モチベーション・やりがい・仕事の喜び

BAD NEWS FIRST!ができる学校組織でなければいじめは繰り返される

真の問題点は、いじめがあったかどうかが論点になっていることとBADNEWSFIRST!ができていない組織にある

痛ましいいじめが後を絶ちません。

日本経済新聞の記事を以下引用いたします。

茨城県取手市で2015年11月、市立中3年のAさん(当時15)が「いじめられたくない」などと日記に書き残して自殺した問題で、不適切な対応を指摘された同市教育委員会の矢作進教育長が、一連の対応の責任を取って辞職願を提出し、20日の市教委定例会で同意された。
3月末で辞職する(日本経済新聞 2018年2月21日)。

福島県南相馬市で2017年2月、いじめを受けた市立中2年の女子生徒(当時14)が自殺した問題で、市の第三者委員会は20日までに、「いじめが継続的に行われたことが自殺の主たる要因」と結論付けた。第三者委は21日に記者会見し、報告書の内容を公表。女子生徒の父親は「第三者委の記者会見後に取材に応じる」としている。
第三者委によると、女子生徒は1年生の時から複数の男子生徒に悪口を言われ、2年生になると「汚い」と言われたり、名前に「菌」を付けて呼ばれたりした。筆箱を汚いもののように投げ合う嫌がらせも受けた。
学校はいじめを把握していたが、第三者委は「情報が一部の教員で抱え込まれていた」「週1回の生徒指導会議は経過報告で終わることが多かった」と対応に問題があったと指摘した(日本経済新聞 2018年2月20日)。

