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本田圭佑選手が新しい目標を決めました。センスについて考えます。

本田圭佑選手が新しい目標を決めました

ワールドカップロシア大会終了後、その去就が注目されていた本田圭佑選手があらたな目標を明らかにしました。

それは2020年の東京オリンピックを目指すというものです。

本田圭佑選手らしいと思いました。

以下、日本経済新聞の記事を引用いたします。

サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会代表のMF本田圭佑(32)が2日、インターネットテレビ局の番組で「2年後の東京五輪を目指して現役を続ける」と語り、2020年東京五輪に24歳以上のオーバーエージ(OA)枠で出場する目標を明らかにした。

本田はロシア大会敗退後「これが僕自身にとって最後のW杯になる」とフル代表から退く意向を示し、現役を続けるかどうかも明言を避けた。新たな目標に向け、交渉が伝えられているオーストラリアのメルボルン・ビクトリー入りについては、条件面で折り合えば「数日以内に決定という発表ができるかと思う」とした。

五輪でのサッカー男子は原則23歳以下で行われ、OA選手は3人まで認められる。日本代表と東京五輪男子代表を率いる森保一監督はOA選手の招集に前向きな意向を示している(日本経済新聞 2018年8月2日)。

みなさんはどのような感想を持ちますか?

まず私は「日本経済新聞」に掲載された点で実に本田圭佑選手らしいと実感しました。

さすが本田△!

本田選手が現役続行を決めて、ホッとした気持ちになりました。

今回は現役引退も含めてどの様な選択もあり得る状況だったため、私はある意味覚悟を決めていました。

それだけに、東京オリンピックに出場するという目標は全く予想しておりませんでした。

ワールドカップに匹敵する目標を決めたのだと納得しました。

実に本田選手らしいセンスではないかと思います。

本田選手の現在進行形で磨き上げられているセンス

本田選手はとてもセンスがあると思います。

サッカーだけでなくビジネスの面でも。

そのセンスの中心には「人を楽しませる」「人のためになる」「人へのやさしさ」といったものが共通して貫かれているような気がします。

今日は、私たちがいつも何の気なしに使っている「センス」という言葉について考えてみましょう。

センスとは、大辞林によりますと次のように記されています。

物事の微妙な感じや機微を感じとる能力・判断力。感覚。 「ユーモアの-」 「 -に欠ける」

能力・判断力はセンスと結びつきますが、「物事の微妙な感じや機微を感じとる」となると難しくなりますね。

さらに、デジタル大辞泉によりますと次のように記されております。

1 物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。「文学的なセンスがある」「センスのよくない服装」「バッティングセンス」
2 判断力。思慮。良識。「社会人としてのセンスを問われる」

「微妙な点まで感じ取る」というところがセンスです。

ワールドカップロシア大会における本田圭佑選手の「微妙な点まで感じ取るセンス」は実に素晴らしいものでした。

本田選手の相手のことを思うセンス

本田圭佑選手の相手の微妙な点まで感じ取るセンスはワールドカップの時に垣間見ることができました。

コロンビア戦の試合後に日本代表から残念ながら外れて帯同していた浅野選手と(浅野選手のトレードマークの)ジャガーポーズを取ったことは、まさに本田選手らしいセンスです。

私はこの動画を見て、本田選手の気遣いと行動に胸を打たれました。

浅野選手は次の日に日本代表を離れて日本へ戻ることが決定していたと思います。

本田選手は浅野選手に対してここまでのがんばりと惜別の想いを込めてジャガーポーズをしたのではないかと推察しています。

また、ポーランド戦では後半のパス回しが議論の的になりましたが、試合後の移動中の機内ではカラオケを歌って盛り上げたそうです。

メディアから伝わってくる本田選手のイメージとは随分違うことがわかると思います。

選手達が本田選手のことを悪く言わない点が真実です。

先日のジャンクスポーツTVで、宇佐美選手が本田選手のエピソードを紹介していました。

宇佐美選手は次のように話しました。

「圭佑君の思考ってすごいなと思ったんですよ。すごく注目されている方じゃないですか。好いてくれる人もいれば、嫌う人もいる。それがすごく気になって、『アンチの人から、たとえばすごく嫌なことを言われたり、ネガティブな意見を聞いたりしたらどう思うんですか?』と聞いたんです」

