PDCAサイクル

いい会社ほど問題点が出てくるのはなぜ?

私たちの常識を1度疑いましょう。本当の意味で社員さんが幸せに働く会社に共通するものは?

みなさんはいい会社に対してどのようなイメージを持っていますか?

社員さんの給料やボーナスが良く、お休みも多くて有給休暇が取りやすいというイメージはすぐ湧くと思います。

また、社員さん同士の仲がいい、社風がいいというイメージの方もいることでしょう。

保険や住宅、教育などの手当や、社員さんのための寮や保養施設などの福利厚生面の充実を思い浮かべる方もいるでしょう。

もちろん、やりがいのある仕事ができることも重要です。

実際に社員さんの満足度が極めて高い会社が世の中にはあるのです。

では、本当の意味で社員さんが幸せに働く会社に共通するものはなんでしょうか?

社員さん満足度が高い会社に共通するものは

社員さんの満足度が高い会社に共通するものは何でしょうか?

それは、いい会社ほど問題点がたくさん出てくるというものです。

きっとほとんどの方が意外に思えることでしょう。

もし、「なんでうちの会社は問題点が次から次へと出てくるのだろう」と思っている方は安心してください。

間違いないくいい会社です。

ぜひ一つ一つの問題点に対して、いつまでにカイゼンするという期限を設けて取り組んでいただければと思います。

では、なぜ問題点が出てくる会社がいいのでしょうか?

いけないのは問題点が見て見ぬふりをされること。ひた隠しにされること。

反対から言いますと、悪い会社は問題点が日頃出てきません。

これもみなさんが「そんなバカな!」と思うことかもしれません。

理由は以下の通りです。

〇問題点を見つけようとしないため
〇問題点を見つけても見て見ぬふりをするため
〇問題点の解決を先送りにするため
〇問題点を見つけてもひた隠しにするため

問題点が先送りされ、放置されればいずれ大きくなって爆発します。

そのときは、世間の人々に知られて、さらに世の中に迷惑をかけるのです。

世の中で起きている多くの企業や行政の不祥事も、改ざん問題も、問題点が無視されて積み重なった結果です。

また、いじめやパワハラ問題もすべては問題点が無視されたことによって、どうしようもない状況にまで追い込まれてしまった結果なのです。

なぜ問題点が先送りされてしまうことが起こってしまうのでしょうか?

それは人の癖が大きく邪魔をしています。

人はどうしても問題点を見て見ぬふりをしてしまうものなのです。

問題点は改善点である

ここで逆転の発想です。

日本でいちばん社員さんが幸せだと言われている未来工業の山田雅裕社長は次のように言います。

『うちの会社は問題山積です』と。

未来工業さんは提案制度が有名です。

提案制度がたくさん出てくるということは、社員さんが問題点をたくさん見つけたと言うことです。

カイゼン・マイスター小森治社長は『問題点は改善点です。だから「BAD NEWS FIRST!」が大切です』とお話しになります。

問題点を改善しさえずれば、その瞬間状況が良くなっていくからです。

仕事も会社もより良くするためには、組織全体で『BAD NEWS FIRST!』を推奨するべきです。

そのためにリーダーは、傾聴力と現地・現物・現認が求められます。

部下や後輩からの意見に対して耳を傾けることが求められます。

トヨタでは敢えて苦言を呈する部下を大切にしてきたのです。

また、問題点を自分の目と耳で確認することが大切なのです。

自主的に問題点に気がつくためには、そもそもの仕事の目的を明確にすることが重要です。

そして、問題点を見つけることが必ず誰かの役に立つことを意識しましょう。

常にカイゼンするという意識がいい会社をつくっていく源になるのです。

自主的に問題点を見つけてカイゼンすることは、PDCAサイクルが回ることそのものなのです。

なお、カイゼン・マイスターさんはトヨタ生産方式を40年以上体得された方々によるコンサル会社です。

問題点がでてこないのは「見かけのいい会社」。本物ではありません

問題点が日頃出てこない「見かけのいい会社」では、問題点を見て見ぬふりをする社風になっています。

或いは現場で出てきた問題点自体を消し去ろうとします。

それゆえ、リーダーが裸の王様になっているケースが非常に多いです。

自分のやりたいようにやり続けた結果、部下は問題点に目をつむるようになってしまったのです。

部下や後輩は間違った忖度を繰り返し、やってはならないことまで含めて誤魔化すことを優先してしまったのです。

そのような組織では、問題点を見つけても人のせいにしたり、回避したりすることが横行します。

リーダーは問題点がないことを鵜呑みにして、カイゼンを図ろうとしなくなります。

現場でくすぶっている問題点はどんどん大きくなって、気がついたときには手遅れに近い状態になっているのです。

リーダーは激昂します。

「なんでこんな状態になるまで放置したんだ」と。

それは、そのような組織をつくってしまったリーダーに責任があるのです。

『BAD NEWS FIRST!』が機能する組織をつくれば防げたのです。

苦言を呈する側近がいないことは、その組織にとっていちばんのリスクなのです。

そもそも私たちは完璧ではないことを認識しましょう

私たちは人である以上完璧に行動できる訳ではありません。

それはどんなに注意しても難しいです。

人は完璧でない状態の方がむしろ圧倒的に多いのです。

だから問題点が必ずあることを前提とするべきなのです。

会社はそういった人の集まりです。

人の営みである以上、必ず問題点が発生します。

自分の仕事や会社の問題点に自主的に気がついて、改善していくことが「あるべき姿」です。

そこには勇気も必要ですし、気が進まないことになりがちです。

しかし、それではいつまで経っても仕事も会社もより良く変わっていかないのです。

だから常に気をつけていなければならないのです。

ぜひこれまでの思考の癖・習慣・常識と思っていることを1度疑い、先入観を捨ててみましょう。

それは大変なことですが、習慣として定着すれば負担は減ってきます。

大丈夫でいきましょう!

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