人と会社・企業

西日本の豪雨・・・8日までの3日間に降った雨は93地点で観測史上最も多い

8日までの3日間に降った雨は93地点で観測史上最も多かった

西日本を記録的な豪雨が襲いました。

堤防の決壊による河川の氾濫や土砂災害を引き起こしています。

9日までに命を落とされた方々は116名という大災害となってしまいました。

尊い命が失われてしまったことは胸が痛みます。

謹んで心より哀悼の意を表します。

現在も80名以上の方々の安否が不明ということです。

どうか諦めずに救助をして欲しいですし、救助を待って欲しいと願っております。

以下、日本経済新聞の記事を引用します。

西日本を襲った記録的な豪雨は広域で堤防の決壊による河川の氾濫や土砂災害を引き起こし、死者は広島、岡山、愛媛3県を中心に9日までに計116人となった。消防や自衛隊による捜索活動が続くが、依然80人以上が安否不明。高速道路や鉄道、電力などインフラも大きな被害を受け、企業活動にも影響が出ている。被害の全容は見えておらず、政府は救援や復旧に全力を挙げる。

各地には避難所が設置され、総務省消防庁によると8日午後9時時点で少なくとも15府県で約2万3千人が身を寄せた。9日午前5時時点でなお避難指示・勧告が17府県の174万世帯、385万人に出されている。

河川の堤防の決壊、橋梁の流失も相次いだ。岡山県倉敷市真備町地区では近くを流れる小田川の堤防が少なくとも2カ所で決壊し、地区の約3割が浸水。同市によると、8日午後6時時点で周辺の家屋4600戸が浸水した。

同地区では建物の屋上などに一時1000人以上が取り残され、自衛隊や消防がヘリコプターやボートで救出した。地区一帯からの避難者は9日午前8時現在で3千人近くに上り、ポンプ車による排水を続けている。

広島県では熊野町の住宅地で土砂崩れが発生。12人が巻き込まれたとみられ、1人の死亡が確認された。福山市でも、ため池の決壊で家屋ごと流された女児(3)が遺体で見つかった。愛媛県宇和島市や北九州市などでも土砂崩れによって犠牲者が出ている。

国土交通省によると、9日午前5時半現在、JR東海などの13鉄道事業者が管理する37路線で、土砂の流入や橋の流失などが起きて運行を休止している。JR東海高山線の飛騨萩原―猪谷駅間は土砂が流入しており、再開は11日までずれ込む見込み。

高速道路は12路線13区間で通行止めが続く。中国自動車道の滝野社インターチェンジ(IC)―吉川IC間、岡山自動車道の有漢IC―賀陽IC間でのり面が崩壊。国道も67路線185区間が通行止めとなった。

経済産業省によると、午前6時時点で全国約1万2700戸が停電。厚生労働省によると、水道管の破裂などで断水は最大約27万世帯に上った。

気象庁によると、8日までの3日間に降った雨は93地点で観測史上1位を更新した。降り始めからの一連の雨量は高知県馬路村で1846.5ミリ、同本山町で1695.5ミリ、岐阜県郡上市で1058ミリなど1000ミリを超える地点も出た。

同庁は6日以降、数十年に一度の大雨が降るとして九州から中国、四国、近畿、東海地方の計11府県に大雨特別警報を発表。13年の運用開始後、同年9月の台風18号などで出された3県が最多だったが、はるかに上回った。8日午後までにすべて解除されたが、西日本を中心に土砂災害の危険度が高くなっているとして引き続き警戒を呼びかけている。

政府は9日午前、非常災害対策本部の2回目の会合を首相官邸で開き、安倍晋三首相は「自治体が全力で応急対応、復旧に当たれるよう、しっかりと財政措置を講じていく」と表明。救助部隊を7万3千人態勢に増強したことを明らかにした。

政府は各省の次官級で構成する「被災者生活支援チーム」を設置。避難者などの支援を急ぐ。小此木八郎防災相を団長とする政府調査団も岡山、広島両県に派遣する(日本経済新聞 2018年7月9日)。

安倍首相が外国訪問を中止。政府は豪雨対応を優先

安倍首相が11日から予定していた欧州・中東訪問を中止しました。

被災地を近く訪問し、土砂崩れなどの現場を視察するそうです。

また、被災自治体による災害復旧事業への財政支援にも乗り出すようです。

与党内からは2018年度補正予算の編成を求める声もあるようですが、私は政府の判断は正しいと思っています。

人の命よりも重要なものはありません。

以下、日本経済新聞を引用いたします。

安倍晋三首相は11日から予定していた欧州・中東訪問を中止し、西日本を襲った記録的な豪雨への対応を優先する。被災地を近く訪問し、土砂崩れなどの現場を視察。被災自治体による災害復旧事業への財政支援にも乗り出す。与党内からは2018年度補正予算の編成を求める声が出ている。野党は国会審議を中断する「政治休戦」を求めた。

首相は9日、自民党の二階俊博幹事長と首相官邸で会い「外遊は中止せざるを得ない」と伝えた。公明党の山口那津男代表との会談では豪雨災害への対応について「政府として全力であたっていく」と強調。山口氏は「与党としても協力する」と応じた。

政府は9日夕時点で警察や消防、自衛隊ら約7万4千人態勢で行方不明者の捜索や救助、給水支援にあたっている。このうち自衛隊員は約2万9千人を占め、防衛省幹部は「豪雨災害だけでこれだけの規模を派遣するのは異例だ」と話す。首相は「状況に応じて機動的に増強したい」と語る。

