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広島で73回目の原爆の日。平和のありがたさが身に染みます。

平和のありがたさを身に染みさせる日

今から73年前の今日、広島県において原子爆弾が投下されました。

非常に多くの尊い命が失われてしまいました。

犠牲になられた方々には心より哀悼の意を表します。

以下、日本経済新聞から今日の動きを紹介いたします。

広島は6日、被爆から73回目の「原爆の日」を迎えた。世界では核軍縮に向けた機運が高まるが、国際関係には緊張感が漂う。広島市の平和記念公園で開かれた「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)では、松井一実市長が理性に基づく核廃絶の取り組み継続を求めた。

広島は6日、被爆から73回目の「原爆の日」を迎えた。広島市の平和記念公園で開かれた「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」では、参加者が平和への思いを新たにした。

平成で最後となる原爆の日の式典には被爆者、遺族、安倍晋三首相ら約5万人が参加。世界からは85カ国と欧州連合(EU)の代表者が出席した。2015年の100カ国、16年の91カ国に次いで過去3番目に多い。原爆投下時刻の午前8時15分には平和の鐘が鳴らされ、参列者が1分間の黙とうをささげた。

松井市長は核兵器を巡る世界情勢について「自国第一主義が台頭し、各国間に東西冷戦期の緊張関係が再現しかねない状況にある」と指摘。「世界の指導者が被爆地に集い、その惨状に触れ、核兵器廃絶に向かう道筋だけでもつけてもらいたい」という被爆者の願いを紹介した。

17年7月、核兵器の開発や使用、保有を禁じる核兵器禁止条約が国連本部で採択された。条約の成立に貢献した非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)は同年のノーベル平和賞を受賞し、松井市長はICANの受賞を「被爆者の思いが世界に広まりつつある」と評価した。

一方、唯一の被爆国である日本が条約に参加していない現状を踏まえ「日本国憲法が掲げる崇高な平和主義を体現するためにも、国際社会が核兵器のない世界の実現に向けた対話と協調を進めるようその役割を果たしてほしい」と訴えた。

安倍首相は非核三原則を堅持しつつ粘り強く核兵器国と非核兵器国双方の橋渡しに努めるとし「国際社会の取り組みを主導していく決意だ」とあいさつした。核兵器禁止条約には昨年に続き触れなかった。「核拡散防止条約(NPT)の発効50周年となる20年のNPT運用検討会議が意義あるものとなるよう積極的に貢献する」と語った。

9日には長崎市で「原爆犠牲者慰霊平和祈念式典(平和祈念式典)」が開かれる。国連のグテレス事務総長が、現職の事務総長として初めて長崎の式典に出席。核軍縮の必要性を改めて訴える。

今日は平和についてとことん考えましょう。

我が国は世界で唯一、一般市民が核兵器の犠牲になったからこそ

我が国は唯一の被爆国です。

そして、一般市民が核兵器の犠牲となりました。

こんなに切ないことはありません。

これが日本以外のところで起きていたらどうなっていたでしょうか?

同じことは今後絶対に起こしてはなりません。

私たちは、市民が核兵器に巻き込まれる悲惨さを当事者として伝えることができる唯一の国です。

そして、敗戦というどん底から立ち上がってきた諸先輩方に対して感謝しなければなりません。

そして敗戦のどん底から再反映期を築き上げてきたすごい人たちがいる

広島には創業70周年を迎える企業が多く存在するそうです。

敗戦から見事に広島を蘇らせた創業者たちの記事が日本経済新聞に掲載されていました。

以下、紹介いたします。

広島には今年前後に創業70周年を迎える企業が多く存在する。73年前の1945年8月6日、投下された原子爆弾で広島の街は焦土と化した。「ゼロ」となったこの地で産業や街の復興へ奔走し、現代へ受け継がれる事業の礎を築いた創業者たちがいた。

「広島針」最大手、チューリップ(広島市)は今年が創業70年だ。創業者の故原田穆(あつし)氏は元海軍特攻隊員で、終戦後は故郷・広島で家業の鉄工所に勤め針の製造設備の受注・修理を手掛けた。48年に針製造の原田製針所(現チューリップ)を創業した。

広島の針づくりは江戸時代から続く伝統産業で、戦前の広島における中小工業の中心だった。ピーク時には200の業者がいたが、原爆により大半の針工場が壊滅的な被害を受けた。戦後復興期に針が不足する中、新たな業者が多く生まれた。

原田氏の理念は「独立不羈(ふき)」。下請け中心の針業者の中、同社はいち早く自社製品ブランド「チューリップ」を確立、海外にも進出した。「高い品質と独自製品で世界にうって出るんだという熱意があった」(2代目社長の原田耕太郎氏)。

