『学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革』

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

宿題も、期末テストもない

以下のような学校があったら、みなさんはどのような感想を持ちますか?

〇宿題は必要ありません。

〇固定担任制は廃止です。

〇中間・期末テストは廃止です。

実際にこのような学校があるのです。

千代田区立麹町中学校です。

テレビや新聞等で紹介される機会も増えていますからご存じの方も多いでしょう。

工藤勇一校長が書かれた本『学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革』を読みました。

とても大きな気付きがありました。

それは、『人を大切にするいい会社』の取り組みと本質が共通していたことです。

だからこそ組織がより良く変わっていくのだと納得しました。

学校や会社を問わず、組織をより良く変えたいと思っている方におすすめしたい本です。

常識を問い直すこと。目的を明確にすること。

工藤校長は、多くの全国の中学校で行われている「常識」を問い直しました。

そして、ひとつひとつの物事に目的を明確にして、次世代を担う子どもたちにとって真に必要な学校の形を追求し続けたのです。

以下、「はじめに」から一部抜粋いたします。

現在、取り組んでいる千代田区立麹町中学校での実践の多くは、ありがたいことに、注目を浴びつつあります。
「宿題を出さない」「中間・期末テストの廃止」「生徒主体の体育祭」…。
初めて聞く方は、おそらくびっくりされると思います。しかし、なぜこうした取り組みをしているのか、その考え方を話すと、皆さん、たいてい納得して下さいます。

「目的と手段を取り違えない」
「上位目標は何か」
「自律のための教育」
「進取の気性」

私は、こうした言葉で麹町中学校の取り組みを説明しています(その一部は、学校のホームページにも資料として掲載しています。ぜひご覧ください)。

これらは、昨日や今日、思いついたことではなく、山形で教員を始めた頃の考えや、その後、東京都の中学校の教員となり、目黒区、東京都、新宿区の教育委員会で指導主事等として経験してきた中で、ずっと考え続けてきたことでもあります。
それは、自分自身の習慣や考え方を「剥ぎ取る」作業でもありました。

私は「はじめに」からで引き込まれました。

まさに『人を大切にするいい会社』と本質部分が共通していたからです。

これらの会社の筆頭は、長野県の伊那食品工業さんと岐阜県の未来工業さんです。

ぜひとも以下の記事をご覧になってください。

明るい将来の邪魔になるものは?

私たちが将来をより良くしていく際に大きく頭を持ち上げるのは、それまでの思考の癖・習慣・常識といったものです。

それらがあると本当に必要な事が見えなくなってしまいます。

客観的な判断もできなくなります。

将来がより良く変わらなくなってしまいます。

だからこそ、真の目的を明確にして、それらを一度取り去ることがとても重要です。

これは子供の教育でも、いい会社づくりでも、全く同じです。

そして、「常識」は変えられるのです。

自ら進んで学習し、将来を切り拓く力は「自律」です。

当事者意識なのです。

これは大人になってからも変わりません。

いい会社ではなおさらこのことが求められます。

「当たり前」のことは思考を停止させてしまいます。

「当たり前」のことは思考を停止させます。

例えば、「報連相は当たり前だ」となっている会社も多いです。

上司は部下に報連相を強要します(自主性の反対の状態)。

すると、部下は自主的に物事の本質を考える事を放棄してしまいます。

何のために報連相があるのか目的が明確になっていないのです。

報連相をすることが目的になってしまっているケースが非常に多いのです。

報連相はあくまでも手段です。

この目的は、現場からの「BAD NEWS」を速やかに吸い上げ、改善することです。

だから、その手段は報連相でなくてもいいのです。

そのために必要な事は何か考える事が余程建設的なのです。

社員さんが自主性を持ち、モチベーションが高まるやり方があるのです。

また、これは差別化のポイントでもあります。

常識は変えられないと思っている人がとても多い

目的がなければ、物事は進めるべきではありません。

繰り返しますが、そのために常識となっていることでも一歩踏み込んで考えることが大切です。

常識は変えられるのです。

また、人を批判しても物事は解決しません。

人のせいにすると思考がストップし、改善に繋がりません。

ところが多くの方がこれらの思考の癖・習慣・常識にとらわれてしまっています。

勇気を持ってそれらを一度取り除きましょう。

私たちの明るい将来のために何が大切なのかを考えましょう。

最後に、工藤校長の言葉を紹介いたします。

「みんな仲良く」と教室に掲げても、子どもたちは仲良くなりません。他者意識のない作文、目的意識のない行事すべて、やめませんか。宿題は必要ない。クラス担任は廃止。中間・期末テストも廃止。何も考えずに「当たり前」ばかりをやっている学校教育が、自分の頭で考えずに、何でも人のせいにする大人をつくる。

学校も組織です。

会社も組織です。

本質は共通するのです。

そして、子供たちは社会に巣立っていきます。

本当に求められているものは何であるか「常識」をとって考える必要があるのです。

大丈夫でいきましょう!

弊社の講演会・セミナーの特徴は
お客様の高い満足度です。
企業支援の事例や現場のノウハウが
フィードバックされるためです。

詳しくご覧ください