PDCAサイクル

いい会社にまつわるよくある誤解・・・学生のみなさんへ

学生のみなさんが「本当にいい会社」から内定をもらうために

今日は、これから就職活動をされる学生のみなさんに「いい会社にまつわる誤解」を述べたいと思います。

この目的は、ひとりでも多くの方がいい会社から内定をもらうためです。

有名な会社が必ずしもいい会社ではないことを以前述べました。

無名でもいい会社(特に人を大切にするいい会社)はあるのです。

「人を大切にするいい会社」に入社されるチャンスを最大限に生かして欲しいと願っています。

以下の記事もあわせて参考としていただければ幸いです。

今回は一歩進めて、「いい会社」の見分け方に繋がる部分を述べたいと思います。

制度が充実している会社が必ずしもいい会社なのではない・・・制度が機能しているかみましょう

学生のみなさんがいい会社を探している時、制度がどれだけ充実しているかを見ると思います。

その会社において、給与面、有給休暇の取得率や育児休暇等の制度がいかに充実しているかは大切な指標です。

ところが、それだけではいい会社かどうかはわかりません。

制度がいくら充実していてもそれだけでは「いい会社」とは判断できないのです。

制度が機能していない会社も多いからです。

私は、その会社において制度が充実しているかではなく、制度がいかに機能しているかどうかを見ます。

給料が高くても、お休みが多くても、働いている方が働く喜びが得られなければ、それらは機能しているとは言えないのです。

働く喜びとは、「褒められ、必要とされ、役に立っていること」が実感できることです。

なければ、制度が機能しているとは言えないからです。

制度が機能している会社はあまり多くありません。

一例ですが、静岡には年間休日が80日台でもスタッフさんが働く喜びを感じ、離職率が0%の優良企業があります。

また静岡には有給休暇取得率が100%で増収増益、社員さん同士の仲がいい素晴らしい会社があります。

働く喜びは、休日や給料を増やすだけでは得られません。

企業側ももちろんですが、学生のみなさんもここを理解されないと雇用のミスマッチが起こるのは当然のことなのです。

ぜひこの部分を知って欲しいと思います。

いい会社だと思ったら、現地・現物・現認で飛び込んでみましょう

どんな会社があるか知るために会社説明会に参加することは大切です。

しかし、人を大切にするいい会社の中には、会社説明会を開いていないところも多々あります。

知られていない会社に対しては、こちらから知るアプローチも大切です。

ぜひ「人を大切にする会社」で検索をしてみてください。

そして、それらの会社の経営理念・社是を見てください。

理念や社是が社員さんの幸せの実現に向けられていたら、ぜひ訪問してみてください。

大切なのは、その会社に行ってみることであり、その企業の理念や社長の想い、人となり、スタッフさんの声を直接聞くということです。

人を大切にするいい会社では、必ずあなたを迎え入れてくれることでしょう。

もし、会社側が難色を示されたら、それは人を大切にするいい会社ではないと思っていただいて結構です。

いい会社ならば「良くきてくれたね」と言ってくれることでしょう。

人を大切にする会社のスタッフさんは実によく働く

ブラック企業は、働いている人が「やらされ感」であり、仕事自体がつらいものになっている会社です。

しかし、ホワイト企業が「楽な会社」だというのは間違いです。

本当によく誤解されます。

人を大切にするいい会社のスタッフさんは、驚くほどよく働きます。

しかも自主的に働いているのです。

誤解の無いことを願っておりますが、いい会社で働くことは実は大変なことなのです。

決して「楽(らく)」ではないのです。

楽ではありませんが、その先に真のやりがいがあるのです。

やりがいとは、「褒められ、必要とされ、役に立っていること」が社内からも社外からも実感できることです。

それが感じられるのがホワイト企業であり、感じられなければブラック企業なのです。

もしかすると学生のみなさんは、その部分に驚いてしまうかもしれません。

ぜひとも、あらかじめいい会社の社風に慣れて欲しいと思います。

「働く人を大切にする」ことが一般の人のイメージと異なります

働く人を「大切にすること」とは一体どういうことか考えてみましょう。

「大切にする」という言葉は誤解を招きやすい表現ですから注意が必要です。

「働く人を大切にする」とは決して過保護にすることではありません。

会社側から一方的に「楽(らく)」を与えることでもありません。

強いて言えば、「楽しさ」を与えるということです。

働く人を大切にするとは、「働く人を幸せにする」ということなのです。

働く人の幸せとは、「褒められ、必要とされ、役に立っていることが実感できること」です。

それは大変なことですが、仕事の真の楽しさであり、やりがいなのです。

