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新幹線で殺傷事件・・・1人で生きている方はこの世におりません

1人の尊い方の生命とご家族の希望を奪ってしまったことは忘れてはならない

新幹線でとんでもない事件が起こりました。

30代の男性が尊い命を落とされてしまいました。

謹んで哀悼の意を表します。

以下、日本経済新聞を引用いたします。

9日午後10時ごろ、神奈川県の東海道新幹線新横浜―小田原間を走行していた東京発新大阪行きのぞみ265号で、男が複数の乗客を刺し、30代男性が死亡、20代の女性2人が重傷を負った。神奈川県警は同日、乗車していた自称、小島一朗容疑者(22)=愛知県岡崎市蓑川町=を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。

小島容疑者は「新幹線内で殺意をもって人を刺したことは間違いない」「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった」などと話しており、新幹線の乗客を無差別に狙った可能性がある。

県警は逮捕した男が所持していた刃物1本を、既に押収した。なたで男性などを切り付けたとの情報がある。

JR東海によると、事件が起きたのは午後9時23分に東京を出発し、新大阪に午後11時45分着予定の新大阪行きの最終列車だった。列車は16両編成で約880人が乗車。同社は「車内で刃物を持った男が暴れていたという情報がある」としている。

県警によると、事件は12号車で起き、女性の1人は多数の外傷があり、もう1人は左肩に切り傷を負っている(日本経済新聞 2018年6月10日)。

事件を目撃した女性によりますと、犠牲となった男性は、先に刺された女性を助けようとして被害に遭ってしまったそうです。

だからこそ私はこの方のことを人として尊敬いたします。

同じ状況だったら私は何をしただろうと考えさせられます。

助けられたかどうかわかりません。おじけづいてしまったかもしれません。

本当に勇敢な方だとおもいます。

それだけに悔しいですし、心が痛みます。

近所の人の話からも非常に温厚な方だったことがうかがわれます。

ご家族の気持ちを察すると言葉もでません。

本当に心が痛みます。

この事件の本質はこれからいろいろと語られることでしょう。

どんな結論になろうとも、1人の尊い方の生命とご家族、会社の仲間、お客様、地域の人たちの希望を奪ったということは忘れてはならないと思います。

どうか、このことを前提として進めて欲しいと思います。

決して人ごとではありません。

このままでは今後もこうした事件は繰り返されてしまうかもしれません。

私たちは、こういった事件の本質を考えなければならないと思います。

なぜ自殺願望がある容疑者が人に怒りの矛先を向けたのでしょうか?

小島容疑者は「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった」と供述しています。

しかし、以前から「生きていてもしょうがない」という自殺願望を吐露していたそうです。

なぜその矛先が人に向けられてしまったのかがポイントだと思います。

小島容疑者は、複雑な家庭環境で育ってきたことが浮き彫りとなってきました。

以下、日本経済新聞を引用いたします。

神奈川県内を走行中の東海道新幹線内で乗客の男女3人が刃物で殺傷された事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された自称無職、小島一朗容疑者(22)の伯父(57)が10日未明、愛知県岡崎市の自宅で取材に応じた。小島容疑者は伯父夫婦らと暮らしていたが、今年1月に「出て行く」などと言い残して自転車で外出。行方が分からなくなっていたという。

伯父は「まさかこんなことになるなんて。人を傷つけるなんて信じられない」と言葉を詰まらせた。時折、同居する祖母が携帯電話で連絡を取っていたが、小島容疑者は「探しに来るから」と居場所は明らかにしなかったという。

伯父によると、小島容疑者は昨年、岡崎市内の精神科病院に一時入院していた。「人と接するのが苦手だった」という。数年前からは「俺には生きている価値はない」「どうせ死ぬんだから」などと、自殺願望を吐露することもあった。

小島容疑者は中学生までは同県一宮市で暮らしていたが、両親との折り合いが悪く、親元を離れて同市内の福祉施設に入所。県内の夜間学校を卒業し、一時は埼玉県や愛媛県の会社で働いた。約2年前からは伯父夫婦や祖母と岡崎市で生活し、昨年秋に祖母と養子縁組した。

アルバイトは「楽しくない」と長続きせず、自宅に引きこもってパソコンや読書などで過ごす日が多かったという。家出を繰り返し、岐阜県や長野県で保護されたこともあった(日本経済新聞 2018年6月10日)。

