ハラスメント(パワハラ・セクハラ・モラハラ)

精神論や根性論だけではいけない理由とメンタルの簡単な鍛え方

精神論だけでモチベーションがあがるか?特に若者は精神論を遠ざけるからこそ

今の時代、精神論だけで社員さんのモチベーションを高めることは非常に難しくなっています。

特に若者は、精神論についてかなりの抵抗があります。

リーダーのみなさんにとって、精神論のみの押しつけは、パワーハラスメント(パワハラ)の原因にもなる可能性がありますから注意が必要です。

私は、そもそもどんな人もメンタルは強くないという前提があり、だからこそ論理的思考でメンタルを強くしていくことが大切だと思っております。

そもそも、精神論とはどういった意味でしょうか?

実用日本語表現辞典では以下のように述べられています。

精神論とは
事実や数字に基づいた客観的、論理的な考え方ではなく、精神と物質の関係に対する主観に依存する物事の考え方。
「根性論」などと類似した表現であるが、「根性論」は精神的なものの中でも根性のみに絞った表現である。
精神論の代表的な例としては、「やる気があれば何でもできる」「願えば必ず叶う」などの考え方がある。

また、客観的の意味については以下の通りになります。

客観的とは
個々の主観の恣意(しい)を離れて,普遍妥当性をもっているさま。 ↔ 主観的

さらに、論理的な考え方については、以下の通りになっています。

論理的とは
論理にかなっているさま。論理を追って考えるさま。

論理とは
① 思考の形式・法則。議論や思考を進める道筋・論法。
② 認識対象の間に存在する脈絡・構造。

これらを踏まえて精神論について考えていきましょう。

精神論がなぜ受け入れられないのかを「なぜ、なぜ、なぜ」と考える

上記の精神論の説明で例としてあげられていた「やる気があれば何でもできる」「願えば必ず叶う」は良く聞く言葉です。

アントニオ猪木さんの「元気があれば何でもできる」も精神論のひとつかもしれません。
(私は個人的に猪木さんの言葉が好きです)

また、アニマル浜口さんの「気合いだー」も同じだと思います。
(浜口さんの言葉も個人的に好きです)

