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三菱電機のパワハラ問題・・・どの組織においても起こりうることだと思います

  1. 人と会社・企業

職場での暴言等のパワハラで捜査

またも心が苦しくなる事件がありました。

三菱電機で20代の新入社員が今年の8月に自ら尊い命を絶ってしまったことを受け、当時の教育主任だった30代の男性社員が神戸地検に書類送検されたそうです。

職場での暴言等によるパワハラがあったようです。

亡くなられた方に対して心より哀悼の意を表します。

苦しかったことでしょう。

悔しかったことでしょう。

以下、朝日新聞の記事を引用いたします。

三菱電機の20代の男性新入社員が今年8月に自殺し、当時の教育主任だった30代の男性社員が自殺教唆の疑いで神戸地検に書類送検された。労働問題に詳しい専門家によると、職場での暴言によるパワーハラスメント(パワハラ)をめぐり、刑法の自殺教唆の容疑で捜査を受けるのは極めて異例という。

兵庫県警三田(さんだ)署が11月14日付で書類送検した。認否は明らかになっていない。神戸地検は今後、刑事責任の有無を慎重に調べる。

複数の関係者によると、自殺したのは、生産管理のシステム開発などを手がける生産技術センター(兵庫県尼崎市)に配属された技術系社員。8月下旬、兵庫県内の社員寮近くの公園で自ら命を絶った。現場には、教育主任から「死ね」などと言われたことや、会社の人間関係について記したメモが残されていたという。三菱電機で2014年以降に、新入社員が自殺したり精神障害を発症したりしたケースが判明するのは、これで3人目となる。同社の労務管理や企業体質を疑問視する声が一段と強まりそうだ(朝日新聞 2019年12月7日)。

このような事件は決して他人事ではありません。

パワハラはどの組織においても起こりうる問題であると思います。

三菱電機では、2014年から3人の方が精神障害を発症したり自ら尊い命を絶ってしまったりすることが発生しています。

その都度改善がされてきたはずですが、それでもこのようなことが起こるのです。

会社全体でその都度改善を図ってきたはずなのに、根本的な改善には至っていなかったことがうかがわれます。

それがこのパワハラ問題の難しさでもあります。

人と人とが関係する組織では、いつ何時でパワハラが起こるかわかりません。

そのことを私たちは常に意識するべきだと思います。

パワハラで苦しんでいる若者がいたら・・・私から訴えたいこと

まず、若者に訴えたいことがあります。

現在、誰かから人として許されない仕打ちをされている人もいるかもしれません。

命を絶ちたくなるほど苦痛を受けている若者もいるかもしれません。

でも、絶対に「そんな人間の影響ごとき」で自分の大事な命を失わせてはなりません。

死んではなりません。

そんな上司にも会社にも縛られる必要もありません。

地獄のような苦しみだったとしても、暗闇だとしても、そのトンネルは近い将来必ず抜け出ることができます。

その体験こそが次に生きてきます。

これは「絶対に」です。

だから、生きて欲しいのです。

これからの時代をつくっていくのは若者です。

会社も世の中もより良く変えていくのは若者です。

どうか、お願いいたします。

それができたら苦労しないのは十分わかった上で申し上げますが、どうか勇気を持って相談してください。

必ず助けてくれる人がいますから。

パワハラは明らかにすることがまずは大事です。

反対に、隠蔽されてしまうようなことは最も避けなければなりません。

パワハラは加害者側に自覚がほとんどないことも問題

上司や人を教育する立場にある方は、どんな方でもパワハラの加害者になり得ることを知って欲しいと思います。

そして、加害者にその自覚がないことが大きな問題です。

今回のケースでも、(その時の状況を見ていませんから推測になりますが)教育主任にはパワハラをしている自覚が無かったのではないでしょうか。

あったとしても、極めて乏しい認識だったと思います。

反対に、パワハラの加害者が自らの行為を正当化してしまうケースも少なくありません。

上から求められるノルマに応えるべく、部下に対して無茶な指導をしていることもあります。

だから、いつまで経っても無くならないのです。

そして、パワハラはエスカレートしていきます。

これも大問題です。

部下への厳しい指導とパワハラの境目を明確にできる人はいないと思います。

厳しい指導がエスカレートしてパワハラになる

部下への指導には、わざと厳しいことを言って、奮起に期待するやり方もあるでしょう。

しかし、その指導法は万能ではありません。

昔は通用しても、今は通用しません。

厳しい言葉が人を傷つけるだけになってしまうケースが実に多いのです。

パワハラはエスカレートします。

ですから、上司は常に自分の言葉をチェックしカイゼンすることが求められます。

これまでも繰り返し述べてきましたが、簡単なチェック方法を紹介します。

「その厳しい言葉をご両親や奥さんがいる前でも同じように言えるか?」というものです。

これは日々徹底して欲しいチェックポイントです。

言えなければ、どんなに指導する側が正当化しても、それは言ってはいけないことなのです。

これからパワハラに対して世の中はますます厳しくなっていきます。

上司の指導法も会社も変わっていかなければなりません。

それができない会社は、生き残ることができないでしょう。

パワハラを無くすためにもいい会社を増やしていきたい

パワハラは絶対にいけないことですが、現状ではどの組織でも起こりうることです。

時代の変化に対して会社の変化のスピードがまだ追いついていないこともあります。

その上で申し上げたいのですが、パワハラからのダメージをなるべく軽減することを考える必要があると思います。

そのために、学校教育、家庭教育、地域の教育との連携も極めて重要です。

新入社員が社会に出た時に、それまでいた環境とギャップがありすぎることも大きな原因だと思うからです。

はっきりと申し上げておきますが、今の若者は叱られることに慣れておりません。

反対に、「一般の会社」では部下が上司に叱られることが普通です。

叱られることに慣れていない若者が社会に出たら、戸惑うのは当然のことです。

なんども叱られているうちに萎縮してしまうこともあるでしょう。

残念ながら、我が国に382万社あると言われている企業のうち、上司が「叱ることをしない」いい会社はごくわずかです。

みなさんが望む会社であっても、いつ何時パワハラのようなことが起こりうるかわからないのです。

そのことを学校の先生や親御さんには知って欲しいと思います。

叱ることをしない会社が世の中に増えていくにはまだ時間がかかりそうです。

大丈夫でいきましょう!

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