育児休業を取得していない人の約3割が「希望に反して取得できなかった」

  1. ワーク・ライフ・バランス 働き方改革

理由は「仕事の代替要員がいない」「収入が減る」「取得できる雰囲気が職場にない」

育児休業を取得していない方々のうち約3割が「希望に反して取得できなかった」ことが連合の意識調査で明確になりました。

取得できなかった理由は「仕事の代替要員がいない」「収入が減る」「取得できる雰囲気が職場にない」と続きました。

以下、情報源として共同通信の記事を引用いたします。

子どもがいながら育児休業を取得していない労働者のうち29.6%が、希望に反して取得できなかったことが連合の意識調査で分かった。取得できた人の中でも40.1%は希望日数より少なく、本人たちが望む取得がままならない現状が浮かび上がった。

取得できなかった理由としては「仕事の代替要員がいない」が44.4%と最も高かった。「収入が減る」が26.5%、「取得できる雰囲気が職場にない」が22.3%で続いた。

調査は10月、未就学児がいる20~59歳の男女500人ずつ計千人を対象に実施した(共同通信 2020年11月25日)。

働く人々の育児の負担をなるべく減らすことは、ひいては少子化対策に繋がります。

少子化は我が国の喫緊の問題です。

何としても防がなければなりません。

しかし、この問題を解決するためには、目先のことだけでは難しいと思います。

我が国全体で中長期的な視点で行うべきことがあります。

また、個々の企業も同じように中長期的な視点でより良く変わっていくことが求められます。

それらについて簡単に述べたいと思います。

育休が取得できない理由の反対の状態は?

育休を取得できなかった理由は「仕事の代替要員がいない」「収入が減る」「取得できる雰囲気が職場にない」と続きました。

ならば、これらと反対の状態を目指していくべきです。

「仕事の代替要員がいない」ならば、「いる」ようにしていくことが真っ先に浮かびますが、さらに一歩進めて「仕事の代替要員がいなくてもいい状態にする」ことが大切だと考えます。

「収入が減る」は「収入が減らない」ようにするべきです。

「取得できる雰囲気が職場にない」のならば、社風を改革していく必要があります。

これらから、まず私たちは国全体で行わなければならないことがあると考えます。

我が国全体で「いいものを安く」の経済からの脱却が求められる

我が国全体で行うべき事は、「いいものを安く」の経済から脱却することです。

「いいものを安く」を求める経済では、多くの企業で生産性が高まらないからです。

「いいものを安く」は企業にとって、受注する仕事の単価が低い反面、仕事の量は多いという状態に陥りがちです。

育休が取得できない理由のトップである「仕事の代替要員がいない」は、人手不足も相まって多くの中小企業が直面している問題ですが、「いいものを安く」の経済の影響も大きいのです。

つまり、仕事量が多すぎるため、代替要員が足りなくなってしまうのです。

仕事量を減らすためには、仕事の単価を高める必要があります。

会社は価格競争から脱却し、適正な価格で販売できるように企業努力をするべきなのです。

また、育休が取得できない2番目の理由である「収入が減る」ということも切実です。

安定した待遇で働いていない方や非正規の社員さんがいかに多いか等をうかがわせます。

我が国は「いいものを安く」を働く人たちの給料(人件費)にも求めてしまいました。

人件費を削減するために、正規の社員を減らし非正規の社員を増やしてきた結果、こうなってしまったのです。

今こそ逆転の発想が求められると強く思います。

「取得できる雰囲気が職場にない」について

3番目の理由である「取得できる雰囲気が職場にない」というのは社風の問題です。

そのような会社では「休むと生産性が下がる」と上司やリーダーが思い込んでいることも多いです。

また、お互い様の気持ちが社員さん同士に育まれにくく、ギスギスした雰囲気になりがちです。

助け合うということも難しいでしょう。

それゆえ、社員さんのモチベーションも生産性も高くないのです。

ここでも逆転の発想が求められます。

休むことで社員さんのモチベーションが高まり、さらに生産性が高まるような組織にしていくべきです。

いい会社では、休んでも生産性が下がりません。

そのように社員さんが自主性を持って考え、努力されているからです。

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