2019年11月も自動車と百貨店の厳しい状況が続く(10月の消費増税後)

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

消費増税のあった10月から厳しい状況が続く

2019年11月の自動車の新車販売台数は、前年同月比12.7%減だったようです。

消費増税のあった10月よりも減少幅は縮まったようですが、2014年4月の前回の消費増税時より落ち込みが大きいようです。

また、百貨店の状況も依然として厳しく、全社が前年同月を下回りました。

以下、情報源として日本経済新聞の記事を引用いたします。

自動車の業界団体が2日発表した11月の国内新車販売台数(軽自動車含む)は、前年同月比12.7%減の38万5859台だった。消費税率の引き上げや災害が響いた10月より減少率は縮まったが、14年4月の前回増税時より落ち込みが大きい。主要な百貨店も11月の売上高が前回の増税時より厳しく、底堅かった内需が勢いを欠いている。

日本自動車販売協会連合会(自販連)によると、11月の登録車販売は前年同月比14.6%減の23万8844台だった。全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がまとめた11月の軽自動車販売は同9.4%減の14万7015台。軽は新型車が好調な日産自動車を除く各社の販売が落ちた。

今年の11月は前回増税時の翌月(14年5月)の1.2%減より落ち込みが大きい。関東地方のホンダ販売店は「10、11月と販売は伸び悩んだが、11月末になり顧客が少し動き始めた」と話す。

百貨店の売上高は11月、全社が2カ月続けて前年同月を下回った。大丸松坂屋百貨店は8.5%減、高島屋は4.2%減、三越伊勢丹は6.7%減、そごう・西武は5.3%減、エイチ・ツー・オーリテイリングが5.3%減だった。

2割減だった10月よりは回復しているが、三越伊勢丹は前回の消費増税時より「回復が遅れている」とみる。暖かい日が続き、男女ともに衣料品での苦戦が目立った(日本経済新聞 2019年12月3日)。

消費増税の影響の大きさがうかがわれます。

自動車も百貨店も消費増税のあった10月から大きな落ち込みを見せました。

12月も非常に気になります。

このままでは厳しい状況が続くと思います。

大きな理由は、私たちの賃金が高まっていないことがあります。

それらを以下に示します。

厳しいと予想できる最大の要因は私たちの賃金が高まっていないこと

厳しいと予想できるひとつの要因は私たちの賃金が高まっていないことがあげられます。

厚生労働省の毎月勤労統計調査では、2019年1月から8月まで、8ヵ月連続で前年同月よりも賃金が減ったことが明らかになっています。

9月になり実質賃金は0.2%高まりました。

しかし、依然として厳しい状況であることに変わりありません。

その状況で10月に消費増税が実施されたのです。

それまでの8%から10%に2%高まりました。

それゆえ、賃金が最低でも2%高まっていなければ、それまでと同じような消費ペースをしていたら買えなくなるものが出てきます。

2019年10月の小売の販売額は前年同月よりも7.1%減少しています。

11月も12月も賃金が前年同月よりも2%以上高まることは考えられません。

むしろますます厳しくなることを覚悟しなければならないでしょう。

それでも政府は「緩やかな景気回復局面」という判断を変えない

10月は鉱工業生産指数も下がっています。

非常に厳しい状況であることが統計で明確になっていますが、政府は「緩やかな景気回復」という判断を変えていません。

政府は22日にまとめた11月の月例経済報告で、国内景気について「緩やかに回復している」との総括判断を維持した(日本経済新聞 2019年11月22日)。

政府が本当にそのように思っているのならば、これから我が国はますます将来に期待が持てなくなるでしょう。

まず、増税をして景気が良くなるような話しは世界中どこでも聞いたことがありません。

増税をしたら可処分所得が減り、消費意欲が減退し、景気は悪化します。

ですから、増税は景気が過熱したときに実施することが鉄則です。

しかし、我が国では景気が過熱していないのにもかかわらず増税を実施しました。

景気はさらに悪化するのは誰がみても明白です。

現実を直視して欲しいと願うばかりです。

一刻も早く正しい判断の下、素早い景気対策を

政府には正しい目で景気を判断していただき、適切な景気対策をお願いしたいと思います。

特に地方の景気は確実に悪化しています。

それに輪をかけて人手不足が直撃しています。

このままではリーマンショック以上のことが起きるのではないかと思っています。

手遅れになる前に、一刻も早くお願いしたいと思います。

一方、私たちは私たちで、自分たちができることをしていかなければなりません。

その筆頭は、人を大切にするいい会社づくりです。

どんなに世の中が不景気であってもお客様が追いかけてくるような会社になるためにも。

これは継続して努力していかなければなりません。

大丈夫でいきましょう!

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弊社のお客様への接し方や
支援の雰囲気が伝われば幸いです。

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