「管理する能力」とは?部下に対して細かく指示を出すことでしょうか?

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

部下を管理するとは?

「部下を管理するコツは何でしょうか?」

「管理する能力を高めるにはどうしたらいいでしょうか?」

組織のリーダーからそのような質問を受けることがあります。

そのような時、私は「一体何のために部下を管理するのでしょうか?」とうかがいます。

みなさんはすぐに答えられますか?

「部下を管理する」というと、「部下をコントロールすること」とイメージするリーダーも少なくありません。

中には「なかなかうまく部下をコントロールすることができません」と悩んでいるリーダーもいます。

そのようなリーダーはぜひ逆転の発想で「管理する能力」について考えてみましょう。

管理する能力とは

「管理する能力」とは一体何でしょうか?

この問いについて、ズバリ答えられる人はとても少ないです。

「部下に対して細かく指示を出すこと」が管理能力と思っている方もいます。

実は管理する能力とは、「PDCAサイクルを確実に何度も回す力のこと」です。

上司の仕事はマネジメントとも言いますね。

マネジメントとはただひたすら(愚直に)PDCAサイクルを回すことであり、これがすなわち管理なのです。

組織目標を達成するためには、部下のモチベーション、仕事や組織の改善、お客様との関係づくり等、それぞれにおいてPDCAサイクルを回すことが求められます。

それが管理(マネジメント)であり、リーダーにはマネジメントサイクルを回す力が求められるのです。

管理のために身につけなければならないスキル=傾聴力

では、簡単にPDCAサイクルを振り返りましょう。

Plan(計画)は「目的」や「あるべき姿」を明確にして、いつ、どこで、誰が、何を、どのように、いくらでといった5W2Hのフレームワークを用いることです。

Do(実行)は、計画通りに行うことが重要です(例えば時間がオーバーしてしまわないように)。

Checkとは、問題点をまず明らかにすることです。

つまり「BAD NEWS FIRST!」であり、極めて重要なポイントです。

しかし、これが機能しない組織がとても多いのです。

それはなぜでしょうか?

その最大の要因は、部下の問題点や提案を聴けない上司の能力(傾聴力)のなさにあります

現場で起きた問題点を素直に報告してくれた部下に対して叱ってしまう上司も少なくありません。

部下のアイディアを頭ごなしに否定してしまう上司もいます。

すると部下は「2度と正直に報告するものか!」「提案なんかするものか!」と思ってしまうのです。

自分で考えることを放棄した部下は「やらされ感」で仕事をするようになります。

部下が「やらされ感」では、組織の生産性は高まりません。

傾聴力のある上司は、部下のアイディアを否定せず自主性を大切にします。

すると、部下は自分で考えて問題点に取り組む(改善)ようになります。

上司が何から何まで部下に指示を出していては人は育ちません。

部下に自主性を持たせること、権限を思い切って委譲することがとても重要なのです。

自分で考えることができるように

会社にとって人財こそは最も大切な資産です。

そのために上司・リーダーは部下の強みを把握し、それを伸ばし、いかに活かすかを考え、PDCAサイクルを回すのです。

それが管理する能力(マネジメント)なのです。

まとめですが、リーダーは部下が「自分で考える」ことができるように「管理」することが必要です。

その反対にあるのが上司の思いや言いつけ通りに部下を動かそうとすることです。

部下のアイディアや提案に対して、すぐに「修正」が入ります。

細かいところまで指示を出す上司もいます。

それは部下の「自主性」が失われることに繋がります。

部下は次第に考えることを放棄し、「やらされ感」で仕事をするようになります。

しかしその状態に気が付かないリーダーもまた多いです。

リーダーが長時間の訓示をすることもありますが、いくら部下を鼓舞させようとしても「笛吹けど踊らず」です。

部下が「自分で考えること」をしなければ、仕事に対する責任感や質は高まりません。

リーダーのみなさんは、ぜひ部下の自主性を大切にし、聴く能力(傾聴力)を高めていきましょう。

それが管理する能力を高めていくことになるのです(PDCAサイクルを回す力)。

大丈夫でいきましょう!

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