心がとても痛い。パワハラで命が失われることがあってはならない。

  1. 人と会社・企業

パワハラ問題は決して人ごとではありません

苦しかったことでしょう。

相談することも難しかったことでしょう。

とても悔しく、とても悲しい事件です。

心より哀悼の意を表します。

こんなことはもうあってはなりません。

以下、静岡新聞の記事を引用いたします。

静岡県は18日、部下に暴言を吐くパワーハラスメントがあったとして、課長級の男性幹部(59)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。部下の職員は2017年3月に自殺した。職員はICレコーダーで幹部の発言を録音していたといい、遺族が県に被害を訴えた。県がパワハラを認定して懲戒処分を出すのは初めて。
県によると、幹部がパワハラ行為をしていたのは、17年に交通基盤部の出先機関の所属長だった当時。幹部は同年1月から3月上旬にかけ、仕事上の指導をする際、ほかの職員の面前や2人きりの場所で「役に立たない」「ばかだ」「元々この程度なのか、それとも調子が悪いのか」などと侮辱する発言を重ね、精神的な苦痛を与えた(静岡新聞 2019年1月19日)。

パワハラ問題は、すべての組織のリーダーと部下にとって決して人ごとではありません。

行政も民間も同じようにパワハラはあるのです。

そして、自分がいつ何時パワハラの加害者にも被害者にもなるかもしれないということを意識するべきです。

私たちはこの現実から目をそらさず、すべての組織が人を大切にする組織に変わっていくしか道はないと考えます。

誰もがやりがいを感じて働ける組織にしていかなければ、一体何のための組織なのでしょうか?

私たちはこの瞬間も苦しんでいる方々もいるかもしれないと思うべきです。

リーダーは自分のマネジメントを見直し、問題点を見つけてカイゼンを図りましょう。

部下の立場にあり、現在とても苦しんでいる方に伝えたいことは、苦しんでいるのは決して自分だけではないことを知って欲しいと思います。

明けない夜はありません。

必ず朝はやってきます。

どうか、希望を捨てないでください。

自ら命を絶つことだけはしてはなりません。

愛する家族、友人達を路頭に迷わせてはならないのです。

行政も民間も同じようにパワハラがあるからこそ

静岡県内においてパワハラの労働相談は増えています。

2005年度から20倍に増えたそうです。

これは今後も増えると思われます。

以下、静岡新聞の記事を引用いたします。

静岡県内の労働者を対象に毎年行われている労働相談で、2017年度(16年9月~17年8月)に寄せられた「パワハラ・嫌がらせ」に関する相談の件数が05年度(04年9月~05年8月)の20倍に上ったことが17日までに、実施主体の連合静岡のまとめで分かった。担当者は「相談者の意識が高まり、以前に比べ声を上げる人が増えている」と分析している。
電話や面談を通じて寄せられた相談の総数は05年度に267件だったが、その後、相談窓口を増やした効果もあって17年度は1511件を数えた。このうちパワハラ関連の相談は198件。最も古い記録が残る05年度は10件にすぎなかったが、ほぼ右肩上がりで増加しているという(静岡新聞 2019年1月19日)。

こうした問題をカイゼンするためには、私たちひとり一人が誰もが働きやすい組織をつくることしかないと思います。

これは私たちひとり一人に課せられた使命ではないかと思います。

そのためにも、まずはリーダーがより良く変わることが求められます。

パワハラを無くすために・・・リーダーは間違っても部下の人格を否定してはなりません。部下に浴びせた同じ言葉を、部下の両親や奥さん、家族の前で言えますか?

