「V字回復」という言葉にとらわれすぎないように・・・大切なことを見失わないために

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

その反動や犠牲も多くなってしまう

新型コロナウィルスによるショックが我が国経済を襲っています。

大手企業の業績も軒並み落ち込んでいるというニュースも目立ってきました。

経済が落ち込んだときに、「V字回復」という言葉が出てきます。

リーマンショックの時もこの言葉が随分もてはやされました。

今回もその傾向が認められますが、敢えて私はこの言葉に注意し慎重に経営をするべきだと考えています。

それは企業(特に大手企業)が「V字回復」を目指すようになると、その反動や犠牲も多くなるからです。

V字回復を目指すあまり人が犠牲になったら本末転倒では

V字回復にとらわれると、短期的思考になりがちです。

「V字回復のためなら、多少の人の犠牲はやむを得ない」という考えが許されてしまいます。

それが危険なのです。

経営が悪化したときに、会社はコスト削減を図ります。

その時に最も大切な「人」が犠牲になってしまうのです。

人とは、社員さんとその家族、非正規社員さん、協力会社の社員さん、お客様、地域の人々、株主を指します。

特に、非正規の社員さんや社外社員さん(協力会社の社員さん)が真っ先に犠牲になりがちです。

具体的には突然非正規社員さんの契約を打ち切ったり、協力会社への契約を打ち切ったり、コストカット要請を強めたり・・・。

その次に、社員さんも犠牲になるでしょう。

それが経済全体を沈下させるのです。

「人>V字回復」です

景気がいいとは経済全体で金まわりが良くなることを指します。

一部でいくら良くても景気がいいとは言えません。

我が国の事業所の99.7%が中小企業です。

働く人の7割が中小企業に属しています。

わずか0.3%の大手企業がいくら業績が良くても、景気がいいという実感がないのは当然のことなのです。

なお、付加価値額に関しては中小企業と大手企業はほぼ同額です。

以下の取組も進むようですが、どうか多くの人が働いている中小企業を大切にして欲しいと思います。

多くの企業で売上高が通常の6~7割程度の状態が続くかもしれません

これから多くの企業で売上高が通常の6~7割程度の状態が続くかもしれません。

ならば、国はそのことを前提として、人と企業に対して補償や給付を充実させるべきだと考えます。

頑なに財政が悪化することを許さないという政治家の先生方や官僚の方々がいましたら、どうか逆転の発想をして欲しいと思います。

人の命が救われ、企業が救われれば、財政はゆくゆく立て直すことができるのです

反対に、人や企業が減ればその分財政を立て直すことが難しくなることをどうか理解して欲しいと思います。

真の日本型新型コロナウィルス対策を

繰り返しますが、人が真っ先に犠牲になるような経済・経営は間違っています。

経済が悪くなったからこそ、人が真っ先に守られなければならないと思います。

私たちは「V字回復」という言葉を疑い、少しずつ確実に日常を取り戻していくべきだと思います。

回復段階で無理をすると大きな負担となり、むしろ悪い状態が長引きます。

どこかに負担が生じるような回復は避けるべきなのです。

人を大切にし、ゆっくりと確実に回復することが新たな感染拡大と、これから予想される第2波の影響を少なくすることにも繋がると思います。

それが真の日本型新型コロナウィルス対策であると思います。

最後に、「V字回復」に対する疑問は「人を大切にするいい会社」の経営者の多くが共通して持っています。

そのような会社では、世の中がどんなに不景気であっても業績が大きく落ち込むことはありません。

むしろ、お客様から追いかけられます。

なぜなら、会社にとってかけがえのない「人財」が差別化を実現しているからです。

大丈夫でいきましょう!

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