それらの問題点を考えてみたいと思います。

まず、それは「精神的に特別に強い人たちだからできる」と思われてしまう点があります。

その瞬間、「自分には到底できない」と思ってしまうのです。

また、言葉が漠然としすぎており、具体性がない点も問題です。

つまり、精神論の問題点は、客観的になぜ、なぜ、なぜと考えた上で実践されていないことです。

それゆえ、事実や数字に基づいた客観的、論理的な考え方をした上で、精神を強くしていくこと(メンタルを鍛えること)ができれば理想です。

精神論だけではモチベーションは高まらない。でも理にかなったものならば高まる

会社において、これらの言葉だけをリーダーが言っているだけでは社員さんのモチベーションが高まることはありません。

また、会社も良くなっていきません。

具体的に何に対してどんなやる気を持てばいいのか、何をどのように願い、努力を積み重ねれば叶うのかといったプロセスを明確にすることが大切です。

リーダーは部下・後輩に対して大いに期待をしているのがこれまでのごく一般的な姿です。

しかし、今の時代、漠然と期待するだけでは、部下・後輩はプレッシャーだけを感じてしまうケースも実に増えてきました

「がんばれ」という言葉も大切ですが、具体的に「ここをがんばるとこの部分がプラスになる」といったことを共有することがとても重要になってきているのです。

プラスになる部分は、可能な限り金額で示すことも重要になってきました。

例えば、未来工業さんの提案制度のように「提出すれば500円」といったようにです。

しかし、これらは当たり前の事では無く、「ありがたいこと」だと気付かせることも不可欠です。

それらの積み重ねが本質的なモチベーションアップに繋がります。

人から期待されることに対してマイナスのイメージを持ってしまう方も目立ってきたからこそ

そもそも、相手からの期待に応えようとすることは人として自然な姿です。

これはコミュニケーションの本質部分だと実感しております。

ところが、最近では若者を中心に、何かを頼まれたときに「期待しないでください」と言ってしまうシーンが目立つようになってきました

それは、人からの期待に対して真面目に応えようとしているからかもしれませんが、過度なプレッシャーを感じる傾向にあるようです。

中には「がんばることがわずらわしいからいやだ」という人もいます。

もし、マイナスの思考が強すぎる場合は1度それを取り除くべきです。

完璧に応えようとしなくていいのです。

期待に応えようとやってみることです。

人の期待に応えるために自分自身ががんばることは尊いのです。

リーダーは、部下・後輩が「人の期待に応えたい」と思えるような人間関係を構築していきましょう。

一方的な期待では、部下・後輩がプレッシャーだけを感じてしまい、期待と反対の方向に向かってしまうこともあります。

どうすれば本質的なモチベーションが高まるかを常に考えていかなければなりません。

本来は人からの期待はモチベーションになる

人からの期待は、本来モチベーションアップに繋がります。

これは、仕事の本質でもあります。

しかし、人からの期待がプレッシャーを感じてしまうのならば、そこだけを考えるのではなく、その先にある喜びを少しずつ実感してもらうことが大切です。

つまり、人から喜ばれること(人から褒められ、必要とされ、役に立っていること)は、期待に応えた証であることを体感してもらうのです。

そもそも仕事は必ず誰かの役に立っているのですが、そのことを定性的にも定量的にも実感できることが重要なのです。

また、それらが明確に報酬となっていることも理想です。

誰かのために役に立つことが自分の待遇面を高めていく

そもそも、誰かが困っているのならば、何とかして助けてあげようとすることが人として自然だと思います。

人が困っていたら何とかしてあげたいと思うことが自然なのです。

それが貢献意欲なのです。

反対に、自分が誰かに助けて欲しいときも必ずあります。

もし、自分が助けて欲しいときに、周りの人が「面倒くさいから嫌だ」と思ってしまったらどうしますか?

重要なのは、自分も期待する立場にもなるし、期待される立場になることを意識することです。

それがgive&takeのコミュニケーションを実現するのです。

お互いが貢献していかない限り、いい会社とは言えないのです。

自分のことだけを考えてしまう人が増えれば、いい国になるわけがないのです。

ですから、若者のみなさんはこうしたことをプレッシャーに感じる必要はありません。

まずは「何とかしてあげよう」「よしやってやろう」と自然に思えるようにトレーニングすることが大切だと思います。

必要とされているわけですから、それに対して努力して、例え期待に応えられなかったとしても仕方が無いのです。

失敗してもいいのです。

大切なのは期待に応えようと挑戦することなのです。

だから、若者のみなさんは期待に応えられないことを先にいう必要はありません。

そして、リーダーは根性論で終わらせないように、具体的に報酬等を数値化して示すようにしましょう。

メンタルは日頃の思考の癖をひっくり返すことで鍛えることができる

仕事のノウハウの中にはメンタル(精神面の強さ)が不可欠です。

精神的な強さとは、それをコントロールする力であり、いきなりできるものではありません。

メンタルも肉体的なものと同じように、鍛えることで強くなっていきます。

むしろ、メンタルのトレーニングはとても重要です。

トレーニングの方法は簡単です。

まず「自分自身で負荷(ストレスやプレッシャー)を意識してプラスに考える事」です。

つまり、負荷(ストレスやプレッシャー)がかかった瞬間を「自分が成長・向上するチャンスだ」と意識することです。

「嫌だな」と思ってしまうことをひっくり返してみるのです。

結果論から言うと、それらの負荷は克服することができます。

それを繰り返していくと習慣になり、メンタルが鍛えられるのです。

負荷は、人から与えられるものか、自分で作り出すものかのふたつがあります

ほとんどの場合は、人から与えられるものとなります。

お客様であったり、上司であったり、時には同僚や後輩、友達からも与えられることでしょう。

その時に、自分中心事で考えると「なぜ自分ばかりがこのような目にあうんだ」という思考になってしまいます。

その原因を他責(人のせいや物事のせいに)してしまうのです。

その時に、以下のようにひっくり返して考えるのです。

「これは自分自身が次のステップに行くために必要なことだ」
「これを乗り切るとお客様は喜んでくれるし自分のためにもなる」

さらに、そうした状況を自分で創り出すことができれば理想です。

自分で負荷をかけるのです。

そうやって自分自身との闘いをすると「いいわけ」がなくなってきます。

加えて、人の期待に応えることがやりがいになることがより実感できるようになるでしょう。

これが「当事者意識」です。

そして、それ自体が仕事の目的になってくるでしょう。

目的を明確にし、どのように近づいて行くか考えていくこと自体が仕事をより良くするために不可欠なことなのです。

お客様の期待、社内の期待、そして自分の期待にも応えることになるのです。

それは自分自身への負荷になりますが、メンタルも鍛えられ、モチベーションも高まっていくのです。

これらについてはまた述べたいと思います。

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