仕事や会社が良くなる境目・・・「自責」と「他責」

  1. 人と会社・企業

人のせいにしなければ誰でもより良く変われますし、いい人間関係も会社も実現できる

みなさんは自分の仕事や会社がより良くなるか悪くなるかの「境目」がどこにあるか意識されていますか?

或いは人間関係でも結構です。

その「境目」について今日は考えてみたいと思います。

その前に大前提を申し上げたいと思います。

それは、『誰でもより良く変われますし、(それができれば)いい人間関係も会社も実現できる』というものです。

これは私が企業支援の現場でいろいろな方と接してきて実感していることです。

仕事や会社が良くなる境目は「自責か」「他責か」

仕事や会社が良くなる境目のひとつは、「人のせい(他責)にするか」と「自分自身で問題点に気付きカイゼンするか」です。

大切なのは後者です。

これは誰もがわかっていることです。

後者の気持ちを持った社員さんが多い会社は人間関係も良く、いい会社となっています。

ところが、人はつい前者になってしまうものなのです。

しかもほとんどが無意識の行動です。

これは一体なぜなのでしょうか?

「人のせいにしたくなることは誰の心にもある」と考えるべきです。

誰でもうまくいかないときがあります。

その時に、自分以外の人や物事のせいにするか、自分自身の原因(問題点)を見つけようとするかでその後の「人生」が左右されます。

大切なのは後者であることは言うまでもありません。

しかしながら、思わず「自分以外の人や物事のせい」にしてしまうものなのです。

「自分は悪くない」と力説したいものなのです。

人のせいにしても事態は改善されませんが、本人は解決したと思ってしまうものなのです。

そういった気持ちは、元々誰の心にもあるものだと思います。

むしろ、はじめから自分自身の問題点を見つけてカイゼンできる人はとても少ないと思います。

しかし、人は真剣に生きていく中で、何か問題があって他責をしても、それでは何も変わらないことに気付かされます。

確実に変えられるのは、他人ではなく自分であることに気付かされるのです。

人を大切にするいい会社ではそうした考え方が徹底されています。

PDCAサイクルをよく見ると

計画、実行、チェック、カイゼンのPDCAサイクル。

働く人ならば1度は耳にする言葉です。

ところが、PDCAサイクルが回っている組織は決して多くありません。

それはなぜなのかという理由も「自責か」「他責か」で説明できます。

PDCAサイクルは、チェックの部分で問題点が出てくることが前提です。

PDCAサイクルが回らない人および組織は、問題が起きた原因を自分以外のせいにしがちです。

問題点を見て見ぬふりをすることもあります。

しかし、問題の原因を自分以外のせいにしても何も変わらないのです。

政治、経済、法律、お客さま、上司、部下が悪いと何遍繰り返しても、事態が改善されることはありません。

それができるのは、自分自身の問題点(改善点)に気付いたときなのです。

自分を変えていかなければならないと気付いて少しでもカイゼンを進めていけば1年後の将来は変わっているのです。

それがPDCAサイクルが回っている状態なのです。

人のせいにし続けている人は将来を変えることができません

ここまでのまとめですが、「人のせいにし続けている人」は、将来を変えることができません

人のせいにしてしまうことによって自分自身のカイゼンが棚上げになるからです。

ところがそこに気がついている人は決して多くなく、つい自分が正しいことを主張してしまうことが一般的です。

ここが問題点です。

これは人の無意識の癖なのかもしれません。

自分が変わらなければ(現状維持のまま)では、いつまで経ってもいい会社になっていかないのです。

仕事も人間関係も変わっていきません。

反対に、人のせいにせず「自分自身で問題点に気付きカイゼンする人」は、将来を明るく変えることができます

そういった方々が集まっているからこそ、いい仕事、いい人間関係と共にいい会社が実現できるのです。

会社を変えていくのは、そのような「人財」なのです。

言い訳をすることも無意識の思考の癖・先入観・常識

言い訳は自分を正当化したい気持ちがあるからこそ出てきます。

そして、他責(人のせい)にすることで解決を図ろうとします。

それが習慣になっている人は、何か問題があったとき「自分は悪くない」という説明に終始します。

しかし、その時間は建設的ではありません。

反対に、自分で問題点を見つけている人は「カイゼン策」が出てくるのです。

そして、リーダーはそれを否定せず傾聴力を持って対応します。

カイゼンを積み重ねる(PDCAサイクルを回す)ことによって1年後はより良く変わっているのです。

もちろん、人のせいにすることは、人としても正しくありません。

会社が良くなっていくのも、仕事がカイゼンされていくのも、ここが境目となります。

いつまでも人のせいにしている人は、1年後も変わりません。

まわりの仲間ががんばっていれば、それについていけなくなってしまうのです。

会社の成長に置いてかれてしまうのです。

それはとても悲しいことです。

反対に、ベテランの社員さんが人のせいにせずに常にカイゼンを実践しているような会社は、例外なくいい会社になっています。

その姿勢は若手社員にも浸透し、困っているときは助けあえるいい組織風土がつくられているものなのです。

世の中の犯罪の多くが人のせい(他責)にすることによって起きているのでは?

世の中では痛ましい事件が起きています。

かけがえのない人の命が奪われしまうようなことを少しでも防ぐことはできないでしょうか?

犯人の動機を聞くと大抵が「世の中や誰かのせい」にしています。

逆に「自分自身が悪い」と言っている犯人は皆無です。

世の中のせいにしても、人のせいにしても何も変わりません。

とても難しいことだとはわかっておりますが、私は「人のせいにしない」教育をさらに充実させることが重要だと実感しています。

自分自身をカイゼンすることが習慣になっていれば悲惨な事件のいくつかは防げるのではないかと思っています。

そのためには、他責しないことが考え方の中心になるように、学校、家庭、地域の教育を充実させることが重要ではないかと思います。

つまり、私たち自身が「他責しない」生き方を徹底するべきだと思います。

子供たちが社会に出て人の役に立つ仕事ができるようにするためにも。

その受け皿となる「人を大切にするいい会社」が増えていくためにも。

誰もが子供たちのために明るい未来をつくっていきたいはずです。

もし子供たちの未来が明るくないとすれば、それは私たちに責任があるのです。

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