2019年10~12月近畿地区の中小企業の景況感・・・10年ぶりの低水準

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

前期(7~9月)から18.3ポイント低下

景気に関する気になるニュースが入ってきました。

日本政策金融公庫大阪支店は、2019年10~12月の近畿地区の中小企業動向調査を発表しました。

これによりますと、業況判断指数(DI)は前期(7~9月)から18.3ポイント低下したことが明らかになりました。

このDIは2009年以来の低水準ということです。

以下、情報源として日本経済新聞の記事を引用いたします。

日本政策金融公庫大阪支店は27日、近畿地区の中小企業動向調査を発表した。2019年10~12月期の業況判断指数(DI、前年同期と比べて「好転」と答えた割合から「悪化」を引いた値)はマイナス18.5で、前期(7~9月)から18.3ポイント落ち込んだ。09年10~12月以来10年ぶりの低水準となった。

製造業の業況はマイナス33.7と24.2ポイント低下した。米中貿易摩擦の影響が中国向けの鉄鋼、輸送用機械などに幅広く出た。非製造業もマイナス3.7と12.5ポイント低下。飲食・サービス業などで消費税増税後の消費の伸び悩みが影響した。

20年1~3月期の先行き判断DIはマイナス12.7とやや改善を見込む。人手不足による人件費増などは重荷となっているが、米中貿易摩擦の緩和期待などが背景にあるようだ(日本経済新聞 2020年1月28日)。

みなさんはどのような感想を持たれますか?

私は近畿以外の地区でも同じような傾向になるのではないかと懸念しております。

2019年10月に消費増税が実施されました。

この影響はとても大きいことを改めて認識しなければなりません。

増税をして景気が良くなることは世界のどの国でもあり得ないのです。

賃金も高まっていないのだから景気は悪くなるのが当然

その理由として、私たちの賃金が高まっていないことがあげられます。

厚生労働省の毎月勤労統計調査によりますと、2019年10月と11月の賃金も前年の同じ月より減っていることが明らかになりました。

ちなみに、2019年は11月まで9月を除くすべての月で前年同月よりも賃金が減っています。

このような状況で景気がいいはずがありません。

景気が良ければ、賃金も高まります。

上記の調査では、業況判断指数が2009年以来の低水準であることが明らかになっています。

この2009年は、リーマンショック直後です。

リーマンショック級のことが起こってからでは遅いのですが、大変気になります。

大手企業の早期退職者を集う動きも活発化し、その人数はリーマンショック時に迫る勢いです。

人を大切にしない企業に明るい将来はあるでしょうか?

消費増税で多くの企業が価格競争に巻き込まれている

現状の我が国は価格が上がることに対してとてもシビアです。

以下は、2017年のデータですが、原材料費が22%高まったのに対して、最終財は0.5%しか高まっていないという内容の記事です。

消費税は価格に上乗せされますから、瞬間的に「高い」と判断されてしまうことでしょう。

買ってもらわなければ企業は価格を下げてでも売ろうとします。

そういった価格競争に多くの協力会社が巻き込まれてしまったことが懸念されます。

利益が圧迫されている企業も多いことでしょう。

また、単価の低い仕事をたくさんこなさなければならない状況に陥ってしまった企業もあることでしょう。

このような状況では、人手不足は解消されません。

「いいものを安く」から脱しないとならないのです。

しかし、消費税は「いいものを安く」をさらに加速させてしまうおそれがあります。

もはや「緩やかな景気回復」とやっている場合ではないでしょう

相変わらず政府の景気の基調判断は「緩やかな回復基調」を維持しています。

もうそのようなことをやっている場合ではないと思います。

取り返しのつかないことになる前に、一刻も早く国民のための政策を実施するべきです。

それは「減税」です。

我が国は賃金が高まっていない状態で消費増税を実施しました。

世界中を見ても増税をして景気が良くなるケースはありません

実際に景気が悪化している統計データが出てきても、なぜか政府は「見て見ぬふりをしている」ようにしか見えないのです。

決してそんなことはないと信じたいのですが・・・。

繰り返しますが、景気は悪化しています。

その責任を取る意味でも「減税」を実施するべきです。

そうしなければ、少子化も歯止めがきかなくなるでしょう。

子供を産み、育てる若い世代の収入に余裕が生まれないためです。

今こそ少し先を見据えた政治が必要だと思います。

私たちも少し先を見据えて、人を大切にする会社をつくっていくべきです。

大丈夫でいきましょう!

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