災害復旧を後押しするための被災自治体への財政支援にも乗り出す。首相は9日の自民党役員会で、被災者への生活支援物資の供給や仮設住宅の確保に取り組むと表明。「しっかりと財政措置を講じる。とにかく人命第一、安全第一。できることは何でもする」と訴えた。

首相は豪雨対応を優先するため、ベルギー、フランス、サウジアラビア、エジプトの4カ国訪問を取りやめた。11日にベルギーの首都ブリュッセルで予定していた日本と欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)署名式は17日に延期する。フランスでは日本博「ジャポニスム2018」が開催されるため、首相に代わって河野太郎外相が訪仏する。

首相は9日、EUのユンケル欧州委員長と電話し、ブリュッセル訪問の中止を陳謝した。首相はエジプトのシシ大統領、サウジアラビアのサルマン国王ともそれぞれ電話し、訪問取りやめをおわびし、理解を求めた。シシ氏とは経済分野などの関係強化で一致した。

与党からは補正予算を組むべきだとの発言が相次いだ。自民党の竹下亘総務会長は記者会見で「当然、補正でも大胆に対応していかなければいけない」と話し、政府に災害復旧のための大規模な補正予算を組むよう要求した。岸田文雄政調会長も記者会見で「地方が財政上の不安を感じないように対応する」と述べ、補正予算も含む財政措置に言及した。

豪雨に見舞われた愛媛県の中村時広知事は9日の首相との会談で、気象庁が今回の豪雨に「特別警報」を発表するのが遅かったと指摘。県民らの迅速な避難を促すため、発表の精度を高めるよう求めた。首相は「よく配慮したい」と答えた(日本経済新聞 2018年7月9日)。

愛媛県の中村時広知事が気象庁の「特別警報」を発表するのが遅かったという指摘は重く受け止めなければなりません。

雨が短時間に大量に降る傾向は今後も

この度気象庁は数十年に一度の大雨が降るとして九州から中国、四国、近畿、東海地方の計11府県に大雨特別警報を発表しました。

こうした大雨は今後も降る可能性があります。

約10年前に集中豪雨について記事を書きました。

このころから雨の降り方が極端になっていることがうかがわれました。

私たちは日頃からこれらを想定し、確実に対策することが求められます。

気象庁からは大雨や台風から身を守るための対策が示されています。

台風や大雨から身を守るために(気象庁)

極めてシンプルですが、私はとても大切なことが書いてあると思います。

特に避難場所の確認とそこに行き着くまでの経路の確認はとても大事だと思います。

これはBCP(事業継続計画)にも繋がります。

水かさはあっとういう間に増える

私は渓流釣りを趣味としており、川についてはみなさんよりも少しだけ詳しいと思っています。

その経験から少しでも役に立つことを述べたいと思います。

大量の雨が降ったときの川の水は、みなさんが思っている以上に水かさが増すスピードが速いです。

あれよ、あれよ、という間にあふれてきます。

特に、渓流の場合は10㎝水かさが増えるだけでもう普段と全く違う川に見えます。

そして水位が減るまで身動きが取れなくなります。

これは想像つかないかもしれません。

だから、ご自宅の近くの用水路なども含めて、これ以上は危険だと思う水位をあらかじめ決めておくことが重要です。

この水位に来たら迷わず避難するというラインもあらかじめ決めておくべきです。

水があふれそうな場所、或いは過去あふれた場所は特に注意しておきましょう。

被害を最小限にするために。天井川が多いことも注意です

川は水からなりますので、私たちの生活圏よりも下(水平よりも)に流れていると思いがちです。

しかし、市街地を流れる川の多くが私たちの目線よりも高い所を流れています。

これを天井川と言います。

デジタル大辞泉によりますと以下のように記されています。

天井川とは
堤防内に多量の土砂が堆積(たいせき)し、川床が付近の平野面より高くなった川。

みなさんの近くを流れる大きな川の両岸には堤防があると思います。

河床には砂礫が堆積していると思いますが、みなさんの生活圏からの目線よりも高い位置を流れていませんか?

これは氾濫がなくなったことにより、河床に礫が堆積してどんどん高くなっていたのです。

この天井川が氾濫すると水は一気に市街地に流れ出します。

そもそも自然においては堤防はなく、川の適度な氾濫が常にありますので、礫も海に流れていきます。

それが堤防によって氾濫しにくくなり礫が流れなくなってしまったのです。

もちろん、堤防は私たちの安全な生活を守る大切な砦です。

それとあわせて、河床に堆積した礫を常に海に排出することが大事なのです。

礫が堆積した河川がある地域での豪雨は高いレベルでの注意が必要です。

私たちはあらゆるリスクを想定して備えるしかありません

雨の降り方が変わっています。

河床に礫が堆積している大きな川も少なくありません。

大雨によって河川が氾濫するリスクは今後ますます大きくなるでしょう。

川の近くに立地している企業のみなさんはぜひ注意してください。

BCPでも明記されているとは思いますが、避難場所を明確にして、かつ、周知を徹底しておくことがとても重要です。

また、安全な場所があれば、地域の人たちのために解放することも含めて想定しておきましょう。

安心・安全を確保するためには、避難訓練も重要になってきます。

大丈夫でいきましょう!

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