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アメリカの幸せな会社ランキング20

アメリカの幸せな会社ランキング

先月、アメリカで最も幸せな会社ランキングがフォーブスジャパンより発表されました。

非常に興味深い内容です。

以下、少々長くて恐縮ですが引用いたします。

従業員が楽しく働ける企業は、結果として企業自体の業績にも好影響がある。満足度の高い従業員は生産性が上がるからだ。
実際、職場評価の高い企業に投資する投資信託会社パルナッソス・エンデバー(Parnassus Endeavor)は、ここ10年間にわたり順調な取引を続けてきた。
従業員が最も幸せを感じている企業はどこだろうか? キャリア情報サイトのキャリアブリス(CareerBliss.com)は、今年で8回目となる「米国で最も幸せな企業」ランキングを発表した。
同社は企業で働く数万人に対し、自分の会社を10項目に分けて評価してもらった。
評価基準には、経営陣と従業員の関係、職場環境、報酬、職務への満足度、成長可能性などが含まれる。
首位に輝いたのは、不動産仲介会社のケラー・ウィリアムズ・リアルティーだ。
テキサス州オースティンに本社を置く同社は、世界の約800都市圏で事業を展開。不動産仲介人の数は17万5000人で、同社によれば不動産業界では世界一の数という。ある従業員はアンケートに、「会社の最も良い点のひとつは、社内昇進制度。すべての従業員が、自分の成長とキャリアパスを自分で管理することを推奨され、支援されている」と記入している。
第2位はスニーカー大手のナイキ。世界で最も価値あるブランドのひとつとして君臨し、ネット購買者の増加という大きな変化にも上手く対応している。
同社は今年6月、フット・ロッカーなど従来の小売業者に頼らずに、自社のウェブサイトとショップの両方を通じてより多くの商品を消費者へ直接販売する「ナイキ・ダイレクト」を開始した。
第4位にはシリコンバレーの有力テック企業アドビがランクインしている。
同社は、1993年にPDFを開発した。同社によると、PDFは紙ベースの方法と比較して環境負荷を91%低減し、コストを90%削減した。アドビのソフトウエア「フォトショップ」は、プロのクリエーターの9割が使用している。
「社内の雰囲気はとても協力的で活気がある。従業員はいつもフレンドリーで助け合い、プロ意識も非常に高い」と、ある従業員はアンケートに書いている。
製薬大手のアムジェンが第5位に入った。同社の主力商品である関節リウマチ治療薬エンブレルは、2016年に60億ドル(約6800億円)近くの売り上げを記録した。「ワークライフバランスが素晴らしい。社内の託児所も素晴らしく、スマートな同僚が多い」と、ある従業員はアンケートに答えている。さらに、西海岸地域のある従業員は「アムジェンで働いていて、自分たちが患者さんの人生に良い影響を与えるのを見れて、とてもやりがいを感じる」と書いている。
従業員が幸せな企業ランキングの上位20社は次の通り。
1位 ケラー・ウィリアムズ・リアルティー
2位 ナイキ
3位 トータル・クオリティ・ロジスティクス
4位 アドビ
5位 アムジェン
6位 シェブロン
7位 インテュイット
8位 ブリストル・マイヤーズスクイブ
9位 PNCファイナンシャル・サービシズ・グループ
10位 トゥルグリーン
11位 シグナ
12位 スターバックス
13位 アップル
14位 クイックン・ローンズ
15位 レイドス
16位 クアルコム
17位 アイゲート
18位 ザ・バンガード・グループ
19位 シトリックス・システムズ
20位 カイザー・パーマネンテ(フォーブス ジャパン 2017年12月22日)

ナイキやアドビ、スターバックス、アップル等のなじみのある会社も見られますが、他は知らない会社ばかりです。
(上記の会社に対して、私は実際に現地・現物・現認をしていないので従業員さんのコメントからの推測となることをご了承ください。)

