静岡県の8月の新車・・・乗用車は駆け込み需要が起きていない

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

駆け込み需要は起きていない

静岡県内における8月の新車登録台数が明らかになりました。

前年の同月と比べると4.9%増の7,145台ということです。

前年実績を上回ったのは2ヶ月連続のこととなります。

しかし、内訳をみると主力である乗用車の伸びは1.7%にとどまりました。

10月に予定されている消費増税に向けて、駆け込み需要は起きていないようです。

以下、情報源として日本経済新聞の記事を引用いたします。

日本自動車販売協会連合会静岡県支部がまとめた8月の県内の新車登録台数(軽自動車を除く)は、前年同月比4.9%増の7145台だった。2カ月連続で前年実績を上回った。10月の消費増税が近づくが「主力の乗用車では目立った駆け込み需要は起きていない」(同支部)という。

内訳をみると、乗用車(6015台)は1.7%増にとどまった。一方で貨物車は23.0%増の989台と3カ月連続で2ケタ増を記録した。運送事業者が導入計画を前倒しして購入している。特種・特殊車は44台増の126台、バスは3台増の15台だった。

一方、静岡県軽自動車協会がまとめた8月の軽自動車販売台数(速報)は17.2%増の6308台と、5カ月連続でプラスを維持した。ホンダ「N-BOX」や、7月に全面改良したダイハツ工業「タント」などの売れ行きが好調だった。

メーカー別にみるとシェア首位のスズキが2.2%減の1936台、2位のダイハツが14.8%増の1661台、ホンダが31.2%増の1487台だった(日本経済新聞 2019年9月5日)。

みなさんはどのような感想を持たれますか?

以下のことについて気になる方も多いのではないでしょうか。

〇普通乗用車に比べて軽自動車の伸びが目立っていること

〇消費増税を控えて駆け込み需要は起きていないこと

軽自動車が売れる一方、乗用車は消費増税前の駆け込み需要が起きていない

新車の登録台数と販売台数という違いはあるものの、普通自動車と比べて軽自動車の伸びが顕著でした。

自動車の主力となる乗用車は、前年同月比で1.7%増の6,015台が新車として登録されました。

一方で、軽自動車は17.2%増の6,308台が販売されました。

なぜこのような差が出たのでしょうか?

軽自動車の方が購入費用が低く傾向にあります。

また、燃費や税金が安く、維持費がかかりません。

軽自動車の性能や居住性も普通乗用車と遜色ないレベルにあります。

自動車を移動手段として割り切って考えれば、お金のかからない軽自動車が選ばれることは必然なのかもしれません。

これらに加えて、我が国では景気悪化の兆しが至るところで認められるようになりました。

昨日は7ヵ月連続で実質賃金が前年同月よりも減少していることが明らかになりました。

乗用車も駆け込み需要が起きていない要因として、消費者の懐が非常に厳しいことが改めて示されたと言えそうです。

駆け込み需要が起きていないのは自動車だけではありません。

住宅等の金額がかかる商品も、日常生活に必要な商品も、その傾向が認められません。

これからの自動車業界はどうあるべきか

人々のライフスタイルは確実に変化しています。

まず、人口が減っています。

国内市場は縮小します。

静岡では、5年連続で保有台数が減少しています。

若者の自動車離れも拍車をかけています。

これに輪をかけて景気が厳しくなっています。

自動車の販売状況を予測すると、2019年下半期もおそらくこのような傾向が続くのではないかと思います。

人々の所得が減り、消費意欲が減退していることがいちばんの要因です。

だからといって、自動車メーカーは「いいモノを安く」を実施することはしてはなりません。

それを今後続けても売れないでしょう。

これまで散々やってきたのです。

私たちは長年続いているデフレ経済から脱しないといけません。

今こそ、パラダイムシフトが求められると思います。

これまでと反対のことを徹底的に実施するべきだと思います。

まずは「いいモノを安く」をやめるべきです。

協力会社まで巻き込んでの行き過ぎたコストカット要請は大問題です。

おかげで我が国の自動車は、欧米と比べて生産性が格段に低いのです。

反対に、利害関係者の所得を増やすことを徹底していかなければいけません。

非正規の社員さんも、協力会社の社員さんも大切にすることです。

そうすれば所得も増え、将来の生産人口(子供)も増えることでしょう。

「そんな馬鹿な!」と思うならばなおさらやってみるべきです。

自動車業界全体で「人を大切にするいい会社」が増えていくことが求められます。

大丈夫でいきましょう!

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