トヨタ自動車が2019年4~9月期の中間決算において過去最高益を更新

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

自動車業界に逆風が吹いている中で

昨日は静岡県内において、2019年10月の新車の登録台数が減った記事を書きました。

消費増税の影響が色濃く出ています。

若者の自動車離れも加速している中で、自動車業界は逆風が吹いていると言えるでしょう。

そのような状況の中でトヨタ自動車が4~9月期の中間決算において過去最高益を更新したというニュースがありました。

9月までですから、消費増税後の状況は含まれません。

2019年4~9月期決算は、純利益が前年同期比3%増の1兆2749億円となったそうです。

以下、情報源として静岡新聞の記事を引用いたします。

トヨタ自動車が7日発表した2019年9月中間連結決算は、純利益が前年同期比2・6%増の1兆2749億円となり、15年以来4年ぶりに中間決算として過去最高を更新した。日本や欧州、中国での販売が好調で、売上高も4・2%増の15兆2855億円と3年連続で過去最高だった。他の自動車各社では、減益決算や通期予想の下方修正が相次いでおり、トヨタの好調ぶりが際立つ。

ダイハツ工業や日野自動車を含めたグループの世界販売台数は、545万4千台で過去最高だった。営業利益は、為替変動が900億円の下押し要因となる一方、原価低減などで11・3%増の1兆4043億円となった(静岡新聞 2019年11月8日)。

自動車市場が世界で落ち込む中でも、新しいモデルを投入した効果が出ているようです。

モデル切り替えの頻度が他社より高いことが要因として挙げられています。

これも確かに大切だったと思います。

モデル切替えの頻度を高めるためには、生産現場の効率化は必須です。

そこに繋がる成功要因を考えてみましょう。

成功要因は何でしょうか?

トヨタと言えばカイゼン活動です。

無駄なコストや時間を削減するための重要な取り組みです。

モデル切替えの頻度を高めるためには、カイゼン活動がより重要だったと思います。

しかし、それだけではありません。

今回、静岡新聞を紹介したのは、カイゼン活動をさらに機能させるとても重要な成功要因が文中に書いてあったからです。

それは、豊田章男社長は抜き打ちで各工場を訪れたという点です。

それによって、現地・現物・現認が実現できました。

自分の目と耳で現場の状況を確認することで、問題点を見つけに行ったのです。

これはトヨタの大切なイズムです。

そこで社員さんからの提案があれば、速やかに改善を図ることができます。

フラットな組織となることで、意思決定のスピードも速まります。

PDCAサイクルが回るスピードも速まります。

組織を健全に運営する上で重要な2つのこと

トヨタはリーダーが以下のことをしなければいけません。

リーダーが現地・現物・現認をすること。

そして、苦言を呈する側近を育てること。

これがトヨタのイズムであり、ひいては差別化要因です。

なぜ差別化要因なのかというと、どちらも普通の会社が行うことができないからです。

一般の会社の社長は現地・現物・現認をしません。

苦言を呈する側近を育てることもせず、まわりをイエスマンで固めます。

そのような会社が圧倒的に多い訳ですが、これで問題点は見つかるでしょうか?

カイゼンされないまま時だけが過ぎていくのです。

組織を健全に機能させる上でもこれらは重要になってきます。

話しが横道にそれてしまいますが、我が国の品質偽装をはじめとする組織の不祥事はこれらができないからこそ起こったのではないかと思っています。

カイゼンの源は「BAD NEWS」にある

仕事をより良くするためには、問題点(BAD NEWS)を見つけることが重要です。

その問題点を自主的に見つけて素早くカイゼンするからこそ生産性は高まるのです。

問題点は改善点なのです。

トヨタ自動車では「BAD NEWS FIRST!」をとても大切にしています。

豊田章男社長が工場に赴いたときにこれらがより機能したことでしょう。

それは抜き打ちであったことも大きいでしょう。

社員さんが常に危機感を持つこともトヨタ自動車の大切なイズムでもあります。

同時に、社員さんのモチベーションも高まったはずです。

これらのことがモデル切替えを素早く行えたことにも繋がったと思われます。

多くの協力会社のみなさんを大切にしていきましょう

トヨタ自動車の次なる責任は協力会社を幸せにすることです。

トヨタ自動車には38,000を超える協力会社があります。

彼らを幸せにすることが社会的責任です。

今回の半期の最高益は彼らの貢献なしでは実現できなかったのです。

元々トヨタには「協力会社を切るならば、お前の腹を切れ」というイズムがありました。

それは現在も脈々と生き続けていると信じております。

大丈夫でいきましょう!

※以下は元豪州トヨタ社長、小森治カイゼン・マイスター社長が東洋経済に紹介された時の記事です。

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