ベテラン社員さんがより良く変わるといい会社がつくれる

  1. 人と会社・企業

ベテラン社員さんがより良く変わることがいい会社づくりに直結する

ベテラン社員さんはいい会社づくりのカギを握ります。

ベテラン社員さんがより良く行動する事で、会社もより良くなっていくからです。

特に、中小企業の場合は影響力が大きいです。

そもそも論を申し上げれば、ベテランスタッフさんのあるべき姿は「すべての後輩社員の模範となるべき存在」です。

それは、より高いレベルへ行こうと常に自分を磨き、質の高い仕事を何種類もこなすようになること(多能工)はもちろん、人としての魅力も磨かれ(人間力が備わる)ることで、後輩達から尊敬されるべき存在になるということです。

これは絶対的な価値であり、どんな業種でもどのような規模の組織でも同じです。

それが崩れてしまう会社は、組織の限界が見えてしまいます。

会社の将来も見えてしまうのです。

本来ベテランスタッフさんは後輩社員よりも経験があります。

経験の少ない後輩社員よりもできて当然なのです。

だから、そこで立ち止まるのではなく、より高いレベルへ自らを導こうと日々努力することが重要なのです。

継続性が大切なのです。

ベテランだからこそ気付きのレベルも高くあるべきです。

仕事を提供する相手の立場になって、どうすれば喜ばれるか常に考えることが身についているからです。

それがとても尊いのです。

組織におけるベテラン社員さんの役割

多くの会社で共通する問題点は、コミュニケーションです。

その日の新しい情報や方針がすべての社員さんに伝わっていないことも多いのです。

また、何か問題があったとき、当事者同士で「言った、言わない」といった問答を繰り返してしまうこともあります。

結論から言えば、いくら押し問答をしても意味はありません。

「なぜ伝わっていないのか」と真の原因を追及し、「どうすれば伝わるのか」といったカイゼン策を考え「いつまでに対策する」という目標を決めてPDCAサイクルを回す習慣を身につけることが大切です。

そのようにリードすることもベテランスタッフさんの役割です。

しかし、「日々自分の能力を高めようと努力していない」「前向きな行動をしない」ベテランスタッフさんがいると悲劇です。

中には、部下や後輩たちにどんどん追い抜かれ、取り残されてしまっているベテラン社員さんもいます。

そう言ったベテラン社員さんから出てくる言葉は会社や人の批判ばかりです。

もはや『人財』ではなく『人罪』になってしまっていますが、本人は気がついていません。

ベテランスタッフさんは絶対に『人罪』になってはいけないのです。

常に光り輝く『人財』であり続けるべきなのです。

「組織のために行動しないこと」は、ベテラン社員さん自身の魅力・能力を否定することになります。

とてももったいないことです。

だからこそ「ベテランスタッフこそより良く変わること」を実践していきましょう。

一騎当千のベテラン社員さんがたくさんいる会社は、例外なくいい会社なのです。

若手社員さんを牽引する役割

チームワークや場の雰囲気を良くすることもベテラン社員さんの役割です。

そして、自分への厳しさを常に持ち、メリハリを付けることも大切です。

いくら場の雰囲気がよくなったとしても、「まあいいか」という風土をつくってはいけないのです。

問題点を見て見ぬふりをする組織をつくってはいけないのです。

常に自分自身への厳しさを持つことは、PDCAサイクルを回すために必要な心構えでもあります。

ベテラン社員さんは、リーダーと新入社員さんの間の調整役にもなります。

組織同士を繋ぐ役割もあります。

この役割のことを組織論では「連結ピン」と言いますが、極めて重要な役割です。

また、ベテラン社員さんは、若手社員さんからの提案も傾聴力を持って聞かなければなりません。

まずは提案を否定せずに聞くことからはじめましょう。

そのために必要なのは人間力なのです。

提案は一度受け入れますが、すべてが了承できる訳ではないでしょう。

しかし、そこで止まるのではなく、なぜ了承が得られなかったのかを部下・後輩に自主的に考えてもらうことも大切です。

他責せず「なぜなぜ」を自問自答して真の原因を究明することが明るい将来を創っていくからです。

トヨタ自動車でも未来工業さんでも物事の本質を「なぜ、なぜ、なぜ」と繰り返し考えることを社風として定着させています。

「なぜこれをやるのか」「なぜその時に行うのか」「なぜそこで行うのか」「なぜその人が行うのか」など、物事の本質を常に考えることで真のカイゼン(会社が良くなる)が可能となるからです。

