辞めてしまった社員さんが帰ってくる会社はいい会社

  1. 人と会社・企業

学生のみなさんはいい会社に入社するチャンス

地方の中小企業にとって、若者の採用はますます困難になってくるでしょう。

人口が減っています。

同時に若者が減っています。

特に地方では顕著です。

反対に、学生のみなさんはいい会社に入社する大きなチャンスです。

ぜひとも中小企業まで視野を広げて欲しいと思います。

実際に大手企業以上にいい会社が存在するからです。

これからますます若者は流動的になる可能性が高い

若者はますます流動的に会社を選ぶ可能性があります。

以前、入社して1年目の社員さんの4割が転職を考えているという記事も紹介しました。

着目すべきは、大手企業に就職している人たちもそのように思っている事です。

この結果に対して私も衝撃を受けました。

このことから、会社の規模に関わらず、入社した会社に対して我慢して居続ける時代は過ぎ去ってしまったと言えそうです。

私と同じくらいの世代から上の方々は「石の上にも三年」という言葉がありました。

まずは3年がんばってから判断しようというものです。

それが当てはまらなくなってしまいました。

こうした事実を踏まえて、受け入れ側(会社)が変わっていかなければなりません。

若者のみなさんに伝えたいことは、転職をすることでいちばんはじめに入った会社がいい会社だと気付かされる可能性もあること

転職するならば、よりいい会社に行きたいと思うのが当然のことです。

実際にそのような転職が理想です。

しかしながら、転職を繰り返すことではじめに入社した会社がいい会社だったと気付かされるケースもあります。

現実的に、その人にとっていい会社かどうかは比較する会社がないとわかりません。

他の会社に行ってはじめてそれまでいた会社の良さがわかるケースも多いのです。

なお、会社から与えられる満足度の源になるものとして、以下の4つが代表的なものになります。

①給料面、②休日面、③人間関係面、④昇進面(がんばりが認められる)です。

一般的な中小企業ではこれら全部が高い次元にあることはほとんどありません。

しかし、「人を大切にするいい会社」ならば可能となります。

これらは単独で機能するのではなく、すべてが連動して社員さんの満足度に繋がっていきます。

現実的には給料が少し少ないけれど、人間関係がいい会社であることに満足している方もいるでしょう。

では、給料はいいけれど、人間関係面で問題がある会社はいかがでしょうか?

学生のみなさんにとってこの見極めは難しいと思います。

中小企業は出戻りの社員さんがいるかいないかチェックしましょう

中小企業に限った話になってしまいますが、学生のみなさんがいい会社を探す上でチェックして欲しいことがあります。

それは出戻りの社員さんがいるかいないかです。

出戻りの社員さんが多ければ多い会社ほど、いい会社である可能性が高まります。

面接の時にこの質問を切り出すことは難しいと思いますので、入社試験以外の時間を使ってヒアリングすることをおすすめします。

しかしながら、いい会社の中にも出戻りだけは許されていないこともあります。

それは自分たちの会社を簡単に辞めないで欲しいという姿勢の表れでもありますが、これからは逆転の発想が必要になるでしょう。

辞めた人が戻ってくる会社とそうでない会社

まとめになりますが、これからのいい会社の判断基準で「1度辞めた方が戻ってくる」というものが必要になってくると思います。

もし戻ってくることが許されない会社であったならば、ぜひそれを見直して欲しいと思います。

また、特にそのようなルールがあるわけではないのに、戻ってくる方がいない会社であればもしかするとどこかに問題があると考えるべきです(定着率が極めて高い会社は別です)。

それをすることで、今後さらに困難が予想される若手人財の獲得に繋がっていくからです。

現実的に、社員さんにとって今の会社の客観的な評価は、次の会社に行ったときにわかります。

辞めるときは2度と戻りたくないと思っていても、その次の会社が想像以上に悪い状況であるケースがあります。

すると、以前いた会社が妙に懐かしく感じて考え方(価値観)が変わることがあります。

これほど人の感情や価値観は時間と共に変わるものなのです。

受け入れる会社のリーダーならびに社員さんは柔軟な思考が求められます

1度辞めてしまった方を再び社員として迎え入れるというのは心理的な抵抗感がある方もいます。

心情的には理解できます。

「なぜ在籍しているときにわからなかったのか?」という質問を受けることがあります。

それは「在籍しているときにはわからない」というのが私共の答えです。

わかるのは比較する会社に実際に所属したときなのです。

だから、以前いた社員さんが「戻ってきたい」と言うことは、喜ばしいことなのです。

いい会社だと認めてくれているようなものです。

受け入れ側のみなさんはぜひこれまでの思考の癖・習慣・常識を1度捨てて欲しいと思います。

なお、戻ってくる方は楽をしようとしているのではありません。

多くの場合、以前在籍していた時よりもいい働きをされます。

そのためにも、いい会社をつくっていくことが大原則です。

これからますます流動的になる人財の獲得を目指していきましょう。

大丈夫でいきましょう!

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