驚くべきことは、実父とは2年ほど会っていないということです。

容疑者の実父がインタビューで謝罪をしました。

取り返しのつかないことをしてしまって申し訳ありませんでした。今後につきましては、小島一朗(容疑者)ができる償いを彼にできる限り、心からの人生をそれを償うように生きてほしい(日本テレビNEWS 2018年6月10日)

私はとても悲しくなりました。

申し訳ない言い方ですが、どこか人ごとで違和感を覚えてしまいました。

これまでの経緯があるにせよ、人の親としてこれでいいのか疑問に思ってしまいました。

愛情のかけらも感じることができませんでした。

実際に父親は容疑者が中学生の時に取っ組み合いをしたそうです。

複雑なことがあったでしょうけど、だからこそ実の子に対する想いを示して欲しかったです。

以下、FNNニュースを引用します。

親族などによると、小島一朗容疑者(22)は、中学生のころ、精神的な疾患があると診断され、家族とのトラブルも起きていた。

小島一朗容疑者の実の父親は「夜にわたしの寝室に入ってきて、包丁と金づちで威嚇するような感じで」、「取っ組み合いました」などと話した。

同じ時期に、小島容疑者は自立支援施設で生活を始め、19歳で職業訓練校を卒業したあと、職を転々とする一方で、治療のために4カ月間、入院していたという(東海テレビニュース 2018年6月10日)。

私はもっと他にやり方があったのではないかと思います。

容疑者がどうやって生活をしていたかも気になりますが、祖母が自分の口座のキャッシュカードを持たせていたようです。

東海道新幹線で乗客の男女3人が殺傷された事件で、殺人未遂容疑で逮捕された自称無職小島一朗容疑者(22)(愛知県岡崎市蓑川町)と同居する伯父(57)が10日、取材に応じた。

伯父によると、小島容疑者は「俺なんて価値のない人間だ。自殺したい」と度々口にし、半年前に、「旅に出る。自由に生きたい」と言って自転車で家を出ていたという。

伯父の説明では、小島容疑者は愛知県一宮市出身。定時制高校を卒業後、職業訓練校を経て埼玉県内で就職したが、人間関係の問題を訴えて約1年後に退職。実家の両親とも折り合いが悪かったため、2016年10月頃から伯父方で暮らしていた。その後、何度か家出をし、長野県内で保護されたこともあったという。

半年前に伯父方を出た際には、同居の祖母が心配し、自分の口座のキャッシュカードを持たせたという。その後、何度か携帯電話で連絡がとれたが、小島容疑者に居場所を尋ねても、「捜しに来るから嫌だ」と答えなかったという(読売新聞 2018年6月10日)。

またNHKの報道では叔父が(容疑者が)自閉症であることを明かしています。

殺人未遂の疑いで逮捕された小島一朗 容疑者(22)と愛知県岡崎市で同居していた叔父は「家族との折り合いが悪くなったと言って、去年の春に愛知県一宮市の実家を出てこの家に来ました。本人は自閉症で自殺願望が強かったです。この2年間で突然行方が分からなくなり、3回ほど警察のお世話になったことがありました。仕事も岡崎市の会社を紹介してもらったのですが、『俺が働くところではない』と言ってすぐに辞めてしまいました」と話していました。

また、同じく同居していた祖母は「ことし1月に『俺は自殺するんだ』と言って家を出て行きました。家ではもめ事などはなく、まさかそんなことするわけがないと驚いています」と話していました(NHKニュース 2018年6月10日)。

精神的な疾患(自閉症)というキーワードが出てきました。

私は敢えて申し上げたいと思いますが、自閉症自体が原因では決してありません。

このことは私たちの誰もが意識するべきですし、真の原因を考えなければならないと思います。

自閉症自体が事件の直接の原因ではないことを明確にするべきです

この事件は、誰もが考えていかなければならない問題であると実感しております。

私は容疑者が自閉症であるという報道によって、みなさんの意識が先行してしまわないか危機感を覚えます。

繰り返しますが、自閉症がこの事件の原因ではありません。

決めつけてしまうことだけは避けて欲しいと願っております。

ちなみに、自閉症についてのポイントは以下の2点です。

〇現状では断定されている原因はありません
〇自閉症を確実に診断できる検査方法はありません

自閉症自体、確かなことは誰にもわからないのです。

自閉症とは何かも含めて、以下、メディカルノートより引用いたします。

自閉症とは、社会性発達の質的障害、コミュニケーションの質的障害、興味や活動の偏りの3つを特徴とした、先天的な脳の機能障害です。自閉症は、通常、3歳頃までに判断されることが多いです。

