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人は完璧でないからこそ日々の振り返りが不可欠
どんなに優秀な人であっても、完璧ではありません。
人が1日仕事をすれば必ず問題点が出てきます。
だから、日々自分の仕事を振り返るのです。
仕事というものは、社内・社外を問わず、必ず「誰か(人)」に提供されます。
その誰かが喜んでくれるような仕事をしていれば「GOOD NEWS」となります。
そうでなければ「BAD NEWS(問題点)」となります。
「BAD NEWS」はすみやかに改善することが求められます。
例え「GOOD NEWS」であったとしても、もっといい仕事をしていくために、自分の問題点を見つけて改善することが求められます。
それを繰り返している人はPDCAサイクル(計画、実行、チェック、改善)が回りますから、確実に成長しているのです。
問題点は改善点であり、自分で気が付くことが重要なポイントです。
そのために、自分自身が危機感をもち、常に自分の行動を振り返ることを習慣にしていく必要があります。
そして、上司は部下を尊重し、気付かせるマネジメントにしていくことです。
自分で気が付かなければ指摘がある。その時に上司は「非難」や「否定」しないこと
今日のお話の本題はここからです。
問題点についてもし気が付かない状態が続いたら、上司からの指摘があるかもしれません。
上司から穏やかに指摘されたとしても、言われた本人は悔しい思いをするかもしれませんが、その気持ちがとても大切なのです。
次に繋がるモチベーションに繋げて欲しいと思います。
一方で、指摘をする上司は、「穏やか」であることが重要です。
傾聴力を持って部下に接しましょう。
絶対に、「非難」や「否定」にならないように自分の感情をコントロールしましょう。
部下のモチベーションが一気に下がる要因は、「批判」「非難」「否定」が一緒になってしまっていることにあります。
それが日常的になってしまっていることもあります。
今の時代においてそれは効果的ではありません。
ぜひリーダーや上司の方は自身のマネジメントをチェックしてみてください。
「批判」「非難」「否定」の意味
ここで、「批判」「非難」「否定」の意味を確認してみましょう。
「批判」とはデジタル大辞泉によりますと、次のように示されています。
1 物事に検討を加えて、判定・評価すること。「事の適否を批判する」「批判力を養う」
2 人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること。「周囲の批判を受ける」「政府を批判する」
3 哲学で、認識・学説の基盤を原理的に研究し、その成立する条件などを明らかにすること。
→批評[用法]
「非難」とは、デジタル大辞泉によりますと次の通りです。
人の欠点や過失などを取り上げて責めること。「不実な態度を―する」
「否定」とは、デジタル大辞泉によりますと次のように記されています。
そうではないと打ち消すこと。また、非として認めないこと。「うわさを否定する」「暴力を否定する」⇔肯定。
もし「批判」するならば穏やかに。「非難」「否定」は絶対にしない
まとめです。
そもそも、人は「批判」されることを好みません。
指摘されることすらも抵抗感があります。
そこに「非難」「否定」が加わると、さらにモチベーションが下がります。
しかし、指摘する側は、ついそれをしてしまうのです。
リーダーや上司の立場の方は、どんな人であっても「判定や評価をされたり、誤りや欠点を指摘されたりすることに抵抗がある」ということを前提にしましょう。
それをしなければならない状況の時は、自分の感情をコントロールして、とにかく「穏やかに」行いましょう。
そこに、失敗を責めたり(非難)、がんばっていることを打ち消したり(否定)することが加われば、部下のモチベーションが大きく下がってしまいます。
今の時代、それは「パワハラ」になってしまいます。
これからの時代は、部下のモチベーションを高めることができるリーダーがますます求められます。
それは組織の生産性、ひいては会社の業績に直結します。
ぜひ、より良くマネジメントを改善していきましょう。
大丈夫でいきましょう!