責任が取れないトップがいる組織の将来が明るいとは決して言えない

  1. 人と会社・企業

ただただ驚くばかり。これで示しがつきますか?

関西電力の金品受領問題についての続報です。

関電は、10月2日に社内調査報告書を公表しました。

その席で、八木誠会長と岩根茂樹社長は記者会見で再び謝罪しましたが、辞任は共に否定しました。

電気事業連合会会長等の要職も辞任する気はないようです。

減給処分と厳重注意のみだそうです。

以下、情報源として日本経済新聞の記事を引用いたします。

関西電力の役員ら20人が福井県高浜町の元助役から金品を受領した問題で、関電は2日午後、社内調査報告書を公表した。受領の総額は3億1845万円相当で、豊松秀己元副社長ら2人がそれぞれ1億円超に当たる現金などを受領していた。八木誠会長と岩根茂樹社長は同日の記者会見で謝罪したが、ともに辞任を否定した。電気事業連合会会長など社外の要職も続投する意向を示した。

金品受領に加え、消極的な情報公開などその後の対応が関電への不信を招いており、各地での原発の再稼働などへの影響を懸念する声も上がる。

同日の会見では2018年9月25日付で行った社内処分も明らかにした。八木会長と豊松元副社長が報酬月額の2割を2カ月、岩根社長は2割を1カ月返上する減給処分で、1億円超を受領した鈴木聡常務執行役員など3人は厳重注意だった。

報告書によると、受領した金品のうち現金は約45%を占める1億4501万円で、返却をしていない金品は計3487万円相当だった(日本経済新聞 2019年10月2日)。

みなさんはどのような感想を持たれますか?

責任が取れないトップがいる組織の将来は決して明るくない

改めて憤りの気持ちがより強くなった方も多いと思います。

呆れる方も多いと思います。

私もそうです。

あまりにも自分に甘すぎやしませんか?

これで責任を取ったとは到底言えません。

報酬月給の2割減を2ヵ月間と言っても元々高額な月給でしょうから痛くもかゆくもないでしょう。

また、減給処分なぞ社内でどうとでもなるでしょうし・・・。

謝罪自体がパフォーマンスだと思われても仕方ありません。

企業トップが世間の一般の感覚とズレたらいけません。

何よりも部下がかわいそうです。

責任の取れない組織のトップのおかげで、そこで働く社員さんも世間から冷たい目で見られることを自覚して欲しいです。

自分に甘く、他人に厳しくのトップは決して尊敬されません。

そのような組織に明るい将来があるとは到底思えません。

関電のコーポレートガバナンスを機能させるためにも、しっかりと責任は取るべきです。

社内調査報告書にどれだけの客観性と正確性があるでしょうか?

この度の事件で、関電はチェック機能が全く機能していないことが明らかになってしまいました。

企業統治面で問題があることは明白です。

経営陣に対して苦言を呈することができる側近はいたでしょうか?

監査する立場の方々は一体何をしていたのでしょうか?

これは同時に我が国に不祥事がなくならない理由とも言えるでしょう。

そのような組織風土の関電がいくら社内調査報告書を示したところで、どれだけの客観性と正確性があるかは疑問です。

これで原発再稼働が進められても誰も納得しない

「100%安全」であると言われていた原子力発電ですが、そうでなかったことが東日本大震災で証明されました。

放射線物質についての解決策は未だ明確に見えておりません。

そのような状況で原発が再稼働をすることは甚だ疑問です。

ここでさらにこのような不祥事があった訳です。

私たち国民の不信感はさらに強いものとなりました。

この状態で原発の再稼働が進められることは世論が許さないでしょう。

原発の利権に群がる人たち以外は・・・。

そもそも、私たち国民の安心・安全を犠牲にしてまで原発を推し進めようとすることも不自然すぎます。

不自然なことが連続するその先には一体何が?

我が国を代表する企業の経営陣が正当なものとは言えない金品を受け取っていたことは紛れもない事実です。

返すつもりだったというのは子供の言い訳です。

そのような言い訳が通用すると思っている事自体、世の中を甘く見すぎていると思います。

違法性はないという認識も甘すぎです。

これは本来、収賄罪や特別背任罪に問われるような内容ではないですか?

責任を取らないままで済まされるのならばあまりにも不自然です。

不自然なことだらけですが、その先には一体何が隠れているのでしょうか?

この問題はこれで終わらないと思います。

大いに注目していきましょう。

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