これに対して本田選手は次のように答えたそうです。

「俺は愛情しかなくて、そういうやつらが本当に成長して、人の悪口を言うことに時間を使わなくなることを切に願ってる」

まさに、本田△としかいいようがありません。

これらもすべてがセンスだと思います。

本田選手のセンスは常に磨き上げられているものであり、私は「気付き」にも近いものに感じています。

気付きとは、デジタル大辞泉によりますと次のように示されています。

それまで見落としていたことや問題点に気づくこと。「小さな気付きが大発見につながる」「日々の気付きが成長をもたらす」「生徒の気付きを促す」

なお企業は、気付きの力と当事者意識と危機感が高いレベルで機能している『人財』を育成し、かけがえのない宝として大切にしていくことが求められるということを以前述べています。

センスは天性のものか?鍛えられるものか?

私たちがセンスというと先天的なイメージが強いです。

持って生まれた才能のような印象を持っている方も少なくないのではないでしょうか。

例えば野球センスがないというと、もう野球をあきらめて他の道を探した方がいいようなニュアンスを受けます。

ここが逆転の発想のしどころです。

センスというのは鍛えられると思っています。

鍛えられることによってさらに高まっていくものだと実感しています。

センスは気付きと同じく「感性」であり、常に鍛えていないと衰えてしまうものだと思っています。

元々のセンスもあるとは思いますが、それ以上に生きていく中で磨き上げられたセンスこそ私たちが着目しなければならないと思います。

では、本田選手はどうやってセンスを磨いていったのでしょうか?

本田圭佑選手のセンスの磨き方

本田選手のセンスの磨き方は以下の通りです。

まず目的を明確にします。

次に、どうすればその目的が達成できるか、いくつかの目標を決めます。

これらは限りなく「いつ、どこで、誰が、何を、どのように、いくらで」で考えられています。

つまり、5W2Hのフレームワークに沿っているように見えるのです。

その時に、これまでの思考の癖や習慣、常識と思っていることを1度捨て去ります。

明るい将来を邪魔するものはそれらであることを本田選手は知っています。

あとは愚直に努力をするところもセンスであると思います。

目標は変えますが目的は変えません。

これはすなわち、成功のプロセスであるとも言えます。
(なお、このプロセスは「人を大切にするいい会社」の社員さんが常に目指しているものです。)

また本田選手は、困っている人がいたら「当事者意識を持って=その人の立場になって考えて」行動できるやさしさ(センス)を持っています。

西日本豪雨の後、本田選手のツイッターには次のようなツイートがありました。

少額ですが、毎月10万円を1年間寄付しようと思います。

家族を失われた方々にかける言葉は見つかりませんが、想っています。(本田圭佑選手のツイッターより 2018年7月20日)

災害は時と共に忘れられてしまうことも少なくありません。

それを本田選手はしっかりと見据えているのだと思います。

この方法ならば少なくとも1年間は忘れません。

そして、金額の大きさが重要ではなく、気持ちと行動が大切であることを暗に示していると思いました。

これらも磨かれたセンスであることを示していると思います。

失敗を恐れず、とにかくやってみる。目標を見失わずに行動する。

今日の本田圭佑選手のツイッターには次のようなツイートがありました。

失敗を恐れず、とにかくやってみる。
目標を見失わずに行動する。

ずっと挑戦者として歩み続けたいな。(本田圭佑選手のツイッターより 2018年8月2日)

くしくも「失敗を恐れず、とにかくやってみる」「目標を見失わない」という言葉は、日本でいちばん社員さんが幸せな会社だと言われている未来工業さんを筆頭に、人を大切にするいい会社において共通して聞かれるものです。

つい私たちは、失敗する前から失敗することを考えて言い訳ばかりを言ってしまい、結局何もしないで終わってしまうことも多いです。

それでは何も将来は変わらないのです。

私たちは常に挑戦者であるべきなのです。

真剣だと知恵がでる
中途半端だと愚痴がでる
いい加減だと言い訳ばかり

前述した未来工業さんにはこれらの言葉が掲示されています。

これは仕事だけでなく人生そのものにも言い表すことができます。

本田圭佑選手の生き方にも共通します。

私たちも常にチャレンジャーの気持ちを忘れずにセンスを磨いていきましょう。

自分だけのためではなく、誰かの役に立つために目的と目標を決めましょう。

そして、無意識に沸き上がる思考の癖・先入観・常識を1度捨てて、物事を逆から考えていきましょう。

それがいい人生を送ることに繋がるのです。

結局は自分の人生の充実に繋がるのです。

大丈夫でいきましょう!

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