象徴的な従業員さんのコメントから

従業員さんのコメントである以下の4つは、いい会社を現す象徴的なものだと感じています。

〇社内の雰囲気はとても協力的で活気がある。従業員はいつもフレンドリーで助け合い、プロ意識も非常に高い
〇会社の最も良い点のひとつは、社内昇進制度。すべての従業員が、自分の成長とキャリアパスを自分で管理することを推奨され、支援されている
〇ワークライフバランスが素晴らしい。社内の託児所も素晴らしく、スマートな同僚が多い
〇自分たちが患者さんの人生に良い影響を与えるのを見れて、とてもやりがいを感じる

ぜひみなさんの会社や働き方と比べてみましょう。

きっと我が国においても多くの方の共感や支持を得られるのではないでしょうか。

特に、人を大切にするいい会社(真のホワイト企業)では共通する部分が多いと実感しています。

やらされ感、指示待ちで働いていない人のコメント

明確にしなければならないのは、上記の言葉が「やらされ感」や「指示待ち」「無関心」の状態で働いていている人たちのコメントではないということです。

それは、「プロ意識」や「自分の成長とキャリアパスを自分で管理する」等の言葉に現れています。

対して、我が国の会社で働く社員さんの中で「プロ意識」や「自分の成長とキャリアパスを自分で管理する」等の言葉を使える人がどのくらいいるか大変興味があります。

もしかすると、我が国で働いている方の中には、これらのコメントを受け入れることができない人もいるかもしれないからです。

そこに働き方改革のヒントも隠されているのではないかと感じます。

なぜなら、我が国における「人を大切にするいい会社(真のホワイト企業)」で働く人たちは、「プロ意識の塊」であると言っても過言ではないからです。

自分の成長とキャリアパスを自分で管理するような会社こそ、人を大切にするいい会社だからです。

これらは、私自身が感じた(意外な)「共通点」でした。

プロ意識を持ち、自分のキャリアパスを自分で管理しましょう

人を大切にするいい会社では、会社からのノルマでは無く、自ら目標を立てています。

時間管理も会社から決められているのではなく、自主性に任せられます。

タイムカードすらない会社もあります。

働く社員さんは、「会社から管理される」という既成概念を破壊し、自分の能力・魅力を最大限に発揮しようとしているのです。

考え方を逆にすると、人を大切にするいい会社で働くためには、プロ意識が強いことが求められるのです。

もちろん、そういった働き方は大変です。

でも、大変な仕事の先には「楽しく感じられること」が待っているのです。

だからこそ、自分の会社にも、仕事にも、誇りを持つことができるのです。

一方的に会社から与えられるだけでは、やりがいや働きがいは高まりきらないのです。

本当の意味で楽しく働くために

社員さんが楽しく働ける企業は、結果として企業自体の業績にも好影響があることは、洋の東西を問わず言えそうです。

大変な仕事の先に楽しさがあるという働き方の本質は、日本もアメリカも変わらないのではないかと思います。

アメリカの幸せな会社と我が国の人を大切にするいい会社に共通する部分は大いに参考するべきだと思います。

「楽しく」をもう少し詳しくすると、大変な仕事でも自主性を持って(プロ意識を持って)仕事をすることで、褒められ、必要とされ、役に立っている事が実感でき、やりがいが感じられることだと思います。

もし、このような働き方に違和感を覚える方がいたとして、その方が上記の会社に転職したとしても、その方にとってはいい会社には感じられないかもしれません。

自身の能力・魅力を最大限に発揮できる働き方ができないかもしれません。

それは非常に勿体ないことです。

仕事のそもそもを違う角度から見つめ直すことが求められるでしょう。

仕事は必ず誰かの役に立っているという原理原則を。

その誰かの立場になって喜ぶことを考えることが当事者意識なのであり、本当の意味で楽しく働くための源となるのです。

通常の商品・サービスよりも相手の役に立っている部分が付加価値なのです。

その付加価値の部分をしっかり価格に上乗せすることもポイントです。

大丈夫でいきましょう!

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