近年では、発達障害の一つであるアスペルガー症候群と合わせて、「自閉症スペクトラム障害」として一つの疾患概念に含めて考えられるようになってきています。自閉症とアスペルガー症候群は、従来は別の病気として分けて考えられていました。しかし、両者には重複する部分も多く、個々人において明確に分類することが困難であることから、このような疾患概念ができたのです。

自閉症を始めとする、自閉症スペクトラム障害の患者さんは、不適切な環境におかれてしまうと日常生活にさまざまな障害を及ぼしてしまうことがあります。

自閉症を含む自閉症スペクトラム障害において、現状では断定されている原因はありません(2017年時点)。自閉症スペクトラム障害は、先天的な脳の機能異常により引き起こされていると考えられています。

これまでの研究結果からは、ある種の遺伝子異常が複雑に関与していると推定されていますが、特定の原因遺伝子はまだ明らかになっていません

さらに、自閉症になりやすい体質を持って産まれるお子さんもいると推定されていますが、何がきっかけとなって自閉症を発症しているかは不明です。また、一部の先天性の病気になると、自閉症を発症しやすいことがわかっています。具体的には、脆弱X症候群、結節性硬化症、先天性風疹症候群、フェニルケトン尿症などの病気が挙げられます。

自閉症では、社会性発達の質的な障害、コミュニケーションの質的な障害、興味や活動の偏り、の3つを特徴とした症状が現れます。

社会性発達の質的な障害
自閉症の患者さんは、対人関係を構築するのに困難を感じることがあります。成長の過程に沿ってみてみると、自閉症の赤ちゃんはお母さんに抱っこをされても喜ぶことがなかったり、手遊びなどであやしても喜ぶことがなかったりします。

幼児期以降、集団生活が始まると、自閉症の症状はより目立つようになってきます。自分の世界にこもるようにみえたり、ルールを守りながらみんなで遊んだりすることが難しくなります。また、その場の空気を読み取ることが苦手で、たとえば、怒られているのにもかかわらず笑ってしまうことがあります。

コミュニケーションの質的な障害
自閉症では、子どもの知的な発達そのものが遅れる傾向にあります。また、言葉を発するようになったとしても、相手が話している内容が理解できずにおうむ返しをすることがあります。言葉の持つニュアンスに対する理解も乏しく、状況に合った適切なコミュニケーションをとることができないこともあるでしょう。言外の意味を理解することに、困難を覚えることもあります。

また、自分のしてもらいたいことを上手く表現できないために、自分の手ではなく他人の手を動かして、してもらいたいことを伝えることもあります(クレーン現象)。

興味や活動の偏り
自閉症では、興味や関心を寄せるものがとても限定的かつパターン的です。ひとつのものごとに強い愛着を示したり、いつも決まった行動パターンを取ったりする傾向にあります。具体的には、数字に異常なほど興味を示し、カレンダーや時刻表を、その意味をわからずに暗記したりします。また、学校に通うときに、普段と違った道を通ることが極端に苦手であり、同じ道を同じように通ろうとします。

自閉症を確実に診断できる検査方法はありません。自閉症は、3つの主要症状(社会性発達の質的な異常、コミュニケーションの質的な異常、興味や活動の偏り)がないかどうかをもとにして、診断されます。そのため、普段の日常生活の様子、発達歴、既往歴、神経学的な身体所見などを詳細に検討することがとても大切です。心理検査を併用することもあります。

自閉症は特別な病気(先天性風疹症候群など)と関連して発症する場合もあります。このため、それらを除外するために、それぞれの病気に特化した検査(聴力検査や染色体検査、CTやMRIなどの画像検査など)を組み合わせることもあります。また、自閉症ではてんかん(発作的にけいれんなどの症状が現れる脳の病気)を合併することも多いことから、脳波検査が適宜併用されます。

司法は進化しているか・・・責任能力の有無ではなく、人の命を奪った時点で異常であることを認識するべきです

責任能力があったか否かを論じるべきではありません。

責任能力があろうとなかろうと、責任は取ってもらうことが重要です。

責任能力がないと判断されて世の中に釈放されたら再び同じことが起こります。

その責任を一体誰が取るのでしょうか?

