貢献意欲の5つのチェック・・・いい組織風土の会社をつくるために

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

5つの貢献意欲要素をチェックして、いい会社づくりのヒントを

人を大切にするいい会社は、社員さんのモチベーションはもちろんのこと業績も高いことが特徴です。

なぜそのようなことになるのでしょうか。

要因の1つとして組織風土がいいことがあげられます。

つまり、公式組織成立の3要素である共通目的、貢献意欲、コミュニケーションが高い次元で機能しているのです。

今日は貢献意欲の5つのチェック項目について述べていきたいと思います。

これらのチェックは弊社の組織風土診断の根幹を成すものです。

ぜひ、みなさんの会社で実施してみてください。

また、先日はコミュニケーション要素の5つのチェック項目について述べました。

こちらの記事も参考となれば幸いです。

なお、貢献意欲についてはこちらにも詳しく述べられています。

それでは貢献意欲についてチェックしていきましょう。

チェック1:社員さんは自分の役割を常に考え行動する習慣が身についていますか?

これは貢献意欲要素の中でも難しいもののひとつです。

「自分の役割を常に考える」ということは自主性のある社員さんの行動そのものです。

反対に「指示待ち人間」「やらされ感」「人ごと感」の社員さんでは非常に困難です。

リーダーは部下に自主性を求めています。

ところが、リーダーが「部下は自分の指示通りに動けばいい」と思い込んでしまうと、部下である社員さんは自分の役割を考えなくなり自主性が失われてしまうのです。

「笛吹けど踊らず」の状態にならないよう、リーダーには逆転の発想が求められます。

自分本位ではなく、仲間のために自分ができることを考えて行動することは「人として」も求められる魅力です。

この意識を常に追い求めていくことが当事者意識と責任感を持った社員さんを増やしていくことに繋がります。

ちなみに社員さんの役割には、元々の役割と日々変化する役割のふたつがあります。

特に日常業務の中では、自分がしていることを後回しにして仲間を助けなければならない状況も多々発生します。

その状況に率先して気がついて、カイゼンのための行動を示すことが強い組織には必要なのです。

仲間のために自分の役割を演じきることがポイントになります。

一方で、自分のそれまでの思考の癖・習慣・常識といったものがふと出てきたときがチェックポイントです。

自分のふとした感情に支配されてしまうと、せっかく明確にした役割も元に戻ってしまうからです。

チェック2:目標を計画し達成するための時間が捻出されていますか?

これも多くの企業で課題となっています。

明るい将来(中長期的な目標)を実現するためには「重要だけど緊急性の低い事柄」を実践することが求められます。

それらは、自分を高める(勉強や自己啓発)ための時間、いい人間関係や組織風土づくりのための時間、品質改善のための時間等が該当します。

しかし、多くの人が今日中に終わらなければならない仕事やクレーム処理、切羽詰まった問題等で1日の仕事が終わります。

「日常の業務に追われていて時間がない」というコメントをよく聞きますが、それでは中長期的な目標の達成は難しいのです。

日々の忙しい業務の中でいかに「重要だが緊急でない事項のための時間」を計画し、捻出し、実行し、チェックし、カイゼンするかです。

その時間は1日10分でもいいのです

その積み重ねこそが差別化を実現するのです。

誰もが一日24時間という平等の権利が与えられています。

なおかつ、私たちは働ける時間に限りがあります。

時間は知恵を出して工夫することによって第5の経営資源にもなります。

チェック3:自分だけでなく仲間のためにがんばろうとする雰囲気が形成されていますか?

この項目は若手社員さんの意識が高いことが特徴です。

その意識をどこまでも伸ばしていくことが重要です。

組織の生産性を高める仕事は、自分1人では成し遂げることができません。

しかし、忙しくなってくると「自分でやった方が早いし正確」と思ってしまうリーダーもいます。

仲間に任せることができないベテラン社員さんもいます。

それでは実は仲間のためにならないのです。

お客さまのためにもならないこともあります。

忙しい時こそ、お互いが助け合うことが求められます。

そのためには、誰もがある程度の仕事ができるように自分の仕事を人に教えることも重要です。

スキルマップなどで自分の能力を客観的に判断することも大切です。

仕事を以下のLevelに分けてみましょう。

Level 1:ひとりでできないが、仕事を理解しているレベル
Level 2:手順書を見ながらなら仕事を一人でできるレベル
Level 3:仕事を理解しており、一人で実施できるレベル
Level 4:仕事を熟知し、仲間に教えることができる(作業指導できる)レベル

Level1からスタートして4が最高ランクです。

「あるべき姿」を明確にしてPDCAサイクルを回しながら近づいていきましょう。

自分だけでなく仲間のためにがんばろうとする雰囲気は、人の仕事を覚えたいという意識を醸成させます。

誰かが大変そうな仕事をしていれば助けたくなるのが貢献意欲の根本だからです。

それによって「ありがたさ」や「気付き」を得られるようにもなるでしょう。

チェック4:自分の好き嫌いで仕事をしたり仲間を評価したりしないように会社全体で注意していますか?

この項目は自分ではなかなか気がつかないため注意が必要です。

無意識かつ感覚的に人や仕事を判断してしまうケースが多いためです。

そもそも、働く人は誰でも正当な評価を求めます。

それを邪魔するのは、評価する側の思考の癖・先入観・常識なのです。

誰でも心理的誤差傾向があることを意識しましょう。

「何となく」の判断の中には誤りが多いのです。

それらを防ぐために次のことを実践しましょう。

仕事の面では、そもそもその仕事の目的を明確にして本質を捉えるようにしましょう。

人の面では、リーダーは部下の「いいところ」を見つけることを日常化しましょう。

問題点は部下が自主的に気がつくようにマネジメントしましょう。

チェック5:地域の人や障がい者などに貢献しようとする意欲が醸成されていますか?

企業は世の中に商品やサービスを提供し、人に喜ばれる存在であるべきです。

この「人」とは、社員さんとその家族、協力会社、お客さま、地域の人、株主となります。

もはやどんな会社でも企業市民として地域の発展に貢献することは社会的な責任です。

地域の人とは、障がい者や高齢者の人々への貢献も含まれますが、それは「人として正しい」ことなのです。

人を幸せにすることが会社の存在意義なのです。

地域への貢献は、社員さんやその家族の人生も豊かにし、よりよい組織風土の構築にも繋がっていきます。

人にやさしく、人を大切にする会社は、逆に地域からも大切にされます。

決して滅びません。

貢献意欲は協働意欲ともいいます。人ごと感をやっつけて、一緒になっていい会社づくりを進めましょう。

貢献意欲に関する5つのチェックポイントはいかがだったでしょうか?

それぞれの項目はどれも当たり前の事ですが、それが難しいのです。

しかし、社員さんが全員で意識して取り組むことで高いレベルで機能するようになっていきます。

最も貢献意欲が不足しているのは、「自分は関係ない」と思ってしまう状態です。

「人ごと感」ではいい会社は実現できません。

大切なのは、誰もが当事者となって少しずつでも取り組むということです。

みなさまの会社がよりいい会社になることを心より願っております。

大丈夫でいきましょう!

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