邪魔になるのはそれまでの思考の癖・習慣。社風の良さと自分自身の厳しさを両立させる。

ベテラン社員さんも人間です。

つい、無意識に沸き上がる個人の感情や思考の癖、常識と思っていることにとらわれ、新しい取り組みを受け入れられなくなってしまうのです。

そのために、一度それらを取り除くことがとても大切です。

また、チームワークや場の雰囲気が良くなることだけを優先し、組織としての甘さに結びついてしまったら本末転倒です。

組織の雰囲気がいいからこそ、意識して自分自身への厳しさを持つことが求められます。

自分自身への厳しさがあれば人より先に気が付くことができますし、相手の気持ちを思いやることができるのです。

「社員さん同士の仲の良さと自分への厳しさ」の両面をいかに成立させるかが、明るい将来を創るカギとなります。

多能工化も確実な段取りによって進んで行く

ベテラン社員さんは、あらゆる仕事に精通していることが重要です。

これからの組織は、社員さんが一つの職務だけを受け持つ単能工では成り立たなくなってきます。

1人で複数の異なる作業や工程を遂行する技能を身につけることが求められます。

そうした仕事ができる人のことを「多能工」と呼びます。

ベテラン社員さんだからこそ、多能工であることが求められるのです。

新しい仕事を吸収するために、そもそも何のために覚えるのかという目的を明確にします。

そして、「いつまでに、何を覚えるか」を決め、さらに、「何日に何をするか」を決めて、確実にPDCAサイクル(計画→実行→チェック→カイゼン)を回していくことが大切です。

これらが決まっているからこそ、実行し、チェックし、カイゼンすることができ、新しい仕事を覚えることができるのです。

ベテラン社員さんは自らの限界を勝手に決めてはいけません。

それは、若手社員さんに伝染してしまうからです。。

なかなか新しい仕事を覚えることは、前向に慣れない人もいますが、それでは部下・後輩も同じように思ってしまいます。

ベテラン社員さんが愚直に多能工化に取り組まれているからこそ、若手社員さんは尊敬してくれるのです。

そのための確実な時間の捻出が大切です。

明るい将来をつくるためのこまぎれ時間を必ず計画する

計画を立てる際には、ぜひとも『重要かつ緊急性の高い仕事や事柄についての時間』か『重要だけど緊急性の低い仕事や事柄についての時間』で切り分けてみてください。

前者の例は、日ごろの業務、その日に行わなければならない仕事、クレーム対応です。

後者は、品質改善や4S、多能工化、人間関係づくり、社風づくり等が該当します。

計画を立てて実践することが難しいのは後者です。

そして、差別化を図るために必要な時間も後者です。

なぜ『重要だけど緊急性の低い仕事や事柄についての時間』の計画が難しいかというと、私たちが働く時間の多くが『重要かつ緊急性の高い仕事や事柄の時間』で占められるからです。

どうしても、人は物事を一気にやりたがります。

一気にやることができないとすぐに止めてしまうのです。

だからこそ、「細切れ時間を活用すること」を強く意識してコツコツと積み上げることが大切なのです。

例え1日10分でも『重要だけど緊急性の低い仕事や事柄についての時間』が捻出できれば、1年後は大きな成果となっていることでしょう。

それが差別化を実現しています。

改めて、多能工化は『重要だけど緊急性の低い仕事・事柄についての時間』をいかに計画(いつやるかを決める)し、実行し、チェック・カイゼンを繰り返すことで進んでいきます。

少しずつでも「いつ、何をやるか」を明確にして、計画的に進めていきましょう。

例え10分でもいいのです。

ひとりが年間に積み上げるこまぎれ時間は、(1日30分ならば)約15日分の労働時間に相当するのです。
【(朝10分+昼10分+夕方10分)×245日出勤=7350分。7350分÷480分=15.3日】

さらに、年間で社員さん全員が積み上げた時間の合計は、とてつもなく大きいものとなります。

それが他の会社が真似できないものを創り出す元になるのです。

その結果、みなさんの生産性はより高まり、待遇面の充実にも繋がっていくのです。

まさに明るい将来を創っていくのです。

ぜひ進めてみてください。

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