人を批判するよりも大切なこと・・・いい会社づくりのために

  1. 人と会社・企業

いい会社の社員さんは人を批判しないし、批判されないように自分で気付いて行動する

人を大切にするいい会社は、「人として正しく」考え行動することが常に求められます。

人として正しくない振る舞いをすることは許されません。

その代表的な行動は、「人の批判をすること」です。

そもそも批判とはどのような意味でしょうか?

デジタル大辞泉によりますと次のように記されています。

1 物事に検討を加えて、判定・評価すること。「事の適否を批判する」「批判力を養う」
2 人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること。「周囲の批判を受ける」「政府を批判する」
3 哲学で、認識・学説の基盤を原理的に研究し、その成立する条件などを明らかにすること。
→批評[用法]

「あれ?うちの会社は批判ばかりだ」と思う方もいるかもしれません。

ところが、人を批判することは人間である以上つい出てしまいます。

その「つい出てしまう状況」に自分で気がつくことが大切です。

「自分はそのようなことをしていない(だから関係ない)」と思うのではなく、「誰でもそのようなことをしてしまう可能性があるから気をつけよう」と考えるのです。

そして「自分が変わらなくてはいけない」と気付くことができれば、自分も組織も変わっていきます。

注意点・・・人への批判は癖(悪しき習慣)になる

良くない会社では、いつも人の批判ばかりしている人も少なくありません。

私が注意していただきたいと思うのは、人を批判することは癖になりエスカレートするということです。

そういった人が多い会社は組織風土も悪化しています。

特に、他人の行動に対して常に完璧を求めてしまう人や自分は絶対に正しいと思っている人(特にリーダー)は要注意です。

少しでも他人に至らない点が見つかったら、事ある毎にその人の批判をするようにエスカレートします。

そうなると、批判どころか罵倒になってしまうこともよくあるのです。

罵倒とはデジタル大辞泉によりますと次の通りです。

激しい言葉でののしること。「人前で罵倒される」

エスカレートすると人の面前でも罵倒してしまうことがあるのです。

それは正しくありません。

さらに、問題なのは、そうした状況に自分が気がついていないケースが圧倒的に多いことです。

まさに悪しき習慣になってしまっているのです。

ところが、本人は正しいことを言っていると信じてるものなのです。

これからの時代、リーダーが部下・後輩を事ある毎に批判していたら、パワハラに繋がってしまうことを理解しましょう。

パワハラも与えている側はほとんどその意識がないのです。

人を批判する癖がある人はただちに行動をカイゼンしましょう。

むしろ、批判のほこ先を自分に向けるくらいの逆転の発想が求められます。

批判する癖を治すために

批判する癖は治すことができます。

まずは、批判自体が無意識に行われていることがほとんどですので、その行為を認識(有意識)することが大切です。

1日の行動、特に人とのコミュニケーションの機会を振り返ってみましょう。

リーダーは、部下からの報告・連絡・相談を重点的に振り返ってみましょう

最後まで黙って傾聴することができましたか?

もし部下を批判したという認識に気付いたら、何のために行ったのかを考えてみましょう。

それによって部下のモチベーションは上がりましたか?

その目的が自分の感情をぶつけているだけであったり、部下のためになっていなかったりするならば、なおさらすぐに止めるべきです。

なお、自分では気がつかないことも多いため、人から批判癖があることを指摘されたら(受け入れにくいかもしれませんが)、受け入れるようにしましょう。
(それは部下・後輩からだとしても同じです。)

