人と会社・企業

嫉妬やねたみという言葉について考えてみましょう

人を大切にするいい会社を実現する上で、人の感情に着目することは欠かせません

近頃芸能界で私たちの感情を左右させるようなふたつの事例がありました。

剛力彩芽さんが交際している前澤友作社長の写真をInstagramで投稿したことについて賛否両論起こりました。

木村拓哉さんと工藤静香さんの次女のkokiさんがブルガリのアンバサダーに選ばれたことについても賛否両論起こりました。

むしろ非難の声の方が大きいように見えます。

非難する側には「嫉妬」「ねたみ」があるからだという論調もありました。

果たして非難している側はそのような気持ちがあるのでしょうか?

また、そういった感情が芽生えるとしたら、なぜなのでしょうか?

今日はこのふたつの事例(剛力さん、kokiさん)から、嫉妬とねたみという言葉について考えてみたいと思います。

そもそも嫉妬とは

嫉妬という言葉から受けるイメージはマイナスです。

剛力さんとkokiさんへを非難する方は、嫉妬から来るのでしょうか?

嫉妬とはデジタル大辞泉によりますと次のように記されています。

1 自分よりすぐれている人をうらやみねたむこと。「他人の出世を嫉妬する」
2 自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。悋気(りんき)。「夫の浮気相手に嫉妬する」

「嫉妬」が非常に難しい言葉であることがわかります。

剛力さんとkokiさんの事例は、1番目の意味では「自分よりすぐれている人」という言葉にフィットしません。

非難している方は、すぐれているか否かで判断をしているのではないと考えられます。

「自分より恵まれているように見える人」ならばわかりますが、「すぐれている人」となるとニュアンスが異なります。

すぐれているとは、デジタル大辞泉によりますと次の様に記されています。

物事の程度が他に比べて勝っているさま。他よりも良い評価をするべきと思われる様子。優秀であるさま。

「自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。」について

デジタル大辞泉で2番目に示された「自分の愛する者の愛情が、他の人に向けられるのを恨み憎むこと。やきもち。」の意味からはファン心理が該当すると思います。

剛力さんのファンやブルガリのファンの方々は、「やきもち」に似た気持ちが芽生えるのかもしれません。

しかし、「恨み憎む」とはやや違うと思います。

「嫉妬」は難しい言葉です。

では「ねたみ」について考えてみましょう。

ねたみについて考えます

嫉み嫉み(ねたみそねみ)とはデジタル大辞泉によりますと次のように記されています。

他人を羨ましく思い、その分だけ憎らしいと思う感情。「嫉妬」と同義。「妬み」と「嫉み」はいずれも羨望と憎しみの入り混じった感情を表す。「妬み」は羨ましく口惜しい、腹立たしいといった意味合いが若干強い。「嫉み」は羨ましくて憎い、呪わしいといった意味合いが若干強い。

剛力さんとkokiさんのことを「うらやましく(羨ましく)」思っている方がいたらこの言葉は合致することでしょう。

なお、うらやむとは、デジタル大辞泉によりますと次のように記されています。

1 他の人が恵まれていたり、自分よりもすぐれていたりするのを見て、自分もそうありたいと思う。「人も―・む仲」
2 他人のすぐれた才能や恵まれた状態を不満に思う。「同輩の出世を―・む」

このうらやむという言葉についても、プラスとマイナスの両方のイメージがあることがわかります。

うらやむ(羨む)という言葉もプラスとマイナスのイメージがある

1の自分よりも人がすぐれていたりするのを見て、自分もそうありたいと思うのはプラスのイメージです。

ところが、2の場合は「不満に思う」という言葉の通りマイナスです。

不満を抱く対象は「他人のすぐれた才能」や「他人の恵まれた状態」とありますが、後者が特にクローズアップされると思います。

つまり、剛力さんやkokiさんの「恵まれた状態」に対して不満に思う心理が働いているのだと考えられます。

それらがInstagramというSNSによって拡散し、情報が度重なって入ってくることで嫌になる(鼻につく)のだと思います。

ここがポイントです。

なお、前者の「他人のすぐれた才能」を不満に思うことはほとんどないでしょう。

私たちは公正・公平な評価を望むからこそ

なぜ剛力さんやkokiさんの恵まれた状態に対して不満に思う心理が働いているのでしょうか?

それは企業で働いている人は誰でも公正・公平な評価を望むものだからなのかもしれません。

会社の組織で社員さんが不公平だと感じるケースは、評価者の心理的誤差傾向が発生したときです。

つまり、実力と評価が伴っていない点で不満を覚えるのです。

簡単に言えば「えこひいき」です。

剛力さんとkokiさんに対してマイナスのイメージを持つ方はこのような心理状態に近いのかもしれません。

例えば、普通の会社においても縁故で入社した人は、それだけ周りから厳しい目で見られることを覚悟しなければなりません。

それなりの待遇ならばなおさらです。

その危機感を常に意識し、自分の力で懸命にがんばる人は入社後も活躍し伸びていきます。
(なお、「危機感」は成功されている二世、三世経営者に共通する言葉でもあります。)

それが「あるべき姿」です。

そういった期待が剛力さんとkokiさんの恵まれた状態に対して不満に思う心理が働く人にはあるのかもしれません。

ところが、縁故で入社したのにも関わらず、いい待遇に甘えたまま成長しようとしない人も中にはいます。

恵まれた状態なのにも関わらず、その会社で活躍しようと本人が努力をしないため、周りの社員さんの不満は一気に高まるのです。

やがて周りの社員さんから疎まれてしまいます。

本人がそこに気付いて努力をしない限り、その評価を覆すことは非常に難しいです。

そうならないような願いも剛力さんとkokiさんを不満に思う方々にはあるのかもしれません。

私たちは誰もが愚直に努力を積み重ねることが求められます。そして評価する側は常に色メガネを取り、それを認めることもとても重要です。

人は努力を積み重ねていても常に壁にぶつかります。

さらに知恵を絞り奮起できる人が壁を乗り越えます。

そしてその都度、人としての成長があります。

だから、真に仕事ができて人間的にも素晴らしい人は、みずから問題点を見つけてカイゼンする習慣が身についています。

真に公正・公平な評価は、これができることがベースとなります。

そして、評価する側は常に色メガネ(先入観)を取ることが求められます。

「昔この人はこんな失敗をしたから」と言って今の評価を下げたままにしてしまう評価者も少なくありませんが、それは先入観や感情に支配された評価であり本質ではないのです。

剛力さんもkokiさんもこれまでも懸命に努力を積み重ねてきていることでしょう。

それでも目の前には大きな壁が常にあらわれます。

その壁を自分の力で懸命に乗り越えようと愚直にがんばっている姿が見えたら、素直にそのがんばりを認めるべきだと思います。

これがとても重要です。

認めないのならば、今度は自分自身が公正・公平な判断をしない元凶になってしまいます。

剛力さんとkokiさんの事例から、私たちも学ぶ点がたくさんあります。

そこから私たちの働き方にフィードバックできることがあります。

ぜひいい人間関係、いい会社をつくっていきましょう。

大丈夫でいきましょう!

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