児童虐待を防ぐために・・・どの家庭でも起こりうることだと考えることから

  1. 社会(政治・経済等)が企業や私たちにどんな影響を与えるか

解決するためには、どの家庭でも起こりうることだと考えるべき

とても辛く、許しがたい事件が再び起きてしまいました。

子供の尊い命が両親の虐待によって失われてしまいました。

どんなに苦しかったことでしょう。

元気な笑顔の写真を見るとつらいです。

謹んで心より哀悼の意を表します。

政府も緊急に対応するようです。

以下、日本経済新聞の記事を引用いたします(子供の氏名は伏せさせてもらいたいと思います)。

政府は8日午前、千葉県野田市で小学4年のAさん(10)が死亡し傷害容疑で両親が逮捕された事件を受けた関係閣僚会議を開いた。安倍晋三首相は児童虐待防止に向けて1カ月以内に全ての虐待事案の緊急安全確認をするなどの新たな対策を取りまとめたと明らかにした。

首相は「子どもの命を守ることを最優先にあらゆる手段を尽くし、やれることは全てやるという強い決意で児童虐待の根絶に向けて総力をあげて取り組んでほしい」と指示した。

子どもの安全を第一に、虐待の通告元や資料は外部に一切明かさないとのルールを新たに設けると表明した。2019年度に児童福祉司を約1000人増員することも掲げた。昨年12月に定めた児童虐待防止プランでは19年度からの4年間で児童福祉司を約2000人増やす目標を盛っている。このうち半分を19年度に前倒しして集め、体制強化を急ぐ(日本経済新聞 2019年2月8日)。

私たちの社会は、またも子供を守ることができませんでした。

なぜこのようなことが繰り返されてしまうのでしょうか。

私たちはもっと本質部分を考える必要があるのではないでしょうか。

自分の子供への虐待は考えられないことです。

誰もがそう思っています。

でも、果たしてこれは一部の人間の異常な行為なのでしょうか?

そう考えてしまうと、いつまでたっても改善しないと思います。

私たちは、虐待はどんな家庭でも起こりうることだと認識する必要があるのではないでしょうか。

だからこそ真剣に改善しようと社会全体が思うのではないでしょうか。

(当たり前ですが)加害者は親であると言うことを忘れてはならない

加害者は親であり、虐待を受けるのは子供であることを忘れてはならないと思います。

当たり前のことです。

しかし、そのことがわかっているようでわかっていないように見受けられます。

まず、加害者である親は、自分の行為は虐待ではなくしつけであるという言い方をして正当化することでしょう。

虐待としつけの境目がわからないという人もいますが、実は親の目線から子供の目線に変えれば明白になります。

子供が苦痛を感じるほど日常的になっていたら虐待なのです。
(これはパワハラも同じです)

そして、まわりの大人は、子供の意見を尊重することができるかどうかが大きな鍵です。

今回はそれができなかったと言わざるを得ません。

加害者である親の意見を通してしまい、肝心の子供の叫びには結果的に見て見ぬふりをしてしまったのです。

暴力行為は必ずエスカレートする。子供の命が失われてからでは遅い

子供の命が失われてからでは遅いのです。

そうなる前に対処することが私たち周りにいる人間の義務ではないかと思います。

子供が苦痛を感じていたら、親がいくら自分の行為をしつけだと正当化してもアウトです。

それはしつけではなく虐待です。

そう認識しなければ、尊い命が失われてしまうかもしれないのです。

だから、親の立場にある人は、自分の行為が絶対に正しいと思わないことも重要です。

自分だけの感情を子供にぶつけることは間違っているのです。

誤解の無いことを願っておりますが、子供が絶対にしてはいけないことをして、一発殴打されるくらいでは虐待にならないと思います。

なぜなら、それだけで子供は苦痛を感じるまでには至らないからです。

そうした行為が日常化し、エスカレートしてしまうところが問題なのです。

それは愛の鞭ではなく暴力になりますが、加害者側である親は自分の行為を省みることはしないでしょう。

だからこそ危険なのです。

なお、虐待とはデジタル大辞泉によりますと次のように記されています。

親などの保護者や、その同居人などが児童に虐待を加えること。児童の身体・精神に危害を加えたり、適切な保護・養育を行わないこと。→児童虐待防止法
[補説]厚生労働省では、殴る・蹴る・激しく揺さぶるなどの「身体的虐待」、性的行為を加えたり見せたりする「性的虐待」、食事を与えない・病気やけがの治療をしないなどの「ネグレクト」、言葉で脅す・きょうだい間で差別するなどの「心理的虐待」の4種類を挙げている。各都道府県の児童相談所に、児童虐待に関する相談・通告の窓口がある。電話番号は全国共通で189番。

私たち大人は人の教育方法をしっかり学ばなければならないと思います

私たちは、何歳になっても教育をしていかなければならないですし、学んでいかなければならないと思います。

そして、教育は教える側からの一方通行ではいけないと強く思います。

双方向のコミュニケーションが極めて重要です。

こちらからの投げかけと相手からの反応の繰り返しによって、相手が成長していきます。

そして、最も大切なことですが、自分も成長していくのです。

成長すると言うことは、自分がより良く変わっていくことです。

そのためには、相手を尊重することを意識的に行う必要があります。

相手が子供であろうと会社の部下であろうと同じです。

尊重することができないからこそ悲劇となってしまうのです。

これはパワハラにも通じています。

人ごとではなく社会全体で防ぐために

この度の事件は誰もが悲しみを抱くことでしょう。

しかし、そういう気持ちを抱いている人でも子供に対してしつけの範囲を超えた虐待をしてしまっているかもしれません。

また、職場に行けば部下に対して理不尽な仕打ちをしてしまっているかもしれません。

自分自身では気がついていないことでしょう。

それは自分の行為を正当化してしまっているからなのかもしれません。

だから、私たちはこういった虐待は誰でもどんな家庭でも、どんな組織でも起こりうることだと認識し、自分の行為を常に見直して改善する必要があると思います。

自分の行為が絶対に正しいと思わないことです。

そして、虐待に対して社会全体で当事者意識を持つことが大切なのではないかと思います。

だからこそ私たちは常に相手を尊重し、双方向の会話をする必要があるのです。

特にこのことを意識するべきは、間違いなく教える側です。

家庭ならば親、会社ならばリーダーです。

そして、それらの立場である私たちが変わっていけば、いい世の中になっていきます。

反対に、変わることを人に求めてばかりいてはいい世の中にはなっていかないと思います。

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