部下を叱るという行為は次第にエスカレートしていきます。

感情的であればあるほどエスカレートします。

その時にラインを超えて、言ってはならないことを言ってしまうのです。

しかしながら、リーダーにはその自覚がありません。

なぜなら、そういったリーダーは「自分は絶対に正しい」と思い込んでいるからです。

部下を尊重する気持ちよりも、自分の感情が上回っているからです。

この状態こそが大変危険なパワハラです。

気持ちはわかりますが、ぜひリーダーは感情にまかせるのではなく、一呼吸置いて欲しいと思います。

そして、常に「超えてはいけないライン」を意識して欲しいと思います。

そのラインとは、『部下に浴びせた同じ言葉を、部下の両親や奥さん等の家族の前で言えますか?』です。

もし叱ることが日常化しているリーダーがいたら、1度思い返して欲しいと思います。

いかに言えない言葉が多いかわかると思います。

逆に、それらの言葉をリーダー自身の愛する家族の前で言われたらどうしますか?

きっと許さないでしょう。

それらは言えないというより、「絶対に言ってはいけない言葉」なのです。

言ってはいけないと思う理由は、人への配慮があるからでしょう。

それが人として正常な姿です。

人への配慮がリーダーに求められる「最低限の」資質です。

自分の部下には、部下が愛し、かつ部下が愛される家族がいることを忘れてはなりません

リーダーは「昔はこうだった」が今はあてはまらないことを知りましょう

部下の人格を否定するようなひどい言葉を言っているリーダーは、大抵「昔はこうだった」といって自分を正当化しがちです。

昔自分がされてきたことを今の時代にそのまま当てはめようとしてしまうのです。

この気持ちはとてもよくわかります。

しかし、時代は確実に変わっています。

時代に合ったマネジメントをすることがリーダーに求められることは誰の目にも明白です。

しかし、変えようとしないリーダーも少なくないのです。

自分のマネジメントを変えようとせず、「部下が悪い」としてしまったらその組織に明るい将来はありません。

変えましょう。

それが進化です。

革新です。

リーダーは自ら努力して、常に自分をより良く変えていくことが必須です。

それをしないと時代に取り残されてしまうからです。

「自分の思い通りに部下を動かしたい」「自分の言ったとおりにやらせたい」「自分が絶対に正しい」と思いがちですが、それこそがパワハラの温床となるのです。

これからの教育には「リーダーを育てる教育」がより一層重要だと思います。

仕事ができる人が組織のリーダーになることが理想だと誰もが思っています。

この常識を疑いましょう。

仕事ができる人が必ずしもいいリーダーになるとは限らないからです。

仕事ができる人は、人に求める部分も高くなりがちです。

気をつけないと部下への要求が高すぎて、部下がついてこなくなってしまいます。

ところがリーダーは「なんでこんなことができなんだ」と怒ってしまうのです。

すると、部下は萎縮してますますついてきません。

リーダーは、仕事ができる自分と部下を育成する能力とを切り分けて、部下と接するべきです。

まずはリーダーが自分自身を変えることしかありません。

部下を変えようとする以上に自分を変えることができれば、いい組織になっていきます。

部下であるみなさんへ。そもそも仕事は人に喜ばれるためにあります。命を絶つためにあるのではありません。

最後に、部下の立場にある方々へお伝えしたいと思います。

仕事というものは、そもそも人に喜ばれるために行うものです。

誰もがわかっていることですが、決して自ら命を絶つために行うのではありません。

だから、部下である方々はどんなに仕事で失敗したとしても、命を絶ってはなりません。

敢えてきつい言い方をすることをお許しください。

仕事ごとき、上司ごとき、会社ごときで大切な命を絶ってたまるかです。

どんなに上司から罵倒され、理不尽な目にあったとしても、命を絶ってはなりません。

そんな人間に命を奪われることがあってたまるかです。

生きるんです。

時代は動いており、パワハラは厳しくカイゼンが求められるようになっています。

この流れは今後ますます加速するはずです。

どんなに今苦しくても必ずカイゼンされる日がくると信じて欲しいです。

生きていることが理不尽に対する最大の抵抗です。

理不尽に対して絶対に負けてはなりません。

苦しいですが、必ず報われます。

生きるんです。

大丈夫でいきましょう!

弊社の講演会・セミナーの特徴は
お客様の高い満足度です。
企業支援の事例や現場のノウハウが
フィードバックされるためです。

詳しくご覧ください