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芸能界でも政治でも会社でも「忖度」が正しくあるために

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

忖度したことによって世の中の常識と乖離してしまうことが問題なのでは?

芸能界でも、政治の世界でも、毎日のように「忖度」という言葉が聞かれるようになりました。

私たちにとって、忖度という言葉が与えるイメージはマイナス面が強いものとなってしまいました。

そもそも忖度とは、デジタル大辞泉によりますと次のように記されております。

他人の心をおしはかること。また、おしはかって相手に配慮すること。「作家の意図を忖度する」「得意先の意向を忖度して取り計らう」

本来、他人の心を推し量ったり、配慮したりすることは、とても素晴らしいことのはずです。

しかし、なぜマイナスのイメージになってしまったのでしょうか?

なぜ忖度という言葉がマイナスのイメージになってしまったのでしょうか?

それは単純です。

ある人がある人(或いは組織)に対して忖度したことによって、私たちの気持ちや想い等と乖離してしまったからに他なりません。

あまりにも不自然なのです。

忖度する相手の力が大きければ大きいほどそのような傾向が強いこともポイントです。

そのような忖度は、本来正しくないのです。

私はそれらを「正しくない忖度」と呼びたいと思います。

なぜ「正しくない忖度」が横行するのか

残念なことに、今の私たちの世の中は、そのような「正しくない忖度」で溢れかえっています。

会社も、政治も、芸能界も、メディアも、スポーツ界も・・・。

では、なぜこのようなことが起きるのでしょうか?

これは忖度する相手を見るとわかります。

共通しているのが「(忖度する相手が)強大な権力を持っている人(リーダー)」であることです。

それゆえ、そのリーダーの逆鱗に触れるようなことがあれば、仕事から干されてしまう等の何らかの報復があるのです。

だから、世の中の正しいことから乖離していても、その人(リーダー)のためならば「正しくない忖度」をしてしまうのです。

忖度をする際に、これを不本意だと思える方はまだまともです。

怖いのは、正しくない忖度が恒常化して麻痺すると、その忖度する相手の人しか目に入らなくなってしまうことです。

それが行き過ぎれば、犯罪にすら手を染めてしまうこともあるのです。

しかし、忖度を受けたその人(リーダー)は次のように言うことでしょう。

「私は支持していない」「私は関係していない」と。

今の世の中は「正しくない忖度」が横行している

今の世の中、「忖度する相手=強大な力を持つリーダー」の感情だけが優先されてしまったことで、何が起きているでしょうか?

それぞれに不信が起きていませんか?

ファンが離れていくのは当然です。

テレビを見なくなるのも当然です。

政治に関心がなくなるのも当然です。

人々の心が離れていくのは当然のことなのです。

しかしながら、強大な力を持つリーダーに対して忖度をすることで「美味しい思い」をしている方々は、これからもその「正しくない忖度」をし続けることでしょう。

忖度される側は、それが当たり前になってしまい、本質を追究することができません。

自分と反対意見を述べるものを遠ざけようとするでしょう。

すると、側近はますます「正しくない忖度」をします。

リーダーはどんどん裸の王様になってしまうのです。

世の中において問題となる組織では、このような悪循環が垣間見えます。

本当に忖度する相手のことを思っているのならば

忖度が問題となるケースは、相手がその組織において強大な力を持っている人(組織のリーダー)がほとんどです。

忖度せざるを得ないほど、そのリーダーが強大な力を持ってしまったことも問題ですが、ここで勇気を持って本質を考えましょう。

本来、その組織においていちばん大切なものは何でしょうか?

何のためにその組織は存在しているのでしょうか?

それは強大な力を持つリーダーのためでしょうか?

いいえ、違います。

会社の場合は社員さん、政治においては国民、芸能界はファン、スポーツ界においては選手とファン、メディアにおいては視聴者がいちばん大切です。

ところが、巨大な力を持っている人に忖度した結果、本来大切な存在の人たちがないがしろにされてしまったことが問題なのです。

世の中の多くの人が正しいと思っていることと乖離した行動を示したことで、信用が失われてしまったのです。

それが「正しくない忖度」なのです。

リーダーの周りにイエスマンばかりいるような組織は絶対に機能しない

リーダーのまわりにイエスマンばかりが存在する組織は大変危険です。

日々、「間違った忖度」が行われています。

部下は問題点を見て見ぬふりをしたり、ひた隠しにしたりします。

これがコーポレートガバナンスやコンプライアンスの面においても大問題であることは言うまでもありません。

リーダーは知らず知らずのうちに裸の王様になってしまうでしょう。

自分と違う意見を受け入れられなくなることでしょう。

これがまさに組織の衰退を招くのです。

そして、気がついたときには遅いのです。

そうなる前に、間違った忖度から脱しましょう。

人を大切にする会社では反対のことをする

人を大切にするいい会社では、そのようなことを踏まえて、問題点をとても大切にします。

「BAD NEWS FIRST!」が機能する組織づくりを実践しています。

私の恩師がトヨタに在籍されていた頃は、苦言を呈する側近を育てることがリーダーに求められていたそうです(以下は、東洋経済に掲載された小森治カイゼンマイスター社長の記事です。)。

部下からの苦言こそが会社をよくする源だからです。

「BAD NEWS FIRST!」が機能するためには、リーダーがそれを否定せずに受け止めることが大切になります。

それがリーダーの人としての器なのです。

難易度は高いですが、訓練することでできるようになっていきます。

本来、その組織のことを思うのであるならば、リーダーは部下の苦言を聴くべきです。

その組織を本当に良くしたいとリーダーが思っているのならば、部下は敢えて苦言を呈することが「正しい忖度」ではないかと思います。

それが正しい組織の姿です。

どの組織においてもこれができれば、「正しくない忖度」は無くなるでしょう。

そして、世の中良くなっていくのではないかと思います。

忖度自体は本来とてもいいこと。その条件は?

本来、忖度は素晴らしいことです。

相手の気持ちを考える事は、人が人らしく生きる上で未来永劫失われてはいけないことだからです。

仕事をする上でも、人間関係を築く上でも、正しい忖度は不可欠です。

くれぐれも、忖度自体がマイナスイメージの言葉として定着しないことを望みます。

忖度をする際に大切なことは、本当にその相手と組織のことを思っているかどうかではないでしょうか?

つまり、「正しくないこと、或いは不自然なことをしないこと」に尽きます。

そして、相手良し、世間良し、自分良しの「三方よし」に繋がることが「あるべき姿」だと思います。

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