カリスマ経営者は生まれつきのものか?そもそもカリスマとは?

  1. 人と会社・企業

そもそもカリスマという言葉の意味は

「カリスマ」という言葉を私たちは当たり前のように使っています。

「あの人はカリスマがある」と言ったりもします。

カリスマ経営者にカリスマ美容師、カリスマ主婦等、いたるところで目にします。

カリスマ経営者というと先日「金融商品取引法違反」の容疑で逮捕されたカルロス・ゴーン氏が思い浮かびます。

ではこの「カリスマ」とは一体どういった意味なのでしょうか?

今日はこの言葉を考えてみたいと思います。

カリスマとはデジタル大辞泉によりますと次のように記されています。

1 《ギリシャ語で、神の賜物の意》超自然的、超人間的な力をもつ資質。預言者・呪術(じゅじゅつ)者・軍事的英雄などにみられる、天与の非日常的な力。この資質をもつ者による支配をマックス=ウェーバーはカリスマ的支配と名づけ、合法的支配・伝統的支配とともに三つの支配類型の一つとした。
2 人々の心を引きつけるような強い魅力。また、それをもつ人。「カリスマ性のある人物」「ファッション界のカリスマ」

いかがでしょうか?

意味を調べると、興味深い点が確認できます。

なお、マックス・ウェーバーとは、ドイツの政治経済学者です。

私は上記の意味から次の2点に着目しました。

前者の『天から与えられた超人間的な力、非日常的な力』という先天的なもの

後者の『人々の心を惹きつけるような強い魅力』という必ずしも先天的なものではないもの

「先天的な力」と「後天的な魅力」に分けられるという点が興味深いです。

持って生まれた才能(力)だけでカリスマ経営者にはなれない。

私たちはカリスマというと、何となく天から与えられた力というイメージを持ちます。

元々持っている才能・力のように感じます。

特に、カリスマ経営者というと天才的で圧倒的で生まれつき誰もかなわないようなイメージを持ちます。

しかしながら、それは私たちの「勝手なイメージ」です。

カリスマ経営者にもいろいろなタイプの方がいますが、本来は『人々の心を惹きつけるような強い魅力』ある人がカリスマ経営者なのです。

そこに絞ると、産まれながらにしてカリスマ経営者だった方は、私が知る限りひとりもおりません。

実際の企業でこのように呼ばれている方々は、常に危機感を持ち、自分を高めようと相当の努力を重ねられています。

そして周りの人々を高めることにフィードバックされています。

人を大切にすることに注力されているのです。

社員はもちろんその家族も、非正規社員も、協力会社も。

そして、お客さまも、高齢者や障がい者を含む地域の人々も。

その結果、『人々の心を惹きつけるような強い魅力を持った人』=『カリスマ』と呼ばれるような存在になられたのです。

本当のカリスマ経営者とは、持って生まれた才能(力)だけではなり得ません。

後天的な経験により魅力が磨かれ、発揮されることで、周りの人々からそのように認められるのです。

『人々の心を惹きつけるような強い魅力を持った人』には努力次第で誰でもなれる

『人々の心を惹きつけるような強い魅力を持った人』になるには、どうしたらいいでしょうか。

私は、その才能はどんな人でも産まれながらにして持っていると思っています。

肝心なのは、その重要性に気付き、自分自身を磨き続けることができるか否かだと思うのです。

常に人として正しく振る舞い、自分を高めようと鍛えられ、人間的魅力にあふれていることが尊敬するカリスマ経営者に共通しています。

上記したとおり、関わる人(社員とその家族、協力会社、お客さま、地域の人)を大切にするのです。

そして、部下の意見を傾聴することができます。

それにより、現場からの問題点が素早くカイゼンされ、仕事と組織がより良くなっていくのです。

カリスマ経営者が途中で努力することを辞めてしまうと

ところが世の中には、途中でそれを辞めてしまったような経営者の方も見受けられます。

それは悪い意味でのカリスマ経営者です。

いつの間にか部下の意見を傾聴することができなくなります。

「自分の思い通りに進める」ために、それまでの側近を切ってしまう経営者もいます。

そうなると組織は自浄作用が失われ、悪い方向に進み出します。

時代錯誤のような事を言って、足を引っ張ってしまうことも少なくありません。

しかし、権力がありますから咎められることがないのが問題です。

まわりは「見て見ぬふり」をするしかありません。

カリスマ経営者は裸の王様になっていきます。

だから組織が世の中の常識(人として正しい部分)と乖離してしまっても、そのままになってしまうのです。

気付いてカイゼンできるような機能(人財も)が失われてしまうのです。

組織としてのガバナンスも機能しなくなります。

それではいけないのです。

カリスマ経営者は『人々の心を惹きつけるような強い魅力を持った人』であるよう常に努力する。ふたつの重要なポイント

私は真の意味でのカリスマ経営者は、常にカリスマであるべきだと思います。

それは当然です。

どんなときでも『人々の心を惹きつけるような強い魅力を持った人』であるべきだからです。

そのために、どうしたらいいでしょうか?

重要なポイントが2点あります。

ひとつめは、側近に(物事の本質を常に追求し)問題点や反対意見等の苦言を敢えて言う部下を置くことです。

ふたつめは、自分自身は傾聴力(傾聴のスキル)を鍛えることです。

会社と自分自身の行動が常に正しくあるためには、このことが不可欠なのです。

それが反対になってしまうところにカリスマがカリスマでなくなってしまう要因があるのです。

まわりがイエスマンで固められてしまうと、組織のカイゼンの源となる問題点が上がってこなくなるからです。

人は自分の思い通りに物事が進むことに慣れてしまうと大切なことを見失う。私たちは人である以上このようなリスクが常にあることを意識しましょう

このようなリスクはどのような組織であっても常に起こりうることだと考えるべきです。

人は自分の思い通りに物事が進むことが日常化すると、いつの間にか部下の苦言を聴けなくなってしまうものだからです。

そうならないように、リーダーは常に真のカリスマ(人々の心を惹きつけるような強い魅力を持った人)を目指しましょう。

素晴らしい経営者の方々は常に自分と闘われています。

大丈夫でいきましょう!

弊社の講演会・セミナーの特徴は
お客様の高い満足度です。
企業支援の事例や現場のノウハウが
フィードバックされるためです。

詳しくご覧ください