ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

本物のリーダーに認められる行動様式とは

真のリーダーに共通して認められる言葉

今日はリーダー論についてお話ししたいと思います。

私が尊敬している経営者やリーダーの方々は、ご自身を振り返ったときに次のようなことを言われます。

「今の自分があるのは優秀な部下たちのおかげです」

「部下がいなければ、自分は半人前だったと思います」

「部下たちと接しているからこそ人間力が磨かれます」

こうしたことが言えるリーダーだからこそ人がついていくのだと思います。

本物のリーダーは常に謙虚です。

私は真のリーダーが偉ぶったり、横柄な態度とったりしていることをただの1度も見たことがありません。

真のリーダーは組織目標を達成するために、部下・後輩の本質的なモチベーションを徹底的に高めようとされています。

なぜそのようなことができるのでしょうか?

結論をいえば、それらがはじめからできていた方はむしろ少ないです。

自分自身が苦労され、より良く変えていく中で培われた経験なのです。

リーダーの「あるべき姿」を徹底して追求できるよう、日頃から実践を通じて訓練されているのです。

言葉を換えれば、そのあるべき姿を徹底的に演じきることで、自分自身の習慣になったのです。

組織成立のために必要なものを意識しましょう

リーダーは組織を率いる立場です。

そもそも組織成立のためには、共通目的と貢献意欲(協働意欲)とコミュニケーションの3要素が不可欠です。

組織を構成するすべての人が意識することが理想ですが、特にリーダーは忘れてはなりません。

そもそも組織とは、世界大百科事典によりますと次のように記されています。

組織とは,企業体,学校,労働組合などのように,2人以上の人々が共通の目標達成をめざしながら分化した役割を担い,統一的な意志のもとに継続している協働動行為の体系と定義することができる。すなわち,分化した機能をもつ複数の要素が,一定の原理や秩序のもとに一つの有意義な全体となっているものの意であるから,広義には,動物や植物の場合にもひとつひとつの細胞が集まって成り立つ場合,細胞組織とか人体組織というように用いられる。

なおかつ、これらの要素が高い次元で機能する組織が理想であり、社員さんのモチベーションも生産性も高いのです。

こうした組織を率いるリーダーに求められるものとは何でしょうか?

高い組織目標を達成するためには「苦言を呈する(問題点を見つける)部下を育て大切にすること」が必須

それは部下の意見を聴ける傾聴力であり、ひと言で言えば人間力です。

そのためには忍耐力も必要です。

以下は、株式会社カイゼン・マイスターの小森治社長の言葉です。

トヨタでは、苦言を呈する部下を育てることが重視されてきました。

苦言とは、問題点です。

だから、リーダーには傾聴力が必須なのです。

自分の思い通りに進めようとするリーダーの力が強すぎると、問題点は見て見ぬふりをされがちになります。

部下もリーダーに気に入ってもらおうと上ばかりを見て、大切な現場をみることがなくなってしまうと組織は良くならないのです。

昨今のあらゆる組織がデータを改ざんする諸々の問題は、ここに原因があると思います。

人間は完璧ではありません。

完璧ではない人間の集合体である組織も同じです。

1日仕事をすれば、必ず問題点が出てくるという前提を受け入れることが大切なのです。

その問題点を速やかに吸い上げて、カイゼンすることが組織をよくする定石です。

組織は「BAD NEWS FIRST」が機能するからこそ組織目標が達成できることを強く意識しましょう。

PDCAサイクルもこれができないと回らないのです。

反対のことを申し上げれば、人はどうしても自分の周りをイエスマンで固めてしまいがちです。

権力が強くなればなるほどその傾向も強くなります。

それでは健全な組織運営は難しいのです。

リーダーは常に組織を構成する社員さんのことを第1に考え、自分の感情は二の次であることを肝に銘じるべきなのです。

それを実践していくからこそ人間力が鍛えられていくのです。

組織が駄目になる要素は何でしょうか?反対から考えてみましょう

繰り返しますが組織が駄目になる要素は、上記の反対の状態になることです。

つまり、共通の目的がなく、貢献意欲もなく、コミュニケーションもない状態です。

多くの企業でこれらの3要素が機能していません。

その責任は当然のことながらリーダーにあります。

リーダーの個人的な感情が、共通の目的と貢献意欲とコミュニケーションを上回ると組織は機能しなくなるのです。

その典型的な感情の例は、『自分の思い通りに組織(部下・後輩)を動かすこと』です。

部下・後輩は自分の能力・魅力を発揮することよりも、リーダーの言ったとおりのことしかしなくなります。

果たして、そのような組織の生産性は高いのでしょうか?

チャレンジしようとする社風になるでしょうか?

組織では常に人と人が接するからこそ

そもそも組織というのは人と人が接するものです。

組織には人と人との摩擦が常にあります。

だから、自分の思い通りに動かないことばかりです。

その時にリーダーが「部下の自主性を育成することがが大切だ」と認識することができれば、一歩引くことができるのです。

共通目的と貢献意欲とコミュニケーションの大切さを常に意識するからこそ、自分の感情よりも優先することができるのです。

反対に「部下は絶対に自分の思い通りに動くべきだ」という気持ちのリーダーは、常に細かいところまで指示を出します。

少しでも自分の意に反することがあると認めません。

それでは部下・後輩は萎縮しチャレンジしようとする気持ちがなくなってしまうのです。

モチベーションも生産性も高まりきらないのは当然のことなのです。

その役割を徹底して演じることが真のリーダーシップ

別の視点で言えば、共通の目的は明確にして共有するべきですが、それを実行するためのプロセスは部下・後輩に一任するべきなのです。

部下や後輩に任せることが彼らに対する貢献意欲なのです。

それらはより大きなやりがいへと繋がっていきます。

リーダーは部下が自分で考えた意見を尊重して傾聴力を持って聴くべきです。

がんばっているのならば、労をねぎらい、感謝の気持ちを伝えましょう。

これがやりがいに繋がる大きな報酬なのであり、コミュニケーションをより質の高いものにします。

さらに報酬面で繋がれば、コミュニケーションはより質の高いものとなります。

部下・後輩のモチベーションと生産性の高い素晴らしい組織をつくっていきましょう。

その役割を徹底して演じることが真のリーダーシップだと思います。

大丈夫でいきましょう!

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