ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの入場料金が過去最高の8700円に

  1. 社会(政治・経済等)が企業や私たちにどんな影響を与えるか

「変動価格制」を1月10日に導入

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの入場料金が過去最高の8700円となったそうです。

USJは変動価格制を今年の1月10日に導入しています。

変動価格制は混雑を予測して料金を変更するものです。

以下、情報源として日本経済新聞の記事を引用いたします。

春休みに入った23日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)で入場料金が過去最高の8700円となった。予測される混雑の度合いによって料金を変更する「変動価格制」を1月10日に導入して以来の最高値となった。8700円は開業以来の最高額でもある。

23日朝、当日販売のチケット窓口には旅行で訪れた家族連れの姿などが目立った。名古屋市から孫と一緒に3世代で来た60代女性は「高いけど、春休みだから仕方ない」と、家族6人分のチケットを購入した。

チケットの事前購入ができる入場日の3カ月前に、パーク内の混雑状況を予測して料金を定めているという。変動制導入前の入場料金は7900円だった。1月10日~31日が7400円、2月1日~3月22日が8200円と推移し、23日から500円値上がりして8700円に。4月下旬から5月上旬の大型連休には価格がさらに上がって8900円となる予定だ(日本経済新聞 2019年3月23日)。

みなさんはどのような感想を持ちましたか?

値上げに関する抵抗感がどうしてもあると思います。

それについて考えていきたいと思います。

値上げは嫌だけど逆転の発想をしましょう

誰もが値上げを歓迎しないことでしょう。

しかし、それでは私たちの給料が高まらないままになってしまいます。

若者の給料も高まりません。

人口が減っている現状では我が国の存続にもかかわります。

若者が子供を育てることに金銭面で苦労すればするほど少子化に歯止めがきかなくなってしまうからです。

いくら人生100年の時代を迎えたとしても、若者が子供を産んでくれなければ本末転倒なのです。

人口減少とは若者の数が減っているということを忘れてはなりません。

我が国の生産性が低い要因は「いいモノを安く」にある

我が国の生産性は欧米に比べて2/3しかありません。

この原因は「いいモノを安く」を安易に求めてしまった私たちにあると考えます。

「それを求めるのは常識だよ」と思う方は、以下のような矛盾を考えてみましょう。

2017年、我が国では原材料の価格上昇が前年比22.0%であったのに対して完成品を示す最終財の価格の上昇率は0.5%ということでした。

これは明らかにおかしいです。

しわ寄せがどこかに行っている

原材料の価格上昇を最終財に転嫁できないとすると、どこかにしわ寄せが行っています。

どこで圧縮されているでしょうか?

それは協力会社です。

協力会社の多くが該当するであろう中小企業の利益を圧迫するのです。

この状態で給料が高まるはずがないのです。

なお、我が国の事業所の99.7%が中小企業です。

最終財の価格については2019年1月現在ですが、未だに下落している傾向にあります。

我が国が欧米に比べて生産性が低い要因は?

我が国が欧米に比べて生産性が低い要因を考えてみましょう。

生産性はアウトプット/インプットであらわされます。

インプットは投入する人や機械、材料、時間等が該当します。

我が国はインプットの効率に関しては得意です。

ところがアウトプットを高めることはとても苦手に見えます。

アウトプットを高めるために大切なのは、販売価格を高めることです。

ところが「いいモノを安く」の経済ではそれがなかなかできません。

すると、アウトプットがは高まらず、むしろ低くなってしまうのです。

アウトプットが下がっていくならばインプットの部分もそれ以上に下げなければなりません。

すると協力会社の生産現場は疲弊します。

つくってもつくっても利益が出ない状態に陥ります。

原因は良品を安く売ってしまうこと

その要因は「いいモノを安く」の価値観にあると思っています。

つまりいいモノを安く売ってしまうためです。

いいモノは適正価格で販売するべきです。

適正価格という言葉も注意しなければいけません。

ここでの適正価格とは、高くてもお客さまが喜んで購入する価格をあらわします。

そのために人財が差別化を実現することが重要になります。

素晴らしい夢を見せてくれるからこそ

話がだいぶそれてしまいましたが、値上げについて私たちは前向きに捉えるべきだと考えます。

値上げに関して逆転の発想をしましょう。

値上げをすれば巡りめぐって私たちの給料が高まり、国が存続できるのです。

そのために、「いいモノを安く」の経済・経営から脱却していきましょう。

これを追求した結果、社員さんとその家族、協力会社さんが犠牲になることは間違っているのです。

さて、ユニバーサルスタジオジャパンも素晴らしい夢を見せてくれる場所です。

だからこそ、安くあってはならないと思います。

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