技術の不思議な部分・・・マネジメントに不可欠な能力とは?

  1. スポーツ

技術を身につけるためには練習時間が必要です

ある技術を身につけるためには、習得するための時間が必要です。

一般的に技術は、練習や習得する時間に比例して高まっていきます。

しかし、ふと立ち止まって考えると不思議なことに気がつきます。

あるレベルまでいくと練習時間と必ずしも比例しないのです。

例えば、プロ野球選手でも、サッカー選手でも、ひとりの選手における生涯の練習時間は、ベテラン選手になればなるほど多いはずです。

ところが、ベテラン選手ほど毎年成績が上がっているはずなのですがそうではないのです。

プロの世界では、成績だけは年功序列とはならないのです。

去年好成績を収めた選手が今年もそれ以上の成果を収めるかはわからない世界なのです。

技術をどんなに極めても「これでよし」とはならない点がプロの世界のすごさです。

だからこそ常に練習する

だからと言って技術のある人ならば練習や訓練をしなくていいかというとそうではありません。

その高い技術力を最低限キープするためにも練習は不可欠です。

練習をしていなければ、成績はもっと下がってしまうからです。

怠けてしまったら、その反動は大きなものとなって返ってくるのです。

次の年もいい成績を残すためには、オフの時に油断をせずに努力をすることが求められるのです。

それゆえ、毎年安定した成績を残す選手はすごいと思います。

また、人には必ずスランプが訪れますが、毎年コンスタントに活躍する人は、小さなスランプを大きなスランプにしない工夫が見てとれます。

問題点を積極的に見つけて前向きにカイゼンすることが共通しています。

なお、スランプとはブリタニカ国際大百科事典によりますと次のように記されています。

不調。心理的,身体的または情緒的に複合した形で原因のつかみにくい一種の混乱状態。このため,たとえばスポーツ選手などが一時的に調子が落ち,本来自分がもっている実力を発揮できないことがある。スランプを克服するためには,いったんその練習 (学習) から離れて,一定時間をおくのがよいとされている。

原因のつかみにくい混乱状態であることがポイントです。

技術と才能・・・私はどんな方にも才能があると思っています。

それでは、高い技術を持つために才能は必要でしょうか?

多くの方が「必要だ」と答えることでしょう。

もしかすると「必ずしも必要ではない」と言う方もいることでしょう。

才能とは、デジタル大辞泉によりますと次のように記されています。

物事を巧みになしうる生まれつきの能力。才知の働き。「音楽の才能に恵まれる」「才能を伸ばす」「豊かな才能がある」「才能教育」

「生まれつきの能力」という点がポイントです。

これは持論なのですが、私は人として生まれた以上、どんな方にも才能があると思っています。

しかし、生まれついた能力が何なのかは本人にはわかりません。

それを見つけることが難しいのです。

その分野において才能があるかどうか判断するためには、ある程度時間をかけて続けてやってみなければなりません。

はじめは興味を持つことからスタートしますが、それは決して簡単なことではありません。

才能とは、それを見つけることができることも含めて才能と言えるのかもしれません。

才能を開花させるには努力し続けることが不可欠です。

また、早くから才能を発揮する方もいるでしょう。

天才とは

経験年数とは関係なく、早くから才能を発揮する人がいます。

それを私たちは「天才」とよびます。

天才とはデジタル大辞泉では次のように記されています。

てん‐さい【天才】
生まれつき備わっている、並み外れてすぐれた才能。また、そういう才能をもった人。「数学の天才」「天才肌のプレーヤー」

確かに世の中には早くから天賦の才を発揮されている方々がおります。

その方々は、早くから自分の才能が発揮できる分野を見つけることができたことが「天才」たる所以です。

しかし、私は天賦の才がありながらそれを生かし切れなかった人の方が多いのではないかと思っています。

天才と言われた方が必ずしも大成するとは言いきれません。

むしろ、才能がないからといって諦めてしまう人の方が多いような気がします。

技術の世界ではそれが顕著に表れるのかもしれません。

マネジメントの才能とは?誰にでも才能はある。

では話をマネジメントに移しましょう。

いいリーダーになるために才能は必要でしょうか?

もしかしたら多くの方が「必要だ」と思われるかもしれません。

私は「その才能はどなたにも備わっていますが、磨こうと努力することで発揮される」と思っています。

私はその磨かれた才能こそ「人間力」であると感じています。

私が知る限り、本物のリーダーは常に自分を高めようと自分を磨かれています。

常に磨かれていることによって才能(人間力)が発揮されているように映ります。

私にはそれらが上記のアスリートの姿と重なります。

常に自分を高めようと訓練しています。

しかし、決定的に違う点があります。

人間力はベテラン選手ほど高いことが求められる。人間力は絶対に年功序列であるべき。

冒頭の技術の場合、練習時間と成績は必ずしも一致しません。

ところが、マネジメントにおいては、ベテランほど人間力が高まっていなければなりません

人間力は年功序列となるようにベテランほど努力をしなければならないのです。

これが決定的な違いであり、人間力の難しさだと考えます。

人間力がある方は、自分に厳しく人にやさしくが徹底されています。

決して天狗にならず、横柄な態度をしません。

それらは言うのは簡単ですが、とても難易度が高いのです。

なぜ人間力が必要かというと、マネジメントに不可欠だからです。

部下のため、組織のために、ひいては、業績や生産性向上のためにも不可欠なのです。

反対に、人間力が至らず、部下のモチベーションを下げてしまうようなリーダーやベテランは問題です。

そして、人間力が失われる瞬間は、自分だけの感情(それまでの思考の癖・習慣・常識)に支配されてしまった時に訪れます。

そうならないように「あるべき姿」を常に意識し、自分の感情をコントロールすることが求められるのです。

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