また、繰り返し述べますが、精神病院に入院していたから異常なのではありません。

他人の命を奪ってしまったことが異常(正常ではない)なのであり、そのことに対して責任を取るべきなのです。

どんなにむしゃくしゃしていても、どんなに自分が嫌な目に遭ったとしても、人の命を奪うことは異常なのです。

人の命を奪った時点で理性がない状態なのです。

そして、自由に生きると言うことは、権限と責任が与えられるということです。

自分でやったことは自分で責任を取るということです。

自由というのは、大変なことなのです。

そして容疑者の彼は自由に生きたのだと思います。

だから、責任を取るべきなのです。

役に立たない人間だから・・・それを決めるのはあなたではありません

小島容疑者の祖母は「(小島容疑者が自身について)この世の中に役に立つ人間じゃない。何かというと、死にたいと言っていた」と話しました。

「世の中に役に立つ人間」というキーワードが出てくる訳ですから、反対から見ると容疑者はそういった心も持っていると言うことです。

何とかならなかったかと思います。

おそらく、仕事をしている時に容疑者は人から「褒められたり、必要とされたり、役に立っている事」が実感できなかったのではないかと推測しています。

これは人である以上、程度の差こそあれ実感できることであると思っています。

そして、どんな仕事でも必ず人に喜ばれます。

仕事というのは必ず誰かの役に立っているのです。

役に立たない仕事はこの世の中にはありません。

だから仕事を一生懸命して、その仕事の喜びを実感できなかったことも要因として考えられます。

「そんな馬鹿な!」と思う方は、日本理化学工業さんをご覧になってください。

障がい者雇用7割を超える「日本でいちばん大切にしたい会社」です。

日本理化学工業さんのホームページを一部引用いたします。

会社創立は昭和12年ですが、知的障がい者の雇用は昭和35年2人を雇用したのがスタートでした。このような障がい者多数雇用を目指したのは、禅寺のお坊さんから「人間の究極の幸せは、1つは愛されること、2つ目はほめられること、3つ目は人の役に立つこと、4つ目は人に必要とされることの4つです。福祉施設で大事に面倒をみてもらうことが幸せではなく、働いて役に立つ会社こそが人間を幸せにするのです」と教わったからでした。

日本理化学工業さんで働く社員さんは、人から「褒められ、役に立ち、必要とされる」ことを通じて幸せを実感されているのです。

人というのは、社内の人も社外の人(お客様)も含みます。

つい先日も『奇跡体験!アンビリバボー』で紹介されていました。

ぜひ、これまでの思考の癖・習慣・常識と思っていることを1度捨てて、日本理化学工業さんと向き合って欲しいと思います。

人として大切なものが見えてきます。

学校教育、家庭教育、地域の教育のそれぞれに責務があると考えます

こうしたことを繰り返さないためにも、教育の世界の限界を突破していきましょう。

教育には、学校、家庭、地域のそれぞれで人としての本質を教える責務があると思います。

それは「人としての幸せ」の本質を教える事ではないかと思います。

人間の究極の幸せは、(前述したとおり)1つは愛されること、2つ目はほめられること、3つ目は人の役に立つこと、4つ目は人に必要とされることの4つです。

そのことを繰り返し繰り返し何度も何度も教え、実感できるようにすることがとても大切だと思います。

一人で生きている方はこの世におりません。

人との関係は必ずあります。

そして、それらの関係を構築することは面倒であり、わずらわしいものかもしれません。

誰しも生きにくいのかもしれません。

しかし、反対から見ると、ふとひとつのことに気がつきます。

それは、自分が周りから生かされているということです。

周りの人々に感謝の気持ちも芽生えてくるものなのです。

自分中心の考え方になるからこそ、世のため人のために働いたり役に立ったりしようとできなくなります。

誰もが自分中心の考え方に気付き、反対の考え方である「人に喜ばれよう」とすることが大切なのです。

そのために自分をより良く変えていくことが重要だと考えます。

それを最も身近に体験できるのが「仕事」なのです。

今回の事件ももしかすると、それらが不足していたことで起きてしまったのかもしれません。

学校、家庭、地域のそれぞれの教育で教えなければならないと痛感します。

「いやな世の中になったね」は人ごとです。

それでは何も変わりません。

そうではなく、私たち全員に責任があると思います。

1人の尊い方の生命とご家族、会社の仲間、お客様、地域の人たちの希望を奪ってしまったのです。

こんなことが繰り返されてはなりません。

このことを前提として、私たちの誰もが人が幸せになることを自分たちで進めていきましょう。

私たちは明るい将来をつくっていかなければなりません。

大丈夫でいきましょう!

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