その日々の積み重ねが給料やお休み等の制度・待遇面の充実にも繋がっていくのです。

いい会社が求める人財像

いい会社が求めている人財像をひと言で言えば、「自分が会社をより良くしていくんだ」と思い、積極的に行動できる人です。

いい会社では、褒められ、必要とされ、役に立っている仕事をしている「人財」がたくさんいます。

「人財」は、自分の能力・魅力を常に発揮するように「自分で」気付き、知恵を出し、行動し、チェックし、カイゼンすることができています。

もしできなければ、できるようにしていくことが企業側の重要な取り組みです。

そうなるための人づくり(人財育成)を徹底して取り組むことは「働く人を大切にする」ことなのです。

働く人を大切にするとは、働く人が幸せを得るために、この会社で働いて良かったと思ってもらうために、人づくり(人財育成)を徹底し、制度・待遇面の充実も含めて徹底的に手をさしのべるということです。

そして、働く本人も「人財」であり続けるために自主的に意識と行動を変えることが求められます。

この企業側と働く人との双方向のやりとりが質の高いコミュニケーションであり、いい社風構築にも繋がっていきます。

いい会社ほど問題点がたくさん出てくる

いい会社では、問題点がたくさん出てくる点も重要なポイントです。

一般的には、「いい会社は問題点がない」と思い込まれています。

実は全く逆なのです。

そもそも私たち人間の営みは、すべてが完璧であることはまずあり得ません。

1日仕事を懸命にしたら、「あるべき姿」に対して必ず何らかの問題点が発生するものなのです。

この問題点を「見て見ぬふり」をするか、積極的に「気付いてカイゼン」するかどちらがいい会社でしょうか?

考えるまでもないでしょう。

いい会社には「気付き」のレベルが高い「人財」が多いです。

自ら積極的に問題点に気付くのです。

そして、カイゼンするのです。

さらに「(問題点を)見て見ぬふりをしないこと」が社風として定着しています。

そもそも、会社はより良くなっていきながら永続することが求められます。

その元になるのは問題点であり、それをカイゼンするから良くなっていくのです。

問題点を見て見ぬふりをすれば、いつまで経っても会社はよくなりません。

いい会社ではPDCAサイクルが回っています

学生のみなさんには、このPDCAサイクル(計画、実行、チェック、カイゼンのサイクル)に慣れて欲しいと思います。

ところが、PDCAサイクルは、多くの会社で形骸化してしまい難易度の高い取り組みとなっています。

その大きな要因は、チェックの部分で問題点に「気が付かない」、或いは「見て見ぬふりをする」ためです。

私たち人間は、問題点に対してマイナスのイメージを持っており、無意識のうちに「回避したい」と思うものです。

そこに大きな落とし穴があります。

問題点に「気が付かない」、或いは「見て見ぬふり」をしてしまえば、問題点は先送りされ、何もカイゼンされないまま1年があっという間に過ぎてしまいます。

いい仕事をすることも、いい会社を実現することもできないまま時が経ってしまうのです。

会社をより良くするため大切なのは、逆転の発想なのです。

よく「部下が問題点を出すことを許さない」リーダーに出くわします。

だから部下は問題点をあげません。

リーダーに怒られてしまうからです。

そういう組織ではいつまで経っても会社がよくなっていきません。

PDCAサイクルが回っていないからです。

それゆえ、トヨタでは「Bad News First!(問題点を第一に出すこと)」が徹底されています。

日本でいちばん社員さんが幸せだと言われている未来工業さんでは、「提案制度」が機能しています。

提案制度は、問題点を見つけることからスタートします。

そして、問題点は期限を決めて確実にカイゼンされます。

だから、会社がどんどん良くなっていくのです。

このいい会社のサイクルをぜひとも抑えて欲しいと思います。

いい会社では、計画、実行、チェック、カイゼンのサイクル(PDCAサイクル)が常に回っているのです。

それは、慣れないうちはとても大変です。

しかし、確実に習慣になっていきます。

少しでも参考になることを願っております

ここまでの話がほんの少しでも学生のみなさんの参考になれば幸いです。

どんなにいい会社だと思って入社しても、4割の方が転職を考えるような時代でもあります。

4人のうち3人が不満を感じる時代なのです(これらの中には、大手企業も有名企業も含まれます)。

だからこそ、何が大切なのかをしっかり見据えて、明るい将来に向けて大切な第一歩を踏み出して欲しいと願っております。

「いい会社」についてはまた述べたいと思います。

大丈夫でいきましょう!

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