いじめと認められなければ良しとされている風潮が未だ根強く残っています。

だから問題は先送りされ、カイゼンに至らないのです。

どうか、先生方、教育委員会の方々、聞いてください。

もういい加減に「いじめが原因で」という記者会見から脱却しましょう。

私が言うまでもなく、これらは根本的な解決に至っておりません。

尊い命が失われた時点で、いじめはあったのです。

いろんな考え方を持った人が集まっている以上、いつでもいじめが発生する可能性があるのです。

全国で似たようなことが起きていることでしょう。

それを前提として捉え、カイゼンを進めるべきだと思います。

どんなにいい学校でもいじめが発生する可能性があると考える

いじめ問題を考えるとき、私は多くの人が抱いているイメージが足かせになっているような気がしてなりません。

企業支援の現場から、敢えて申し上げたいと思います。

まず、現実として捉えなければならないことを以下に示します。

どんなにいい会社にも問題点は日々必ず出てきます。

なぜなら、人間は完璧ではないからです。

人がやることは常に不完全だからです。

だから、常にカイゼンが求められ、かつ、繰り返すことが求められます。

社員さんが自主的に問題点を見つけ、カイゼンすることがよりいい仕事と会社づくりには不可欠なのです。

そうしないと問題は先送りされ、顕在化したときにはどうしようもない状態に陥っているのです。

学校も組織である以上全く同じです。

どんなに素晴らしい学校でも問題点は日々出てくるのです。

いろんな価値観を持った子供たちが集まっています。

人が集まっている以上、会社も学校も組織です。

いい組織をつくるためには問題点を前向きに捉え、小さな問題点を吸い上げる仕組み作りが必須なのです。

まずは先入観を1度取りましょう

だから、いい会社では問題点を速やかに吸い上げる仕組みが出てきます

「BAD NEWS FIRST!」が社風として定着しています。

しかしながら、そうでない会社もまた多いです。

人間の感情が、そして、先入観が大きく邪魔をするのです。

そして、「BAD NEWS FIRST!」に対してリーダーの傾聴力が不足しているのです。

それまでの思考の癖・習慣・常識と思っていること、そして独りよがりのプライドが問題点を見て見ぬふりをする組織にしてしまうのです。

教育委員会ならびに学校の先生方、どうか聞いてください。

いじめ問題をカイゼンするために、これまでの思考の癖・習慣・常識と思っていることを1度捨て去ってみましょう。

いじめはどの世界でもあります。

どんな学校にもいじめが発生する可能性があることを認識するべきです。

いじめの原因になりそうなことが必ずあるのです。

悲しいかな、それは人としての習性なのではないかと思います。

例えば以下に示します。

〇人より有利でいたいという気持ち
〇人をからかって笑わせたいとする気持ち。
〇思い通りに行かないときの感情がコントロールできない時。
〇人をさげすむ気持ち

つまり、これらは人の感情であり、しかも無意識なものです。

私は人をからかっている(いじる)ことがきっかけで、エスカレートし、いじめとなった例も多いと思います。

だから、周りも気がつきにくいのです。

「いじり」から「いじめ」への境目がわからないのです。

いじる方もいじられる方も自分の感情がコントロールできないのです。

もしかすると、集団心理になっていることもあるでしょう。

日々確認すべき事

「いじり」がエスカレートして「いじめ」になっていたら、誰かが気付いて「そろそろ止めよう」と勇気ある提案をする生徒が現れることがあるべき姿です。

先生方はその分岐点を常にチェックするべきです。

先生方だけではありません。

両親も子供と積極的に会話して確認しましょう。

生徒達にも常に聞くべきでしょう。

学校も組織であり、企業に社風があるように校風があります。

そして、日々気をつけていないと風土は悪くなっていきます。

だから「BAD NEWS FIRST!」はとても重要なのです。

加害者側に意識がないからこそ誰かが気付かせる

おそらく、いじめている加害者はいじめている意識がほとんどなかったことでしょう。

だから加害者へのヒアリングはそれはそれとして捉えるべきです。

だから、いじめられていることが日常化し、周りはみんなそういうものだと無関心になってしまうのです。

理想は気がついて、いじめをやめようとカイゼンすることです。

しかし、多くの場合気がつきません。

そのような時は先生や親による「愛の鞭」が必要です。

これは体罰ではありません。暴力ではありません。

人として正しくないことをした場合は、痛い思いをして覚えることも重要なのです。

社会に出たときに人から必要とされる人となるためにも。

私は「バカらしい」と思われるかもしれませんが、周りに愛があるかどうかではないかと思います。

周りが愛を持っていじめに立ち向かい、根本的解決をされることが理想ですが、それが難しい場合は環境を変える(違う学校に転校する)ことも大切だと思います。

それは勇気がいることですが、人の命には替えられません。

生徒からの「BAD NEWS FIRST!」・・・SNSを有効利用できませんか?

そこで書き込まれた本人のひと言は、問題点をカイゼンする何よりの源です。ための大変貴重な情報です。

完璧主義の先生がいたら、「BAD NEWS」は許せないかもしれません。

でも自分の感情を優先していたら事態は改善されないのです。

これだけは絶対に忘れないで欲しいと思います。

「BAD NEWS FIRST!」こそが問題点をカイゼンする源です。

政治においても、品質偽造の問題においても、教育においても、問題の本質は同じではないでしょうか。

これらに共通するのは「BAD NEWS FIRST!」ができていない組織であると思われることです。

リーダーが「BAD NEWS」を許さないのです。

すると、現場で起きた問題は先送りされ、現場はやらされ感、指示待ちの状態で働く人にあふれます。

そうした組織では、計画、実行、チェック、カイゼンのサイクルが回りません。

そうならないためにも「BAD NEWS FIRST!」ができる組織づくりをしていきましょう。

ぜひ苦言を呈する部下を大切にし、意見に耳を傾けて欲しいです。

教育の世界では、一生懸命がんばっている先生方が報われるためにも「BAD NEWS FIRST!」を徹底して欲しいと思います。

「BAD NEWS FIRST!」の徹底によってムダもなくなり、働き方改革も進むからです。

我が国の明るい未来は子供たちが担っています。

だからこそ、子供たちを教育する先生方がやりがいを感じて幸せに働くべきなのです。

大丈夫でいきましょう!

  1. 人として正しいか正しくないか、自然か不自然か

    この1ヶ月間、静岡新聞「今週のベストセラー」で3回紹介されました
  2. モチベーション・やりがい・仕事の喜び

    未来工業 山田雅裕社長をお招きして3
  3. 人として正しいか正しくないか、自然か不自然か

    出版記念講演会にご参会いただきまして誠にありがとうございました
  4. 『いいものを安く』から脱却しましょう

    いい会社にしていくために・・・『人を大切に~』が第2位にランクイン
  5. 人と会社・企業

    大館市福原淳嗣市長とお話しさせていただきました
PAGE TOP