人を幸せにする経営によって生産性や創造性が上がる・・・今こそ求められている

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

正しい経営を実践していないのが国内経済に元気がない要因

「人を大切にする経営学」の第一人者、坂本光司先生の記事が10月24日の静岡新聞に掲載されていました。

「ポストコロナを生き抜く経営」をテーマに、清水区で講演されました。

講演で坂本先生は「大半の企業が正しい経営を実践していないのが、国内経済に元気がない要因」と指摘されています。

正しい経営とは、「人を大切にする経営」を実践することです。

大切にするべき「人」は、社員さんとその家族、社外社員さん、お客様、地域の人、株主の5人です。

人員削減や理不尽な取引が行われるような経営は、どんなに利益が出たとしても間違っているのです。

坂本先生は、現在、千葉商科大学大学院で中小企業人本経営プログラム長をされています。

幸せな社員は不幸せな社員よりも生産性が1.3倍高い・・・前野教授の「幸福学」

今日はプレジデントオンラインで、慶應義塾大学大学院の前野教授の記事が紹介されていました。

前野教授は「社員を幸せにすると生産性や創造性が上がる」とし、「幸福学」を研究されています。

今、生産性という言葉が頻繁に使われるようになりましたが、幸せな社員は不幸せな社員よりも生産性が1.3倍高いのです。

また、創造性も3倍高いのです。

こうしたことが研究によって明らかにされているのです。

以下、プレジデントオンラインの記事を一部引用いたします。

――そもそも「幸福学」とはどのような学問でしょうか。

 心理学や行動経済学の分野で、人の心が幸せだとどんな良いことがあるかというのが明らかになってきています。それを働き方やものづくり、サービスづくりに生かしていくことも含めた研究・学問です。欧米の企業ではすでに、経営にこの視点を取り入れるようになっています。

 ――社員の幸福度と企業業績は実際、関連しているのでしょうか。

 例えば、幸せな社員は不幸せな社員よりも生産性が1.3倍高い、創造性が3倍高い、欠勤率が低い、離職率が低いといったことが研究によって明らかにされています。

 また、幸せな人は不幸せな人より7年から10年くらい長寿であり、自分の利益ばかり追求する利己的な人より、人の役に立ちたいと考える利他的な人の方が幸せであるということが分かってきています。

 これらの結果から、社員を幸せにしている会社の業績が伸びていることが検証され始めているのです。

 ――幸福学がビジネスの現場に取り入れられるようになってきた理由は。

 まず、日本全体が高度成長を目指す時代から定常経済に向かう中で、企業が金や地位を“ニンジン”としてぶら下げても社員は幸せにならない、また、福利厚生を充実させるだけでもダメ。やはり働きがいやエンゲージメントが重要であり、そのために働き方改革や健康経営が必要という文脈で幸福学が取り入れられるようになったのが一つです。

 もう一つは、これまで合理的な経営というのは、合理的に社員に仕事を分配することが重視されてきましたが、そうではなく、先ほども言ったように、社員が幸せであることが生産性や創造性を高め、合理的な経営につながることが分かってきました。つまり、人の心のマネジメントに取り組むことが合理的な経営には必須であるというエビデンスが出てきたのです。

 このような考え方は日本ではまだあまりなじみがありませんが、欧米の企業経営ではもうかなり浸透しています。企業では、米グーグルなどが代表的な例です(プレジデントオンライン 2020年10月25日)。

このような考え方は我が国よりも欧米の方がかなり浸透しているという点が重要なポイントです。

前野教授は一昨年の「人を大切にする経営学会」でも講演されました。

今求められていることは人を大切に、幸せにする経営をする会社を増やすこと

「人を幸せにする経営なんてきれいごとだよ」と思われている方もいることでしょう。

きれいごとと思われても結構です。

そのきれいごとを実践すれば、社員さんのモチベーションが高まり、生産性も高まるのです。

これは「机上の空論」ではなく、研究でも明らかになっている事実なのですから。

残念ですが、多くの企業が人を大切にしていません。

そのような経営が横行していることにとても胸が痛む思いをしています。

私は敢えて苦言を呈しますが、我が国のリーディングカンパニーと言われている大手企業が率先して人を大切にする経営を実践しなくてどうするのですか?

コロナ禍に苦しむ今だからこそ、私たちは人を大切にする経営が求められています。

中小企業も然りです。

今、我が国の生産性が低い中小企業は淘汰されるべきだという「中小企業淘汰論」が注目されています。

淘汰されることなどあってはいけませんが、そのためにも「人を幸せにする経営」を実践するべきです。

それによって生産性が高まることが明らかになっているのですから。

そのような会社を増やしていくことが日本経済の復活の確実な道だと思います。

逆に、敢えて「淘汰」という言葉を使うならば、人を大切にして幸せにしていく経営を実践しない企業こそ淘汰されるべきではないかと思います。

それこそ存在する価値がないと思います。

今からでも遅くありません。

ぜひ、これまでの常識を1度捨てて、本当の経営を実践していきましょう。

大丈夫でいきましょう!

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