クラスターが発生した施設等・・・浜松市は公表、静岡市は非公表

  1. 人と会社・企業

行政毎に考え方が異なることも理解しますが

新型コロナウイルスが私が住んでいる静岡県でも拡大傾向にあります。

その情報の公表の仕方が行政毎で異なっています。

静岡市ではクラスターが発生した施設等の公表を行っておりません。

一方、浜松市では公表しています。

以下、静岡新聞の記事を引用いたします。

静岡県内で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生が相次ぐ中、当該施設名の公表を巡り、静岡、浜松の両政令市の対応に差異が出ている。静岡市は20日までに全9件のクラスターを確認し、公表は静岡済生会総合病院のみ。一方、浜松市は9件のクラスター全てについて施設名や組織を公表した。

 静岡市では14日以降、カラオケを伴う飲食店4店で立て続けにクラスターが発生し、感染者が急増したが、店名は非公表。これまで同市は施設名を非公表とする理由を「施設側の申告で接触者が把握できている」「感染拡大の恐れがない」との説明を繰り返している(静岡新聞 2020年11月21日)。

これは非常に難しい判断であり、正解はないと思います。

行政毎に考え方が異なることも理解します。

しかし、公平かどうかと言えば違和感を覚えざるを得ません。

なぜ公表するのか、また公表しないのかについて述べたいと思います。

なぜ公表するのか

なぜ施設を公表するのかというと、感染拡大を防ぐために他なりません。

これはとても大切なことです。

市民にとっては、どこでクラスターが発生したかわからない状態が不安になります。

場所が明確になることで、市民は感染拡大を防ぐ行動を取りやすくなります。

しかし、問題は公表した施設について風評被害はないとは言いきれない点です。

経営的に大きなダメージを受けるおそれもあります。

私は公表した施設に対して、行政も市民も十分なフォローするべきだと考えます。

なぜ公表しないのか

一方で、なぜ施設を公表しないのかというと、上記の記事では「施設側の申告で接触者が把握できている」「感染拡大の恐れがない」ということが記されています。

しかし、どの施設で感染が起きているのか市民はわかりません。

感染拡大を防ぐという視点で見ると、施設を公表しないことに不安を覚える市民も少なくないでしょう。

「感染拡大のおそれがない」と言われても、実際に感染が広がれば、この言葉の信用は大きく下がります。

私は公表しない要因として、施設側の経済的なダメージを考慮していることもあるのではないかと考えています。

風評被害を可能な限り避けたいという気持ちも十分理解できます。

でも、繰り返しますが、感染拡大を防ぐという意味では弱い気がします。

公表後のフォローが絶対に必要だと思います

私は単純ですが、公表した施設やお店を応援したくなります。

よく公表してくれたと感謝しています。

自分達のリスクよりも公共の安全を優先してくれたからです。

当たり前の事なのかもしれませんが、(新型コロナウイルスに限らず)それができない企業や事業所も少なくありません。

公表した後は、絶対に風評被害を防ぐように市民と行政のフォローが必要だと思います。

新型コロナはどんなに注意をしていても感染してしまうおそれがある以上、人ごとではありません。

感染した施設や人を責めた人がいつ感染しないとも限らないのです。

そのために、市民も公表した施設等に対して色メガネで見ないことを強く心がけるべきだと思います。

お互い様なのです。

また、公表には十分な補償や支援制度とセットで行うことも検討するべきだと考えます。

そうすれば、より感染拡大を防ぐ方向に進むと思います。

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