モチベーション・やりがい・仕事の喜び

生理的に受け付けないという言葉を考える

この言葉も思考停止にさせるキーワードかもしれません

みなさんは「生理的に受け付けない」という言葉を使うことがありますか?

以前は女性からよくうかがいましたが、近頃は男性でも使う方がいます。

今日はこの言葉について考えてみたいと思います。

この言葉を使われると、つい「仕方ないな」と思ってしまったり、諦めてしまったりするような破壊力抜群のキーワードだと思います。

この言葉も思考停止にさせるキーワードかもしれません。

Weblioによりますと、生理的に受け付けないとは以下3つの意味があるようです。

生理的に受け付けないとは
①本心からそのものを嫌だと思っているさま
②特定の人やものに、これと言った理由がないのに不快に感じること
③関わることで嫌な気持ちになるさま

これらを見ると、明確な線引きが必要だと考えます。

順番を考えると、②→③→①となるでしょうか。

上記の3つの中でまず考えなければならないのは、②です。

相手から②の気持ちを持たれていたことがわかった場合は相当ショックです。

しかし、考えてみると自分もそのような状態のことがあります。

「特定の人やものに、これと言った理由がないのに不快に感じること」について

「これと言った理由がないのに不快に感じること」は誰でもあると思います。

極端な例は、俳優や芸能人を見て「私、生理的にこの人のことを受け付けない」というケースです。

会ったこともないのにもかかわらず勝手なイメージで拒絶する訳ですから、少し考えると面白いです。

ところが、日頃会社や学校などで、話したこともないのにそのように感じてしまうケースもあります。

しかし、そのように思われた方はたまったもんではありません。

話をしてみると案外いい人だったというケースも多々あります。

「食べず嫌い」の状態と似ています。

こちら側の勝手なイメージによる判断なのです。

これが評価になってしまったら不運です

注意しなければならないのは、「生理的に受け付けない」が無意識の思考の癖となって日頃も出てしまう点です。

いざという時もでてきてしまうということです。

そうした感情が組織のリーダーに出てきたらどうしますか?

部下・後輩を何となくで評価されてしまうことにも繋がるでしょう。

部下・後輩はモチベーションを落とします。

「生理的に受け付けない」が生産性を大きく貶める要因となるかもしれません。

この反対の意味にある言葉は、現地・現物・現認であり、「なぜ、なぜ、なぜ」を繰り返すことです。

人を評価する立場にあるリーダーは、常にこれらを実践し、勝手なイメージによる判断を防がなければなりません。

「関わることで嫌な気持ちになるさま」の生理的に受け付けないについて

では次に、関わることで嫌な気持ちになる「生理的に受け付けない」について考えましょう。

これは人間関係が悪化することによって生じます。

しかし、これらの多くは克服できるものです。

会社の中の人間関係ならば、余程のことがない限り可能です。

「嫌なものは嫌」の状態に陥る前に、一歩進んでお互いの相互理解を深めるべきです。

まずは以下のどの状態か考えましょう。

(1)相手から一方的に嫌な気持ちにさせられている。
(しかし相手は気がついていない)

(2)また、反対にこちらが無意識のうちに相手に嫌な気持ちを与えてしまうこともある。

(3)さらに、お互いがそのような気持ちになってしまうこともある。

この中では(2)を意識することがとても重要です。

そうすれば、その後のコミュニケーションもとりやすくなります。

この時に本音をぶつけ合うことが理想だと思われる方も多いですが、意外とうまくいかないものです。

大切なのは冷静さであり、むしろ建前論を押し通した方がうまくいきます。

つまり「あるべき姿」を明確にして共有することです。

それは「お互いがいい関係でいるために」です(会社ならなおさら重要です)。

具体的には相手を尊重することであり、利他でもあります。

また、リーダーは、理想とするリーダーの役割を演じきることが求められます。

「本心からそのものを嫌だと思っているさま」について

残念ながら、このような気持ちになってしまうこともあります。

まずは、関わったことでそのような気持ちになったか否かを判断する必要があります。

もし、関わっていなくて本心からそのものを嫌だと思っているとしたら、これは上記の通り意外と簡単に克服できると思います。

むしろ、関わっていない人に対してこのような気持ちを抱くことは避けたいものです。

反対に相手から一方的にこのように思われていたとしたら、非常に残念でしょう。

そのことを考えて、自分から先入観を取り除いていくべきです。

問題は、関わったことで「本心から嫌だと思っているさま」になることです。

人間関係が修復できないほど破壊されている状態をイメージします。

まずは、自分だけがそう思っているのか、お互いがそう思っているのか考えましょう。

しかし、相手が余程悪人でなければ、これも克服できると思っています。

克服の仕方は、前項で示した「あるべき姿」を明確にして共有することです。

尊重し合っている仲で人間関係がおかしくなることはまずありません。

自分中心の考えに固執してしまうからこそ相手の態度が受け入れられなくなったりするのです。

生理的に受け付けないという言葉が出たらチャンス

「生理的に受け付けない」という言葉について、3つの意味からがあることがわかりました。

人に対してこの言葉が出てきたら、放置せず人間関係をより良くするチャンスだと考えましょう。

まず、話したこともなくそのように思ったとしたら、それは食べず嫌いの状態ですからそれを取り除いて克服しましょう。

相手が無意識のうちにあなたを不快にしているとしたら、「あるべき姿」を共有しましょう。

逆に自分もいつ何時そのように思われているかわかりません。

だから、自分で気がついて「あるべき姿」を意識することが大切です。

お互いを尊重しあうことはいい人間関係の源です。

相手の嫌なところが見えてきたり、自分の嫌な部分を見せてしまったりして、お互いが尊重できない関係になってしまったとしても、再び気をつけることで尊重しあえることができるのです。

どんなに素晴らしい人でもいい点と問題点があります。

どんなに素晴らしい会社でも同じです。

むしろ、いい会社、素晴らしい人ほど問題点が出てきます。

「生理的に受け付けない」から一歩進んで、改善点(問題点)を見つけてみましょう。

大丈夫でいきましょう!

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