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議論どころか検討すら許されない・・・これこそ日本の組織の駄目なところ

  1. 人と会社・企業

最大の問題点は「そのことについて議論すらできない空気」

新型コロナウイルスの感染拡大で東京オリンピックの開催が懸念されています。

日本オリンピック委員会(JOC)の山口香理事が「アスリートが十分に練習できていない現状では延期すべきだ」と話しました。

以下、毎日新聞の記事を引用いたします。

日本オリンピック委員会(JOC)の理事で1988年ソウル五輪柔道女子銅メダリストの山口香氏(55)が20日、毎日新聞の取材に応じ、新型コロナウイルスの感染拡大で開催が懸念されている東京オリンピックについて、「アスリートが十分に練習できていない現状では延期すべきだ」と話した。

海外のメダリストや五輪委員会のトップから延期を求める声が上がる中、開催国のスポーツ統括団体幹部からも今夏開催へ疑問の声が上がった。27日のJOC理事会で同様の発言をするという。

山口氏は「世界で正常な生活ができていない。予定通り開催すると言い続ければ、無理して準備するアスリートを危険にさらす。世界から応援されない状況で開催すれば、誰のための五輪かと言われてしまう」と指摘した。

国際オリンピック委員会(IOC)や東京都、大会組織委員会は今夏開催に向けた準備を強調している。山口氏は「延期の議論すらできない空気はおかしい。マラソン・競歩の札幌移転のように、IOCの突然の決定は許されない。判断の時期や条件などオープンに議論すれば、選手や関係者も心の準備ができる」と主張した。

山口氏の発言に対し、JOCの山下泰裕会長は「さまざまな意見があることは理解しているが、みんなで力を尽くしている時にJOCの中から一個人の発言であっても、きわめて残念な発言」と述べた。別の理事も「個人で発言するのは自由だが、立場を考えてほしい」と批判した(毎日新聞 2020年3月20日)。

みなさんはどのような感想を持たれますか?

私は山口理事はよくぞ言ってくださったと思っています。

オリンピック開催の是非は大いに議論されるべきです。

これは圧倒的多くの国民が望んでいることです。

選手ファーストならばなおさらです。

最大の問題は、「そのことについて議論すらできない空気」にある点です。

私は敢えて申し上げますが、これこそが日本のすべての組織に巣くう闇です。

その闇は企業規模問わず、民間や行政問わず、すべての組織にも当てはまってしまうかもしれない問題点なのです。

森友学園をめぐる問題と本質が重なる

先日は森友学園の文書改ざん事件で自ら命を絶った赤木さんの手記が公表されたことについて書きました。

このようなことはあってはなりません。

問題の本質は共通しています。

(部下から)不自然なことが不自然だと言えず、まかり通ってしまう組織。

(部下から)間違っていることが間違っていると言えない組織。

上から下への一方的な命令だけが通される組織。

そういった組織構造が何よりも大切な人の命を失わせているのです。

犠牲者を出してもまだわからない組織(変わることができない組織)が我が国に存在するとしたら、私は我が国に明るい将来はないと思っています。

先の大戦で私たちは何を学んだのでしょうか?

私は今の東京オリンピックへの我が国の姿勢と昭和19年(1944年)末から20年(1945年)にかけての敗戦濃厚の我が国の姿勢と重なってみえます。

このまま進めば誰かの命が失われるかもしれないのに、リーダーが「突撃しろー」と言っているように見えてしまいます。

間違っていても修正することができない日本の組織

誤解ないように申し上げておきますが、たったひとつの命を賭けて最前線で闘った兵士は誇りであり、心から尊敬しています。

巻き込まれてしまった市民の方々には、心より哀悼の意を表します。

こういった方々への想いとは別に、敢えて申し上げます。

当時の日本軍は、間違った闘い方を指導したリーダーがいました。

人の命が軽んじられているとしか思えない作戦も少なくありません。

明らかに負けているのに勝っていると報道する大本営という機関もありました。

間違っていても修正できず、多くの人の命が失われて終戦を迎えました。

もっと早くから修正されていればこんなに多くの犠牲者を出すことはなかったと思います。

広島や長崎に原子爆弾が落とされることもなかったと思います。

我が国はこういった経験があるからこそ、なおさら人の命の大切さを訴えるべきだと思います(戦争の悲惨さと共に)。

東京オリンピックは、人の命が失われてからでは遅いのです。

精神論だけをかざして全軍突撃しても闘いには勝てません。

今こそ、命を落とされる方が出ないように最善を尽くすべきです。

不測事態対応計画(コンティンジェンシー・プラン)を早急に策定するべきです。

延期という代替案について、具体的な時期等を検討するべきです。

ただひたすら大切な人、そして命のために

いつも繰り返し述べておりますが、私は右でも左でも上でも下でもなく、特定の支持政党もありません。

ただひたすら国民(人)とその多くが働いている中小企業のためになるかどうかで政治を見ています。

今は明らかにそうなっていません。

だから、声を大にして言わなければならないと思います。

私たちは常に考え、現状の問題点を出し、改善し、進化していかなければなりません。

今でも組織のリーダーの中には「昔こうだったから今もこうだ」と言ってやり方を変えようとしない方も少なくありません。

しかし、それは自分がリーダーとして成長していないことをカミングアウトしているようなものです。

嫌でも時代は変わり、まわりの環境も変化します。

リーダーはそれらの変化に対応して、自身のマネジメントを進化させていかなければならないのです。

「いやいや、そんなことは必要ない。自分がやってきたことが全てだ」・・・その気持ちもわかりますが、それを部下に押しつけることこそ「老害」なのではありませんか?

そのような組織に明るい明日はありません。

リーダーが自分の思いだけを通そうと部下を動かすマネジメントは時代錯誤です。

なぜなら、そのような組織が健全な組織であるはずがないからです。

リーダーから叱られたくない部下は真実を誤魔化します。

さらに、出世したい部下はリーダーの思いだけを達成しようと自分も世の中も欺くのです。

繰り返しますが、それが何よりも大切な人の命を失わせてしまうことになるのです。

現代社会に必要なリーダー像とは

現代社会に求められる「優秀なリーダー」とはどういった人でしょうか?

それは、共通の組織目標を達成するために、部下の想いを尊重し、部下のモチベーションを高めるマネジメントができるリーダーです。

部下のモチベーションが上がれば、組織の生産性も高まります。

そのために、部下から上がってくる問題点や苦言を傾聴できることがリーダーに求められます。

それができるリーダーが優秀なのです。

反対に、それを学ばない、学ぼうとしないリーダーがいる組織は悲劇です。

パワハラが横行し、部下は心を殺して仕事をするようになります。

東京オリンピックへの対応も、森友学園をめぐる問題への対応も、新型コロナウィルスへの対応も、問題の本質は共通しています。

問題点を見て見ぬふりをせず、改善に繋げていくことが明るい将来をつくっていくことになります。

人として当たり前の事を当たり前にできるように。

大丈夫でいきましょう!

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弊社のお客様への接し方や
支援の雰囲気が伝われば幸いです。

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