厚生労働省が特別休暇制度を導入する中小企業を支援。2019年4月より。

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

最大100万円の補助

厚生労働省では特別休暇制度を導入する中小企業を支援するようです。

これによって中小企業の休み方改革を推進させたい狙いです。

最大100万円を補助するそうです。

実施は2019年4月からとなります。

以下、日本経済新聞の記事を引用いたします。

厚生労働省はボランティアや病気療養などを目的とした特別休暇制度を導入する中小企業を支援する。中小企業の休み方改革を後押しするためで、研修や就業規則の見直しなどにかかる費用として最大100万円を補助する。2019年4月から実施する。

特別休暇は病気休暇やボランティア休暇など様々な目的に使える休暇で福利厚生の一つとして企業が導入する。年次有給休暇と異なる任意の制度で、17年時点で企業の6割が導入している。中小企業の導入はあまり進んでおらず、厚労省は従業員300人以下の中小企業の導入を後押しする。

就業規則に特別休暇の規定を盛りこみ、実際に残業時間が月平均で5時間減った場合に最大で100万円を助成する。19年度予算案で1億3千万円の計上を目指しており、19年4月にも申請を受け付けたい考えだ。

日本商工会議所が今年6月にまとめた調査によると、中小企業の65%が人手不足と回答した。売り手市場で求職者は休暇制度や福利厚生が充実する企業を選ぶ傾向にある。厚労省は特別休暇の導入を広げ、採用難の緩和につなげる狙いもある。

厚労省は年次有給休暇の取得も同時に促す。夏休みなど学校の長期休暇の一部を春や秋に分散させるキッズウイークにあわせて親が有給休暇を取って休めるように企業に働きかける(日本経済新聞 2018年10月5日)。

みなさんはどのような感想を持ちますか?

中小企業の65%で人手不足というデータも気になりますね。

この数値は今後悪化するおそれがあります。

これらの制度が上手に活用され、人手不足の解消、そして既存の社員さんのモチベーションと組織の生産性が高まることを期待しております。

そのために、企業支援の現場から以下のことを述べたいと思います。

制度が機能する組織風土をつくることが本質

いつも申し上げておりますが、制度が活用されるためには、制度が機能する組織風土をつくることが本質です。

そのためには、共通の目的と、貢献しようとする意欲と、コミュニケーションの3つの要素がとても大切になります。

制度が機能するとは、制度を活用した社員さんのモチベーションと組織の生産性が高まるということです。

しかし、賃金やお休み等の制度面は「当たり前」になってしまうと組織の生産性が下がります。

社員さんのモチベーションも高まり切りません。

さらに、やりがいも達成感も大きなものを感じることができないのです。

制度の活用は当然の権利だという常識を一度捨てることが求められます。

これは一体なぜでしょうか。

私たちは自分のことだけになってしまうと組織としての意味がなくなる

理由は単純です。

制度が活用できる要因は、自分だけのがんばりではなく一緒に働いている同僚やお客さまの協力によって可能となることが多々あります。

自分のがんばりとは、自分の能力・魅力を最大限に発揮し続けようと努力することです。

それらは周りの人たちのサポートによって実現できていると実感することができれば理想です。

ありがたみがわかると「お互いさま」の気持ちが芽生えるのです。

この気持ちは組織の生産性を高めるためにとても重要なのです。

貢献意欲が芽生えます。

当たり前の権利だからといって自分だけが制度を活用していると、今度は自分のことを助けてくれる人がいなくなってしまいます。

そして、制度が活用されにくくなってしまうのです。

単純ですが、何日間か連続するお休みが終わって次の日に会社に出社したとき、あなたが眠そうな顔をして出てきたら上司や同僚ががっかりします。

反対に、「よし、がんばるぞ」という表情で出社してきたら、みんなが喜ぶのです。

これはお休みの本来あるべき姿であり目的でもありますが、それによって組織の生産性は高まっていくのです。

売り手市場で求職者は休暇制度や福利厚生が充実する企業を選ぶ傾向にあるからこそ、入社した後が大変になることもあわせて申し上げておきます。

売り手市場で求職者は休暇制度や福利厚生が充実する企業を選ぶ傾向にあることは当然のことでしょう。

ところが、入社後もきっと満足できないことが出てくることでしょう。

次の記事をご覧ください。

これらの中には、制度的に充実している大手企業も含まれます。

それでも新入社員さんは転職を検討しようとするのです。

これらは制度的なものをいかに充実させても限界があることを示す証左になるでしょう。

反対に、ここまでお話ししてきたことが理解できている方ならば、入社後もきっと活躍されることでしょう。

いわゆる雇用のミスマッチも起こりにくいものとなるでしょう。

世の中に完璧な会社はありません。しかし、人を大切にするいい会社はあります。

これから入社される方はがっかりされるかもしれませんが、世の中に完璧な会社はありません。

どんな会社も必ず問題点があります。

これは、どんな人でも完璧ではないことと同じです。

人が1日仕事を一生懸命おこなえば、いい点も問題点も出てくるのです。

その問題点を見て見ぬふりをせず、素早く改善に繋がられるかどうかが大切です。

会社の場合は問題点を先送りしても何もいいことはないのです。

問題点が先送りされる要因として、そもそもの共通目的、貢献意欲、コミュニケーションが図れていないことがあげられます。

いい会社は「あるべき姿」を目指して常にPDCAサイクルを回しているのです。

これらの組織の本質を捉えて、冒頭の制度を活用していただければと願っております。

また、これから入社される方もここまでお話ししたことに対して注意していただければと思います。

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