その行動こそが人間力に繋がります。

明らかにその人に問題があり、いろいろな方から批判されてしまっている場合

今度は反対に、同僚達から批判されてしまう部下について考えてみましょう。

難しいのは『ある部下に明らかに問題があり、いろいろな人から批判の対象になっている』場合です。

もし、その問題によって他の社員さんの足を引っ張っているのならば、勇気を持って次のステップのための行動をしましょう。

次のステップとは、『本人に気付いてもらい、カイゼンする』と言うことです。

本人が気がついていないケースも多々あるからです。

その場合は本人にとってはショックですが、あくまでも目的は『いい会社を実現するため』であり『批判されてしまっている人がより良く変わるため』です。

そのためのコミュニケーションの場をつくりましょう。

自分が上司ならば、穏やかに話をする場をつくることです。

また、自分が部下ならば直属の上司に相談し、話し合いのための場づくりをしましょう。

くれぐれも批判だけで終わらせてはいけませんし、「気がつかないふりをする」こともしてはなりません。

「見て見ぬふりをする」ことは、トヨタ自動車で禁止されている通り、組織にとって大きなマイナスになるからです。

「関わったら面倒だ、わずらわしい」「ここで何かしても自分が損をする」という感情が出てくるかもしれませんが、それを乗り越えていきましょう。

自分のためよりも人のために

人間関係を良好にする秘訣は「利他」です。

自分のことよりも他人のために役に立つ行動を常にしていきましょう。

利他を徹底するためには、相手に感心を持ち、気付く事が必須です。

さらに「気付き」と「その後の行動」はセットです。

気付きを行動に繋げることができなければ「見て見ぬふりをすること」と同じになってしまいます。

いい会社においては、「常に人のために自ら気が付いて行動する人」が優秀であり、誰もがそれを目指す風土が作られています。

まさに会社にとってかけがえのない『人財』です。

「気付かないし、行動しない人」は優れているとは言えませんし、そのような人が会社に多くなることは絶対に避けなければなりません。

優れた人財は、自分が変わり、さらに周りの人も変えることができます。

これらも『人間力』でしょう。

批判ではなくカイゼンに繋がる「BAD NEWS」を

働く誰もが「言いにくいことも言わなければならない」状況があります。

特に、人の問題点を指摘することは言いにくいことです。

しかし、言わなければ問題点はいつまでたっても本人が認識してくれません。

その状態が続けば、周りの仲間のためにならないとしたら勇気を持って言わなくてはなりません。

そのような状況を防ぐためには、誰もが『(言われる側が)人から言われる前に気付いて行動しカイゼンすること』しかありません。

つまり、日々自分の行動を客観的に振り返り、問題点に気付き、カイゼンすることです。

やり始めは大変ですが、やがて習慣となっていきます。

どんなにいい会社でも、どんなに素晴らしい人でも、日々問題点が出てくる

そもそも、問題点は常に出てくるものだと認識することが大切です。

仕事の質を高めるためにも、人間力を高め得るためにも、PDCAサイクル(計画、実行、チェック、カイゼン)を回すことが不可欠です。

これは面倒なことですが、慣れていくしかないのです(社風として定着させる)。

人を大切にするいい会社では、「今のやり方を疑う」ことが社風として定着し、このPDCAサイクルが自主的に回せています。

「どんなにベストなやり方でもすぐに問題点が発生するため、常によりよくしてくべきだ」という考え方が浸透しています。

ぜひみなさんも「どんなにいい会社でも、どんなに素晴らしい人財でも、1日仕事をすれば問題点が必ず発生する」という認識をして欲しいと思います。

いい会社では「問題点を自分で見つけようとする社風」が定着しています。

問題点を見て見ぬふりをすることだけは避けましょう。

仕事の質はもちろんのこと、人間力を高めるためには、カイゼンの源となる「問題点」に自ら気付くべきなのです。

もし、人から指摘されたのならば、「先に気が付かない自分に問題があるのだ」と捉えるべきなのです。

これも人間力です。

むやみやたらに批判することはやめましょう

まとめになりますが、人の批判をすることはとても残念な状況です。

それは無意識に沸き上がる習慣なのですが、自らの優秀さを否定しているようなものでもあります。

それをぐっとこらえて、仲間のために、会社のためになるようにカイゼンをしましょう。

人間関係の良し悪しは、組織風土の良し悪しであり、いい会社づくりそのものに直結します。

会社の利益、働く社員さんの給料、お休み等の待遇にも大きな影響を与えます。

人を批判することが自分のこれまでの習慣であれば、そこに気付き、カイゼンしていくことです。

人から言われる前に自分で気付き、カイゼンしていくことです。

みなさんの会社がより良くなっていくことを願っています。

大丈夫でいきましょう!

弊社のクライアント(お客様)の声です。
弊社のお客様への接し方や
支援の雰囲気が伝われば幸いです。

お客様の声