自分の思い通りに人を動かすこと対その人の想いを叶えられるよう動かすこと

  1. 人と会社・企業

これからのリーダーは名コーチの要素を持ち合わせることが必須

これからの組織のリーダーは、名トレーナーの要素を持ち合わせることが極めて重要であり、必須であると実感しています。

名トレーナーの存在はスポーツの世界でも特に重視されています。

名選手には自分自身の才能を見いだしてくれる名トレーナーが必ずいます。

この傾向は近年さらに顕著です。

ところが、名トレーナーの多くは、実績においては選手にかないません。

それにも関わらず、名選手を育成することができるのはなぜでしょうか?

それは、選手の意思を尊重し、秘めたる力を限界以上に引き出すことに専念しているからです。

選手の主体的な想いを叶えられるように、トレーナーがサポートしているのです。

選手が主体性を持つために

一般的にコーチングとも言いますが、優れたトレーナーは選手が主体的に進めることができるように双方向のコミュニケーションを重視しています。

そのためには選手の気持ちを引き出す傾聴力を持ち合わせることが必須です。

そして、選手の気持ちを尊重することが大切です。

これらがポイントです。

もし、トレーナーに「自分の思い通りに選手を動かしたい」という気持ちが強かったら、どんなに才能のある選手でも潰されてしまうことでしょう。

これは推測ですが、これまでのスポーツ界において、実際にそのようなことが数多くあったのではないかと思われます。

特に、名選手は選手に対して自分のレベルを求めてしまう傾向が強いため要注意です。

名選手が名トレーナーになることが難しい理由は、自分の描くイメージが高すぎであるのにも関わらず、それを選手に押しつけてしまう点にあるのです。

選手はついてこられなくなります。

自分の思い通りに人を動かすことと、その人の想いを叶えられるよう動かすことは全く異なることを意識しましょう。

会社組織も同じです。

多くの会社でリーダーが自分の部下に対して自分の思い通りに動かすことが常識になっています。

それゆえ、自分の思い通りに動かない部下に対して、思わず叱ってしまうこともあります。

そこにさらに自分の感情が上乗せされると、叱る側がエスカレートしてしまい、長くしつこく部下を叱責することもあります。

はっきり言って、そういったことをしても効果はありません。

効果がないばかりか、それこそがパワハラになるのです。

ただし、リーダーの気持ちも痛いほどわかります。

部下にわからせようと必死になっている真面目なリーダーも多いのです。

組織のリーダーたる方々は、組織目標を達成するために日夜懸命にがんばっています。

きついノルマも現実的にあることでしょう。

もし達成できなければ、リーダーの上司から叱責が飛ぶこともあるかもしれません。

そうならないように、部下に対して大変厳しく接することもあるでしょう。

厳しくしないと部下が動かないと思い込んでいるリーダーも少なくないのです。

リーダーが常に厳しいのではなかなか組織目標を達成することはできない

こうした状況から脱するために、ぜひとも逆転の発想をしてみましょう。

いろいろな会社と接してきて思うことは、常に厳しいのではなかなか組織目標を達成することはできないということです。

常に厳しいリーダーがいる組織の生産性は、必ずしも高くなくむしろ低いのです。

なぜなら、部下となる社員さんのモチベーションが低いからです。

部下は「やらされ感」「やらなければ叱られる感」で仕事をせざるを得ません。

失敗したら叱られることが恒常的になっているマネジメントでは、成果が出ないのです。

成果が出ないばかりか、若手社員の離職率も高くなってしまうのです。

この現実をどのように変えていくかがどの組織においても重要になってきます。

会社がより良く変わる条件は、若手社員が変わるのではなく、リーダーを筆頭にベテラン社員が変わることです。

このことを強く意識しましょう。

自主性を持たせるためには

いい会社、もっと言えば生産性の高い会社は、社員さんの自主性が重んじられています。

その象徴的なものは、目標を自主的に決めることです。

会社からのノルマではなく、自分自身で目標を決めることが徹底されています。

自分自身で目標を決めることは「やらされ感」から脱却するためにも重要です。

シーズン途中での自主的な目標の上方修正、下方修正もあります。

自分自身で決めた目標と外側から与えられたノルマでは意味合いが全く違います。

やりがいも達成感も違うのです。

ところが、これは難易度が高いです。

それは、リーダーが自分の思い通りの目標を細かいところまで決めてしまうケースが多いからです。

それを部下にそのまま押しつけてしまいます。

それでは部下が自主性を持って目標を達成しようとする気持ちにはなかなかなりません。

また責任感が弱いと感じられるのも無理はないのです。

目標に対する当事者になっていないからです。

目標が達成できなかった時、リーダーが「何で達成できないんだ?」と叱っても効果はありません。

そもそも目標の設定の仕方から間違っているのです。

主体性を持たせるために

トップリーダーが全社的にここを目指そうという方針の説明はとても重要です。
(いい会社の中にはそれすらないところもあります)

そこから先は部下に任せましょう。

各部署でそれらを自分たちで落とし込んで、自分たちで目標を決めていくことがとても重要なのです。

会社は自分たちが幸せに働くための場です。

仕事において自主的に自身の能力・魅力を最大限に発揮しようと努力した結果、人から褒められ、必要とされ、役に立っていることが実感できたときに幸せを感じるのです。

部下がこのような姿勢で仕事をしている組織は生産性がとても高いです。

リーダーのみなさんに少しでも参考になることを願っております。

自分のマネジメントを変えていけば部下も変わります。

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