後の物価見通しは「低下する」と答えた消費者の割合が21.5%と、前月に比べて5.6ポイント上昇しています。

企業の倒産件数は前年同月(2008年4月)と比べて9.3%増

では、企業の倒産件数を見ましょう。

2009(平成21)年4月度の全国の企業倒産件数は1,329件と前年同月比114件増(9.3%増)です(東京商工リサーチ『全国企業倒産状況』 2009年5月13日)。

前年同月比増加は11ヶ月連続です。

また、4月としては、2003年(1,495件)以来、6年ぶりに1,300件を上回りました。

産業別では、製造業倒産が同36.0%増と増勢ぶりが目立っています。

確かに前年同月比では倒産件数が増加していますが、明るい兆しも見えています。

まず、件数増加率が1ケタ台に低下したのは5カ月ぶりです(3月は14.1%)。

さらに都道府県別件数では、前年同月比減少が23道府県、同増加が21都府県となり、11カ月ぶりに減少が増加を上回っています。

これは、「緊急保証制度」等の金融支援の効果もあるでしょう。

私たちの景気、暮らし、そして企業動向がこのまま上向くか着目していきたいと思います。

大丈夫でいきましょう!

  1. 人として正しいか正しくないか、自然か不自然か

    出版記念講演会にご参会いただきまして誠にありがとうございました
  2. 人と会社・企業

    大館市福原淳嗣市長とお話しさせていただきました
  3. 人として正しいか正しくないか、自然か不自然か

    江崎書店さん、戸田書店さんでは第1位、谷島屋さんでは第4位に
  4. モチベーション・やりがい・仕事の喜び

    谷島屋書店さんの今週の総合ランキングで第1位に掲載されました
  5. モチベーション・やりがい・仕事の喜び

    未来工業 山田雅裕社長をお招きして3
PAGE TOP