PDCAサイクル

どんなことも「無理だ」と思わず「どうすればできるか」を考える

ベテラン社員さんが光り輝いている会社

いい会社において長く働いているベテラン社員さんは「さすがだ」と思われる仕事を常にされています。

私がその姿を拝見して大変感動し、それらの方々にヒアリングをすると大抵次のように言います。

「いやいや、まだまだですよ。もっと良くなることを考えなければなりません。自分は後輩達に模範を示していかないといけないですから」とお話しになります。

まさにベテランスタッフさんの「あるべき姿」です。

結論から申し上げれば、ベテランスタッフと呼ばれる方々は誰もが「さすがだ」と言われるべきです。

理由は単純です。

それだけ長くその仕事に従事しているからです。

スペシャリストであるべきなのです。

また、仕事のノウハウはもちろん、人格も優れていなければなりません。

いい会社ならばなおさらです。

仕事も人格も優れている方は、会社からもお客さまからも評価されるのです。

常に自分自身の可能性に挑戦し、能力を最大限に発揮するよう努める『人財』

人を大切にする経営を実践している会社では、そういった光り輝く「人財」が多く存在します。

「人財」とは『常に自分自身の可能性に挑戦し、自分の能力・魅力を自ら率先して最大限に発揮するよう努める人』のことを指します。

「人財」と呼ばれるスタッフさんは文字通り会社の財産・宝です。

徹底的に大切にされるべきですし、会社からの評価も待遇も高くあるべきです。

そして、働くすべての人は「人財」となるよう日々努力するべきです。

「人財」「人材」「人在」「人罪」

私は研修の時に、参加された社員さんに「人財」「人材」「人在」「人罪」について考えてもらうことをします。

新入社員さんは「人材」からスタートします。
(会社の本心としては「人財」です)

そこから真の人財になるか、人材や人罪となるかは、本人の努力と社風の両面が関わってきます。

そのキーワードとなるのは、気付き、危機感、当事者意識です。

会社によっては、残念ながらベテランスタッフさんが「人在」「人罪」となってしまっているケースが見受けられます。

「人在」は、ただ存在しているだけの人であり、無関心であり、みなさんの力になっていない人を指します。

「人罪」は会社の方針に対して無条件に反旗を翻している人であり、みなさんの足を引っ張っている人を指します。

しかも「人罪」となってしまっていることに本人は気がついていません。

こうなってしまっている要因は、負の感情が常に出てしまっていることに行き着きます。

そもそも、どんなにいい会社、どんなに優れたスタッフさんでも問題点は日々必ずあり、そこに「気付き」カイゼンするのが「人財」です。

それを「見て見ぬふりをする」のは「人在(ただいるだけの人)」であり、会社やお客さまからの高い評価を得られる訳がありません。

見て見ぬふりだけでなく会社と仲間の足を引っ張るのは「人罪」であり、速やかに考え方と行動を変革することが求められます。

ところが、「人在」「人罪」だと思っていた人が次第に「人財」に変わっていくケースがあります。

それは、会社の変化と共に訪れる。明るい将来を実現するために

世の中には「あるべき姿」を実現しようと日々奮闘しているいい会社があります。

それらの会社に共通するのは、「前向きさ」です。

チャレンジすることが尊ばれています。

どんなことも「無理だ」と思わないで「どうすればできるか」を考える社風が定着しています。

しかしながら、後ろ向きの社風の会社も少なくありません。

新しいアイディアが否定され、いつの間にか元に戻ってしまっていることも少なくありません。

そういった会社では、「人罪」「人在」も存在します。

やらされ感、指示待ちの状態で仕事をしてしまいます。

何かあったときは「誰かのせい」にしてしまうことが定着しています。

こうした方々であっても、「いい会社を自分たちで目指そう」として自主的に問題点に気がつき、カイゼンしていくことを積み重ねていくと「人財」に変わってきます。

「難しいと思われる目標でもどうすれば達成できるか前向きに考える事」が明るい将来をつくっていく源になるのです。

この「前向きであること」は伊那食品工業の塚越会長が求める人財の条件の中で筆頭に来ることです。

塚越会長は学歴よりも「前向きであること」を求めているのです。

そして、さらによくするためにみなさんでPDCAサイクルを回していくことが大切です。

このように考えられる方こそ、まさしく会社が大切にすべき人であり「人財」です。

では「人財」ではなく「人罪」のケースを紹介します。

無理だと言うことが反射的になってしまっている人は「人罪」の疑いがある

会社からの方針に対して反射的に「無理だ」と言ってしまうことが癖になっている方は「人罪」になっているかもしれません。

そういう方は自分が会社や仲間の足を引っ張っていることに気がついていません。

人というのは「無理だ」と思った瞬間、思考停止になります。

例え根拠がなくても反射的に無理だと思ってしまえば考えることを止めてしまうのです。

これは自らの優秀性や可能性を自分で否定しているようなものです。

難しそうな問題であっても「どうすればできるか」を自主的に考えることが自分の能力・魅力を発揮することに繋がり「人財」になっていくのです。

「無理だ」と思ってしまうことは本当にもったいないことです。

「無理だ」と感じていたことも、前向きに進めることによって見事に乗り越えられるのです。

それこそが未来工業の山田昭男相談役の言葉『明るい将来を邪魔するのはそれまでの習慣や思考の癖である』の本質であります。

明るく前向きに「どうすればできるか」を常に考えていきましょう。

無理だと思うことになれてはいけない

無理だと思うことになれてしまったら差別化を図ることも、明るい将来も実現できません。

トヨタ自動車も未来工業さんも伊那食品工業さんも不可能だと思われることを前向きに捉えて乗り越えてきたのです。

これらの会社に共通するものは危機感です。

危機感を持ってより良く変わってきたのです。

同じ人間である以上、どんな人でもできると思いましょう。

不可能なことではありません。

不可能だと決めつけているのは、自分自身なのです。

価格ではない強みを磨いて、お客さまや世の中に必要とされ続ける会社を目指しましょう。

無理だと思わず、どうすればできるか前向きに考える社風に変えていきましょう。

前向きに考えらえる人財であふれかえる会社に業績が悪い会社はありません。

大丈夫でいきましょう!

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