現在、広島針工業協同組合に加盟するのは7社。同社は今も海外で「ヒロシマニードル(広島針)」として手縫い針を販売する。原田社長は「海外の人から『ヒロシマと聞くとつらくなる』という声はよく聞く。それでも、世界中の人が広島針を使い広島のことを思い出してほしい」と話す。

創業72年を迎えた建材卸の佐々木金属工業(広島市)。創業者の故佐々木正好氏は板金職人だった。45年の8月6日、広島駅で弟の出兵を見送った後に被爆。妻と息子を亡くした。終戦後の復興へ「職人としての使命を果たす」という思いで事業を始めた。住宅建設やバケツ、板金製冷蔵庫、遊具など生活に寄り添う製品を提供した。国重要文化財の世界平和記念聖堂(広島市)の建設にも携わった。高度経済成長期に入り、現在につながる屋根外装材などの自社製品を取り扱う鉄鋼二次製品卸へ業態を変えた。

「創業当時は焼け野原の中にぽつぽつと家が建ち始めたころ。『みんなと、この街と一緒に成長していく』というのが父の理念だった」と、2代目社長の佐々木優子氏は話す。豪雨にあった広島はこれから被災地の復興が始まる。「父の思いを胸に復興へ貢献したい」(佐々木社長)。

被爆後70年間は草木も生えないと言われた広島。当時の広島を目の当たりにした創業者たちはこう語ったという。「何にもなくなってしまった」。そして「自分は生かされた」。強い使命感を胸に失った産業と街を取り戻した創業者たちの思いは、企業が果たす社会的役割と共に未来へと引き継がなくてはならない(日本経済新聞 2018年8月6日)。

私はこの記事を書いた日本経済新聞の記者さんにお礼を申し上げたいと思います。

「自分は生かされた」という言葉が非常に重たく響きます。

「強い使命感を胸に失った産業と街を取り戻した創業者たちの思いは、企業が果たす社会的役割と共に未来へと引き継がなくてはならない」という言葉にも胸を打たれました。

全く同感です。

「絶望」から「希望」を産んでいった広島の創業者たち。

「生かされた」と認識したからこそ歯を食いしばって今日までがんばられてきたのです。

私たちの誰もがこの想いを引き継いでいかなければならないのです。

私たちも生かされているのです

広島の3日後には長崎市においても原子爆弾が投下されました。

長崎において命を落とされた方々にも心より哀悼の意を表します。

原子爆弾は日本のどこに落とされるかわかりませんでした。

航続距離の長大なB29(スーパーフォートレス)という爆撃機は、日本のどこにでも向かうことができたのです。

私たち(私たちの両親)はたまたま運がよかったとしか言いようがないのです。

その両親から産まれた私たちも「生かされてた」のです。

私たちは歴史を知ることがとても大切です

日本の敗戦の歴史は誰もが知るべきだと思っています。

人間は比較がないと自分のことがわかりません。

だからこそこの日を忘れてはならないと思います。

とても不謹慎な例だとしたら申し訳ないのですが、もし生きていてつらいことが生じたら、生きたいのに生きられなかった方々のことを思うことが必要でしょう。

そうしないと私たちは何のために幸せに向かおうとしているのかわからなくなるのです。

人というのはつくづく不思議です。

つらい経験はしない方がいいと誰もが思いつつ、つらい経験をした方々の方が人生をより豊かにしているように見えることがありますがなぜなのでしょう?

また、お金を持っていたり有名な人であったりするのに、薬物に手を染めるのはなぜなのでしょう?

これは自分がいかに恵まれており、平和を享受しているのかがわからないからではないでしょうか?

私たちは平和な世の中が当たり前となっています。

明日の命が保証されているのにも関わらず、自分の能力を発揮しようとがんばらない人がいるとしたら、勿体ないです。

そんなことのために大勢の方々が犠牲になったのではないと思います。

命を繋ぐ私たちが一生懸命生きて、人から喜ばれて幸せになることが求められると思います。

そのいちばん確実な方法は、人のためになり、人から喜ばれる正しい仕事をすることではないでしょうか?

それが私たちが犠牲になった方々にできるせめてもの弔いではないかと思います。

私たちは戦争から心をリセットにすることが必要だと思います

だからこそ、私たちはつらい戦争体験を忘れずに、心をリセットすることが求められるのではないかと思います。

もし今目の前にあるつらいことがあったとしても少しは客観的に見えてくるからです。

つらく悲しい思いをするからこそ明るい未来が尊く感じるのだと思っています。

それが習慣になれば自分の心を明るい将来のためにコントロールすることができるようになります。

9日は長崎、15日は終戦記念日です。

これからどんなに困難なことがあろうとも、命の保証がある限り私たちは「懸命に生きる」べきなのです。

私たちは「生かされている」のですから。

大丈夫でいきましょう!

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